
タイミングによっては1時間以上待つことも

「Zimt & Zucker」は、20世紀初頭のウィーンのコーヒーハウススタイルのお店。名前は「シナモンと砂糖」というドイツ語で、表の壁にはレトロな文字でお店の名前が描かれています。訪れた日は土曜日の午後14時ころ。ランチを過ぎたにもかかわらず、お店の前には行列が。

お店のドアには「ここで待っていてください」の張り紙。ウェイティングボードなどもないので、お店のスタッフに呼ばれるまでひたすら待ちます。ドイツ人はゆっくり食事をとるので、なかなか席が空かない様子…。

30分くらい待ってやっと中に通されました!口コミによると、タイミングによっては1時間以上待つこともあるとか。それだけ人気のお店なのです。
店内は奥にもテーブルがあり、思ったより広め。地元のドイツ人たちが多いように見えましたが、韓国人の若い女の子たちのグループも何人か来ていました。

テーブルにはかわいくお花が飾ってあり、レトロな雰囲気です。
並んでも食べたい!美味しいブランチ

早速注文します。ドリンクは周りのお客さんが飲んでいる瓶に入ったジュースに目が行きました。お店の人に確認したところ、オリジナルのオレンジローズマリーレモネード(3.9ユーロ)だとか。注文してドリンクが到着すると、ビンの中にはオレンジ色のレモネード。そして大胆にローズマリーが刺さっています。

飲んでみると、ハーブの香りがして濃厚な味です。オリジナルのレモネードにオレンジジュースをミックスしたものらしいです。とてもおいしくいただけます。

食事の方は友人と一緒に1プレートずつ注文することに。筆者はマッシュルームや玉ねぎ、クレソンがたっぷり入ったオムレツに大きなドイツパンとサラダが添えられたプレート「Charleston」(7.1ユーロ)に。

オムレツを食べると口の中にマッシュルームの味と香りが広がります。日本でもマッシュルームは食べられますが、味の濃さと香りの高さが全く違うのです。ドイツパンはもっちりどっしりしていて、バターをたっぷりつけると美味しい!

友人は注文したのは、クロワッサンサンドの「Black Bottom III」(7.5ユーロ)。クロワッサンの間にはグリル野菜と、山羊の乳で作ったフェタチーズがサンドされています。こちらにもたっぷりのサラダが。

フェタチーズは日本ではあまり食べられませんが、ドイツではよく食べられているチーズ。濃厚な味と香りが特徴で、よくサラダと一緒に食されます。グリルや際にぴったりでした。
行列を避けたいなら開店時間を狙って!

筆者たちが食べ終わる時間になっても、お客さんの出入りは収まりません。ブランチの時間は過ぎても、カフェの時間にはクレープやワッフルが人気の様子。周りを見ると、おいしそうなクレープやケーキを食べているお客さんがいっぱいいました(筆者たちも食べたかった…)
行列を避けたいなら開店時間と同時に入店がオススメ。冒頭にも書いたとおり、地元の方たちはゆっくり食事をするのでなかなか席が空かないからです。機構が暖かければ外のテーブルでもよいかも。皆さんも美味しいブランチを食べに行ってみてくださいね。
[All Photos by Kaori Simon]
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Kaori Simon ライター&フォトグラファー
東京在住フリーランスのフォトライター。K-POP、韓国事情(ソウル中心)、国内外のグルメ、街情報を中心にWebメディアなどで活動中。年3〜4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。現在、韓国語勉強中。寄稿媒体:goo いまトピ、エキサイトなど
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