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お土産にもおすすめ!匠の技が光る、ドイツの工芸品と郷土菓子に出会う珠玉の旅

Posted by: TABIZINE広告部 【PR】
掲載日: Jul 4th, 2021. 更新日: Jul 5th, 2021

マイスターの国として世界的に有名なドイツには、時を超えて受け継がれた匠の技が光る伝統工芸品の数々があります。工芸品や雑貨同様、行く先々で目と舌を楽しませてくれるのが、ストーリーのある郷土菓子。お土産にも最適な、手仕事の美と郷土菓子の数々に会いに、ドイツの地方に出かけましょう。

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シュタイフ1
(C) Haruna


マイセン磁器

マイセン磁器
(C)MEISSEN

ドイツの伝統工芸品の代表格が、ヨーロッパ初の硬質磁器であるマイセン磁器。中国や日本の白磁の愛好家だったアウグスト強王が錬金術師ベトガーに磁器製造を命じ、1710年、ヨーロッパ初の硬質磁器窯「マイセン」が誕生しました。

マイセン磁器の代名詞が、玉ねぎをモチーフにした「ブルーオニオン」。なぜ玉ねぎなのかというと、中国の磁器に描かれていたザクロやモモなどのエキゾチックな果物を見たことがない当時のドイツ人が、それらを玉ねぎと勘違いしたからだといわれています。

マイセンのはずれにある見学用工房と磁器博物館を備えた「マイセン磁器工場(マイセンハウス)」に足を運ぶと、今も変わらないマイセン磁器の職人技に間近でふれることができます。

ドイツ・マイセン

東ドイツの古都マイセン。磁器のイメージが先行しがちですが、実は観光スポットとしても魅力満載の小さな城下町です。

かつてマイセン磁器の製造が行われていたアルブレヒト城が見下ろす旧市街は、中世の面影が色濃く残るスポット。マイセン磁器の鐘をもつ教会や、パステルカラーの家々を眺めて歩いていると、メルヘンの世界に迷い込んだかのような気分になれます。

くるみ割り人形

くるみ割り人形

ドイツの工芸品というと、かわいらしいクリスマス雑貨を思い浮かべる人もいるかもしれません。なかでもドイツらしさが感じられるのが、くるみ割り人形やクリスマスピラミッドをはじめとする、木のぬくもりあふれるおもちゃの数々。

ドイツ発祥のくるみ割り人形は、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」の題材になったことで一躍有名に。現在見られるくるみ割り人形の原型は1870年代にできたといわれ、王様や兵隊の口で固い殻付きくるみを割らせることで、庶民が憂さ晴らしをしたといいます。

職人が端正込めて作る「くるみ割り人形」は、作り手によってその装いや表情はさまざま。せっかくなら自分の目で見て、ピンときたものを購入したいですね。

ドイツ・ザイフェン

くるみ割り人形を含む木のおもちゃ作りの本場が、東ドイツ、チェコとの国境に近いエルツ山地。なかでも「おもちゃの村」として知られるザイフェンがその中心地です。

ザイフェンの中心部には「おもちゃ博物館」があり、巨大なクリスマスプラミッドや木のシャンデリアなど貴重な木工製品が目白押し。ザイフェンには100以上のおもちゃ工房があり、愛らしいおもちゃが購入できるほか、一部の工房では製造工程を見学することもできます。

ソルブ人のイースターエッグ

ソルブ人のイースターエッグ1
(C)Marketing Gesellschaft Oberlausitz / Sylvio Dittrich

卵をペイントして作るイースターエッグは、ドイツのイースターに欠かせない存在。家庭はもとより、町でも大量のイースターエッグを使って噴水などをデコレーションしている風景が見られることもあります。

ドイツのイースターエッグのなかでも特に美しくユニークなのが、スラブ系少数民族・ソルブ人のイースターエッグ。彫刻刀を使って手作業で模様が付けられており、ひとつを完成させるのに2時間半ほどかかるといいます。

目を見張るほど精緻な模様と深い色彩は、もはやイースター飾りの域を超えた芸術作品。

ドイツ・バウツェン

ソルブ人のイースターエッグに出会える場所が、ザクセン州の城塞都市バウツェン。約4万人のソルブ人が暮らすソルブ文化の中心地で、ドイツ語とソルブ語が併記された看板など、ドイツのほかの町と違った光景が楽しめます。

毎年イースターの約1カ月前には「ソルブ・イースターマーケット」が開催され、ソルブ人独特のイースターエッグにお目にかかれます。また、オルテンブルク城内の「ソルブ博物館」でも、この地方の民族衣装やイースターエッグを見ることができますよ。

カッコー時計(鳩時計)

カッコー時計(鳩時計)

時間になるとカッコーが小窓から顔を出して鳴く、カッコー時計(鳩時計)。一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

いまや世界的に知られているカッコー時計の歴史は、ドイツ南西部の黒い森で始まりました。冬の農作業ができない時期に豊富な木材を活かして作られるようになったのがはじまりで、1738年ごろに現在のカッコー時計のスタイルが確立されたといわれています。

かわいらしい木造家屋に松ぼっくりがぶら下がった伝統のカッコー時計は、黒い森の情感たっぷり。

ドイツ・トリベルク

黒い森のカッコー時計のメッカともいえるのが、トリベルク。トリベルクでは今も職人の手仕事で本物のカッコー時計が作られている町で、メインストリートにはカッコー時計やカッコー時計にちなんだお土産を売る店がずらり。スワロフスキーで装飾された、世界で最も高価なカッコー時計を売る店もあります。

トリベルクの町はずれには「黒い森博物館」があり、幅広い年代のカッコー時計のコレクションや黒い森の民族衣装、カーニバルのコスチュームなど、黒い森地方特有の文化を垣間見ることができます。

黒い森地方のボレン帽子

ボレン帽子
(C)TMBW / Duepper

ドイツの民族衣装といえば、ミュンヘンのオクトーバーフェストで着られる「ディアンドル」が有名ですが、ドイツの地方にはディアンドル以外にも多種多様な民族衣装があります。

独自の文化を育んできた黒い森地方は、民族衣装もユニーク。特に印象的なのが「ボレン帽子」と呼ばれるウールのポンポンがついた帽子です。赤いポンポンは未婚、黒いポンポンは既婚を表します。軽そうに見えますが、実は重さが3kgもあるんですよ。

黒い森地方を旅したら、ボレン帽子をかぶった女性の人形や、ボレン帽子が描かれたTシャツ・雑貨など、黒い森の雰囲気が感じられるアイテムを手に入れてはいかがでしょう。

ドイツ黒い森地方

黒い森地方の小さな町ハスラッハ(Haslach)には「黒い森民族衣装博物館」があり、ボレン帽子はもちろん、100種類以上の民族衣装のコレクションが見られます。

シュタイフのぬいぐるみ

シュタイフ1
(C) Haruna

日本にもファンの多いシュタイフは、世界ではじめて「テディベア」を生んだぬいぐるみブランド。ちなみに「テディベア」の名称は、第26代アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトのニックネーム「テディ」にちなんでいます。

1880年の創業以来、シュタイフは、動物の自然なかわいらしさを追求し続けてきました。今でもシュタイフのぬいぐるみは職人の手仕事で作り出されているため、ひとつとしてまったく同じものはありません。

この「本物」へのこだわりこそが、シュタイフが「子どものおもちゃ」を超えて、世界で愛されているゆえんでしょう。

シュタイフ2
(C) Haruna

シュタイフのふるさとが南西ドイツの小さな町、ギーンゲン。シュタイフミュージアムがあるギーンゲンは、シュタイフ好きにとってはまさに夢のような一日が過ごせる場所です。

シュタイフミュージアムのハイライトは、動くテディベアが登場するアトラクション。テディベア誕生から世界中で愛されるようになるまでの過程を、ストーリー仕立てで見せてくれます。

歴代のシュタイフ作品の展示や製造工程のデモンストレーション、世界最大のシュタイフショップもあり、ファンならずとも童心に返ってワクワクすること間違いなし。

シュトレン

シュトレン

ドイツのクリスマス菓子の代名詞的存在が、近年日本でも人気が高まっているシュトレン。

長い歴史をもつドイツの伝統的な焼き菓子で、洋酒に漬け込んだドライフルーツやナッツ、バターがたっぷりと練り込まれたリッチな風味が特徴です。ドライフルーツやナッツの風味が徐々に生地に移っていくため、ドイツではクリスマス前のアドベントの時期に少しずつスライスして、味の変化を楽しみながらゆっくりと時間をかけて食べるという習慣があります。

今でこそバターの風味豊かなシュトレンですが、実は当初はバターを使うことが認められていなかったっため、ごく質素なお菓子でした。ザクセン選帝侯エルンストがローマ教皇にバター・牛乳摂取禁止令の撤廃を請願し、1491年に「バター食用許可証」が出されたことで、シュトレン作りにバターが使えるようになったのです。

ドイツ・ドレスデン

ドイツの中でも特においしいシュトレンに出会える町として有名なのが、東ドイツの古都ドレスデン。シュトレンの起源には諸説ありますが、一説ではドレスデンがシュトレン発祥の地ともいわれています。

ドレスデンのシュトレンが特別なのは、小麦粉やバター、ドライフルーツの量が定められており、伝統の味を守り続けているから。「ドレスナー・シュトレン(ドレスデンのシュトレン)」を名乗るためには伝統的な製法を守ることに加えて、パン組合の試験にも合格する必要があります。こうして本物の「ドレスナー・シュトレン」と認められたものには、管理番号入りの金色のシールが誇らしげに張られています。

ドレスデンの「エミール・ライマン(Emil Reimenn)」なら、クリスマス時期のみならず、年間を通して本場のシュトレンが手に入りますよ。

バウムクーヘン


(C) Haruna

「日本で知らない人はいない」といっても過言ではないほど身近なバウムクーヘンも、ドイツが本場。木の年輪をかたどった見た目の通り、ドイツ語で「バウムクーヘン」は「木のケーキ」を意味します。

日本ではデパート、スーパー、コンビニなどあらゆる場所で買えるバウムクーヘンですが、ドイツでは、ごく一部のカフェやコンディトライ(パティスリー)でしかバウムクーヘンを扱っていません。というのも、ドイツでは国立ドイツ菓子協会が「バウムクーヘンの定義」を定めていて、伝統的な材料や製法を守って作ったものでなければ「バウムクーヘン」と認められないからです。

しかも、バウムクーヘン作りには専用のオーブンと熟練した技術が必要。本場ドイツでは、バウムクーヘンは一握りの職人にしか作ることのできないお菓子なのです。

ドイツ・ザルツヴェーデル

「バウムクーヘンはドイツでは特別なお菓子」と聞くと、ますますドイツのバウムクーヘンが食べてみたくなりますね。

ドイツにおけるバウムクーヘン発祥の地といわれているのが、東ドイツの小さな町ザルツヴェーデル。町にはゴージャスでクラシカルな雰囲気が漂う「カフェ・クルーゼ」をはじめ、バウムクーヘンが食べられるお店や買えるお店がたくさん(これほど小さな町でバウムクーヘンを売る店がいくつもあるのは異例のこと!)。

バウムクーヘン好きなら、お店をハシゴして食べ比べをせずにはいられません。

シュネーバル

シュネーバル

「中世の宝石箱」とも呼ばれるロマンチック街道の町ローテンブルクを訪れると、あちこちで見かけるまぁるい不思議なお菓子。それがこの地方の伝統菓子「シュネーバル」です。

その名も「雪玉」。クッキーのような生地をきしめんのように平たく伸ばしてから、丸めて油で揚げたもので、カリッ・サクッとした食感が特徴。

パウダーシュガー、シナモン、チョコレートなどトッピングも多彩で、通常サイズはこぶし大とかなり大きめですが、ミニサイズを買って食べ比べてみるのも楽しいですよ。

ドイツ・ローテンブルク

ロマンチック街道のハイライト・ローテンブルクは、日本人がイメージするドイツの魅力がぎゅっと凝縮された町。城壁に囲まれた旧市街はおもちゃ箱のようで、色とりどりの木組みの家々が並ぶ光景は、どこを切り取っても絵になります。

レープクーヘン

レープクーヘン

レープクーヘンもシュトレン同様、ドイツを代表するクリスマス菓子。ハチミツとシナモンやカルダモンなどの香辛料をたっぷり使っているのが特徴で、甘くスパイシーな味わいと香りが特徴です。

「クーヘン(ケーキ)」の名が付いているものの、見た目はクッキーのよう。チョコレートでコーティングされたものやジャムが入ったもの、円形のもの、星型のものなど、味も見た目も多種多様です。

ドイツ各地のクリスマスマーケットでは、カラフルに装飾された大きなハート型のレープクーヘンを目にすることができます。

ドイツ・ニュルンベルク

レープクーヘンといえば、南ドイツのレンガ色の古都ニュルンベルク。ニュルンベルクのレープクーヘンは特別に「エリーゼンレープクーヘン」と呼ばれ、小麦粉は10%以下で、ナッツ類を25%以上使用しているレープクーヘンだけがその称号を手にすることができます。

「ドイツ3大クリスマスマーケット」のひとつにも数えられるニュルンベルクのクリスマスマーケットで、エリーゼンレープクーヘンを手にしたら、忘れられない思い出になりますね。

ニュルンベルクのクリスマスマーケットのジンジャーブレッド

ドイツの地方に足を延ばすと、手仕事にこだわって頑なに伝統を守り続けるマイスターの精神を随所で感じることができます。

歴史に裏打ちされたドイツの工芸品や郷土菓子は、知れば知るほど愛着が深まり、「この伝統がずっと続いてほしい」と思わずにはいられません。

[Photos by Shutterstock.com]

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