生涯忘れられない紅葉の絶景【第2回】|たったひとつを叶える旅<73>

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Oct 9th, 2019

旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。今回のたったひとつは、秋という季節にしか出会えない紅葉の絶景。一度見たらきっと、生涯忘れられない! いつか訪れたいと思わせる長野県、岩手県、岐阜県の絶景スポットをご紹介します。

岩手県 芭蕉沼

旅の目的は「たったひとつ」で良い

旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。
あれもこれもと盛りだくさんは、大人には野暮というもの。情報が氾濫している現代だからこそ、余計なものは削ぎ落として、自分の「たったひとつ」を選び取るのが粋。旅の荷物はシンプルに、期待だけを詰めて。

私たちがまだ訪れたことのない、未知の場所や絶景。
笑顔で迎えてくれる、あたたかい地元のひと。
生産地ならではの、新鮮で美味しいもの。

珠玉のように散らばる日本各地の魅力を発信する「ONESTORY(ワンストーリー)」。「ONE=1ヵ所」を求めて日本を旅するメディアから、私たちの「たったひとつ」が見つかりそうです。

生涯忘れられない紅葉の絶景に巡り会いたい

山が、樹々が、里が、町が、
秋に装いました。

青々と未熟だった葉っぱは、
川、池、湖のパートナーの力を得て、
成熟して、振り返るほどに色づきました。

時に誇らしげに、
時に鮮やかに、
時に艶やかに、
美しく粧って、あなたが来るのを待っています。

秋という季節にしか出会えない「紅葉」。
心を動かされ、生涯忘れられない紅葉の絶景に、巡り会いたいと思いませんか。

長野県 上信越高原国立公園 お伽話に出てくるような可愛らしさ

上信越高原国立公園

標高2,172mと国道の標高、日本一の高さを誇る国道292号(志賀草津道路)に位置する「渋峠」。眼下には、例年10月上旬紅葉のピークを迎える「芳ヶ平湿原」の絶景が望めます。朝日が差し込む紅葉の芳ヶ平湿原は、お伽話に出てくるような可愛らしさ。清々しい高原の紅葉ですね。条件が揃った早朝には雲海が出現することもあり、朝日に染まった雲海と紅葉を同時に眺めるチャンスもありますよ。

【紅葉時期】例年10月上旬、芳ヶ平湿原の紅葉がピーク

■もっと知りたくなったら
ONESTORY(ワンストーリー)
紅葉の平原を縫うように流れる沢や池塘が煌めく。国道の標高日本一の峠から望む風景。[渋峠/長野県下高井郡]

渋峠
住所:長野県下高井郡山ノ内町平穏 
アクセス:上信越自動車道信州中野ICより車で約1時間/長野電鉄長野線湯田中駅から長電バス乗車、バス停・渋峠下車、乗車時間約1時間、バス停より徒歩すぐ

岩手県 芭蕉沼 小さな沼の水面に映る紅葉

岩手県 芭蕉沼

岩手県内屈指の紅葉の名所、森の大橋から松川温泉へ向かう道の途中にひっそりと現れる「芭蕉沼」。静かな沼に、色とりどりの紅葉と澄み渡る青空が水面に映る様は、神秘的な光景。隠れた小さな紅葉スポットです。

【紅葉時期】例年10月上旬から中旬

■もっと知りたくなったら
ONESTORY(ワンストーリー)
鮮烈な青色に染まる水面と紅葉との神秘的なコントラスト。[芭蕉沼/岩手県八幡平市]

松川渓谷 芭蕉沼(ばしょうぬま)
住所:岩手県八幡平市松尾 
アクセス:東北自動車道松尾八幡平ICより車で約20分/JR盛岡駅から岩手県北バス乗車、バス停・県民の森下車、乗車時間約1時間35分、バス停より徒歩約35分

岐阜県 白水の滝 紅葉の中をまっすぐに流れ落ちる滝

岐阜県 白水の滝

白山国立公園内の原生林に囲まれた、岐阜県指定名勝の高さ72m、幅8mの「白水の滝」。流れ落ちる水が乳白色に見えることから「白水の滝」と呼ばれ、また、白川郷の名の由来ともなったと伝えられます。10月初旬頃から原生林の紅葉が始まり、72mの高さの滝を取り囲みます。紅葉の中を、まっすぐ流れ落ちる滝は、胸のすくような素晴らしい絶景。白水の滝へ通じる白山公園線は、10月末頃より翌年6月上旬頃まで冬期閉鎖されますのでご注意ください。

【紅葉時期】例年10月初旬頃から始まり、10月下旬頃にピーク

■もっと知りたくなったら
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原生林に包まれながら、煌めき、流れ落ちる乳白色の滝。[白水の滝/岐阜県大野郡]

白水(しらみず)の滝
住所:岐阜県大野郡白川村平瀬大白川 
アクセス:東海北陸自動車道荘川ICより車で約60分/白川郷からタクシーで約40分

今回のたったひとつは、生涯忘れられない紅葉の絶景。私たちが旅へ向かわずにいられないのは、日常で求められない「たったひとつ」に出逢うためなのです。

注意:記事掲載の情報は、2019年9月19日現在のものになりますので、実際の紅葉の状況やイベントなど詳細につきましては、各観光協会や施設に直接お問い合わせください。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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