旅の目的は「たったひとつ」で良い
旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。
あれもこれもと盛りだくさんは、大人には野暮というもの。情報が氾濫している現代だからこそ、余計なものは削ぎ落として、自分の「たったひとつ」を選び取るのが粋。旅の荷物はシンプルに、期待だけを詰めて。
私たちがまだ訪れたことのない、未知の場所や絶景。
笑顔で迎えてくれる、あたたかい地元のひと。
生産地ならではの、新鮮で美味しいもの。
珠玉のように散らばる日本各地の魅力を発信する「ONESTORY(ワンストーリー)」。「ONE=1ヵ所」を求めて日本を旅するメディアから、私たちの「たったひとつ」が見つかりそうです。
年末だから、一年に一度の贅沢をしたい
カレンダーは残すところ、最後の1枚になりました。
一年が過ぎるのは、なんと早いのでしょう。
今年は良い年でしたか。
乗り切るのが辛い年でしたか。
いずれにせよ、今年もよく頑張りました。
最後に、一年に一度くらいは贅沢をしましょうか。
一年の締めくくりに、とびきりのご馳走をいただきましょう。
一年間頑張った自分へのご褒美として。
そして、来たる年を迎える活力にするために。
新しい年が、すぐそばで待っていますよ。
とびきりのご馳走「高級魚ノドグロ」
とびきりのご馳走は、「ノドグロ」がいいですね。日本屈指の高級魚として知られ、焼いても、煮ても美味。「白身のトロ」と呼ばれる身は旨みをたっぷり含んだ上質な脂がのり、焼くと脂が滴るほど。
下関の炉端焼き「まんなおし」では、ノドグロを美味しく食べさせてくれます。ノドグロらしい、ふわふわの柔らかい身を存分に楽しませる炉端焼き。脂の強いノドグロだからこそしっかり醤油を利かせた煮付けは、ごはんもお酒もすすみそう。
深海に散らばる赤い宝石
今や「ノドグロ」と聞くと、目の色が変わるほどの人気で、日本屈指の高級魚。深海に散らばる赤い宝石ともいわれ、沖合底びき網漁業の船で、網を入れてはひき上げます。
兄弟二人で切り盛りする店
地元で水揚げされた魚介がショーケースに並び、それをシンプルに焼き上げてくれる炉端焼きの店「まんなおし」。兄弟ふたり二人三脚で50年、兄は料理を、弟は焼き物を、脇は30年-40年選手のベテラン陣が固める店。
旬の魚介が並ぶショーケース
ショーケースに並ぶのは、ノドグロの他に、ウチワエビやササカレイ、地アナゴに地エビと、下関の旬がずらり。自らがショーケースを見て選べ、すぐさま調理してくれるのですから、営業前から店の前には行列ができ、オープンと同時に席が埋まります。
下関の路地裏にある名店
炉端焼きのほか、ふぐの名店としても知られています。地元から信頼が高く、旅行者にも優しいお店なので、寄ってみたいですね。食後には、きな粉餅も人気。
ONESTORY(ワンストーリー)
海深くに散らばる赤い宝石。下関が誇るノドグロという美味。[Fisherman’s Wharf SHIMONOSEKI・ノドグロ/山口県下関市]
炉端焼きでノドグロの滋味を味わう、下関きっての名店へ。[Fisherman’s Wharf SHIMONOSEKI・まんなおし/山口県下関市]
まんなおし
住所:山口県下関市今浦町5-16
電話:083-234-0987
まんなおし HP:https://shimonoseki.travel/spot/detail.php?uid=68
今回のたったひとつは、下関の炉端焼き「まんなおし」のノドグロ。私たちが旅へ向かわずにいられないのは、日常で求められない「たったひとつ」に出逢うためなのです。