【一年に一度の贅沢】とびきりのご馳走【第3回】|たったひとつを叶える旅<83>

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Dec 18th, 2019

今回のたったひとつは、下関の炉端焼き「まんなおし」のノドグロ。日本屈指の高級魚として知られるノドグロは、焼いても煮ても美味。「まんなおし」は地元から信頼が高く、旅行者にも優しいお店なので、是非立ち寄ってみてください。

まんなおし ノドグロ 煮付け

旅の目的は「たったひとつ」で良い

旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。
あれもこれもと盛りだくさんは、大人には野暮というもの。情報が氾濫している現代だからこそ、余計なものは削ぎ落として、自分の「たったひとつ」を選び取るのが粋。旅の荷物はシンプルに、期待だけを詰めて。

私たちがまだ訪れたことのない、未知の場所や絶景。
笑顔で迎えてくれる、あたたかい地元のひと。
生産地ならではの、新鮮で美味しいもの。

珠玉のように散らばる日本各地の魅力を発信する「ONESTORY(ワンストーリー)」。「ONE=1ヵ所」を求めて日本を旅するメディアから、私たちの「たったひとつ」が見つかりそうです。

年末だから、一年に一度の贅沢をしたい

カレンダーは残すところ、最後の1枚になりました。
一年が過ぎるのは、なんと早いのでしょう。

今年は良い年でしたか。
乗り切るのが辛い年でしたか。
いずれにせよ、今年もよく頑張りました。

最後に、一年に一度くらいは贅沢をしましょうか。
一年の締めくくりに、とびきりのご馳走をいただきましょう。
一年間頑張った自分へのご褒美として。
そして、来たる年を迎える活力にするために。
新しい年が、すぐそばで待っていますよ。

とびきりのご馳走「高級魚ノドグロ」

まんなおし ノドグロ 焼き魚

まんなおし ノドグロ 煮付け

とびきりのご馳走は、「ノドグロ」がいいですね。日本屈指の高級魚として知られ、焼いても、煮ても美味。「白身のトロ」と呼ばれる身は旨みをたっぷり含んだ上質な脂がのり、焼くと脂が滴るほど。

下関の炉端焼き「まんなおし」では、ノドグロを美味しく食べさせてくれます。ノドグロらしい、ふわふわの柔らかい身を存分に楽しませる炉端焼き。脂の強いノドグロだからこそしっかり醤油を利かせた煮付けは、ごはんもお酒もすすみそう。

深海に散らばる赤い宝石

ノドグロ

今や「ノドグロ」と聞くと、目の色が変わるほどの人気で、日本屈指の高級魚。深海に散らばる赤い宝石ともいわれ、沖合底びき網漁業の船で、網を入れてはひき上げます。

兄弟二人で切り盛りする店

まんなおし 兄弟

地元で水揚げされた魚介がショーケースに並び、それをシンプルに焼き上げてくれる炉端焼きの店「まんなおし」。兄弟ふたり二人三脚で50年、兄は料理を、弟は焼き物を、脇は30年-40年選手のベテラン陣が固める店。

旬の魚介が並ぶショーケース

まんなおし ノドグロ 仕入れ

ショーケースに並ぶのは、ノドグロの他に、ウチワエビやササカレイ、地アナゴに地エビと、下関の旬がずらり。自らがショーケースを見て選べ、すぐさま調理してくれるのですから、営業前から店の前には行列ができ、オープンと同時に席が埋まります。

下関の路地裏にある名店

まんなおし外観

炉端焼きのほか、ふぐの名店としても知られています。地元から信頼が高く、旅行者にも優しいお店なので、寄ってみたいですね。食後には、きな粉餅も人気。

今回のたったひとつは、下関の炉端焼き「まんなおし」のノドグロ。私たちが旅へ向かわずにいられないのは、日常で求められない「たったひとつ」に出逢うためなのです。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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