蒸気はなんと100℃!別府温泉名物「地獄蒸し」が美味しすぎる【大分県・別府市】

Posted by: Nao

掲載日: Nov 18th, 2019

日本一の湧出量を誇る別府温泉。この温泉郷の中でも最も多くの源泉が集中するのが「鉄輪温泉」。至るところで湯けむりが立ち上がるこの地には、温泉の蒸気で作られるご当地グルメがあるんですよ。今回は江戸時代から続く伝統料理「地獄蒸し」をご紹介しましょう!


(C)Nao

江戸時代から続く「地獄蒸し」


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鉄輪温泉の中心部にある「地獄蒸し工房 鉄輪(かんなわ)」。周辺は古い町並みが続き情緒ある雰囲気。のんびり散策するのにピッタリですよ。

「地獄蒸し」は温泉から噴出する高温の蒸気熱を利用した調理法で、別府では江戸時代から用いられてきたのだそう。現在でも旅館などで食せる料理ですが、こちらでは自分で蒸すことも可能。BBQのように作る工程まで楽しめるのが魅力です。

券売機で好みの食材を選びます


(C)Nao

まずは券売機で好みの食材を購入。野菜やお肉、海鮮から玉子やご飯ものまで多彩なラインナップを用意。また食材はプラス600円から持ち込みもできます。


(C)大分ブロック協議会

「地獄蒸し玉手箱/2,100円」をチョイス。蒸し時間は20分。正確な時間がわかるようにタイマーも貸し出されます。

蒸気はなんと約100℃!


(C)Nao

食材を入手したらいよいよ地獄蒸し体験。窯のあるエリアへ移動します。噴き出す蒸気はなんと約100℃もあるのだそう!スタッフの方もいるので初めてでも安心ですよ。


(C)大分ブロック協議会

蓋を取り、食材を入れたザルをそのまま中に入れます。


(C)Nao

20分後、蒸しあがった食材を取り出します。フタを取る瞬間は目の前が見えないほど蒸気が立ちのぼるので火傷には注意してくださいね。

色と味がとにかく濃い!


(C)Nao

こちらは蒸しあがったもの。驚くべきはその野菜の色!蒸す前とはニンジンとかぼちゃの鮮やかさが明らかに違うのがわかります。


(C)Nao

早速実食。濃いのは色だけでなく味わいも然り。醤油やポン酢も用意されていますがニンジンの甘味と旨味が限りなく凝縮されているので、何もつけずとも超美味。お店の方に聞いたところ、塩分を含んでいる超高温の蒸気で一気に蒸すことによって、食材本来の旨味が閉じ込められるのだとか。

ニンジンだけでなく他の野菜も香り・食感・味わい全てが奥深く、100℃の威力をことごとく体感。筆者はレンジで蒸し野菜をよく作るのですが、もはや別の料理と思うほどです。


(C)Nao

別府温泉名物の豚まん。生地のふんわりしっとりも秀逸!餡もジューシーでひときわ濃厚な味わいでした。

超高温の蒸気だから野菜をより一層美味しく食せる「地獄蒸し」。別府温泉を旅した時はぜひ100℃の威力を体感してみてはいかがでしょうか?

地獄蒸し工房 鉄輪
住所:別府市風呂本5組(いでゆ坂沿い)
電話番号:0977-66-3775
営業時間:営業時間/9:00~20:00
定休日:毎月第3水曜日(祝日の場合は翌日)
HP:http://jigokumushi.com

[公益社団法人 別府青年会議所]

PROFILE

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


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