ボルディエ(Bordier)のバター
ブルターニュ地方に留まらず、フランスの三ツ星レストランの一流シェフにも認められ、国内外でその名が知られる「ボルディエ」。バターやチーズの生産者だった祖父、父親を持つJean-Yves Bordier(ジャン-イヴ ボルディエ)氏が手掛ける高級バターです。牛乳を低温殺菌させたのち、伝統的な手練り製法でバターを製造しています。
ボルディエの本店「La Maison du Beurre(ラ・メゾン・デュ・ブール)」
日本でも人気が高く、お土産としても人気の「ボルディエ」のバター。パリでも購入できるお店がありますが、本店はブルターニュ地方のサンマロ(Saint.Malo)という町にあります。モンサンミッシェルから50km、イギリス海峡に面した港町サンマロの旧市街に建つ、可愛らしいお店です。
種類豊富なフレーバーの数々
ボルディエのバターというと、さまざまなフレーバーが有名ですよね。もちろん、無塩バターや有塩バターなどのノーマルタイプもありますが、日本で人気の海藻や柚子などのフレーバーのほか、レモン風味オリーブオイルやバニラ、ラズベリーなどさまざまなフレーバーがありました。バニラ風味のバターは無塩タイプなので、お菓子作りに使ったり、パンなどにつけて食べる時は少し塩をふって味わうのもありですよ。
すでに梱包されているバターをそのまま購入することもできますが、量り売りもしています。グラムで注文すると、大きなバターの固まりを店員さんが計量しながら木べらで成形し、包装してくれます。
バターのほかにお土産品も
バターのほかにも、ショーケースの中にはチーズがずらり。ノルマンディー産のカマンベールチーズやブルターニュ地方のご当地チーズなどを販売しています。さらに、塩の産地としても知られるブルターニュ地方ならではの、塩キャラメルや塩バタービスケットのほか、オイルサーディーンの缶詰も人気です。
店内の奥には小さな博物館
本店には、店の奥の方に小さな博物館のような展示スペースが設置されています。その昔使われていたバターを作るためのさまざまな器具が展示されているほか、バターの製造工程を図解で説明されていたり、フランスのバターにまつわる歴史や文化を紹介しています。
フランス料理にとって欠かせない食材バター。「ボルディエ」本店は、フランス人のバター愛を垣間見れるような場所でした。
住所: 9 rue de l’Orme 35400 Saint Malo
公式サイト(英語): http://www.lebeurrebordier.com/en/
[All photos by minacono]
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