大人の遊び場!?リニューアルした渋谷PARCOに老舗の甘味処「甘味おかめ」が登場

Posted by: kurisencho

掲載日: Jan 4th, 2020

11月22日、リニューアルオープンした「渋谷PARCO」。若者の集う街・渋谷のファッションビルですが、こちらの地下1階に、ガラス張りのお店から金色輝くパネルが印象的な「甘味おかめ」がありました。戦前から深川にある老舗店の、和の趣とオシャレが融合した和風スイーツを紹介します。

甘味おかめ渋谷パルコ店外観

戦前から続く「甘味 おかめ」

甘味おかめ渋谷パルコ店メニュー
1930年代、先々代が深川に二川屋という甘味処を出したことが前身で、戦後1946年、有楽町に「おかめ」という屋号が始まります。その後、代替わりし、看板メニューの大きいおはぎが生まれ、ソフトあんみつ、蔵王あんみつなどの甘味や、お食事メニューも増え、素材の品質にこだわった先代女将さんの味が現在にも引き継がれているそうです。

甘味おかめ渋谷パルコ店カウンター席外観
歴史ある民芸家具、食器に囲まれた古民家のような店内も特徴。「飽きることなくずっと使い続けていけるものを選び、月日が流れても変わらない店であり続ける。」子供の頃から民芸に囲まれて育った当代にも、その精神が受け継がれているそうです。

受け継がれる甘味「蔵王金時あんみつ」

今回、渋谷パルコ店にて「おかめ」で愛され続けている「蔵王金時あんみつ 850円(税込)」をいただきました。白いソフトクリームの姿が、蔵王連峰の樹氷を思い起こさせることから名付けられたそうです。

甘味おかめ渋谷パルコ店 蔵王金時あんみつ
ソフトクリームの下には、存在感ある食感の金時豆、舌触りの柔らかいさらし餡、硬めの寒天、季節のフルーツなどがみっちり入っています。ソフトクリームも、バニラの香り豊かでなめらか・・・。沖縄産黒砂糖を煮詰めた黒蜜がちょこんと添えられて、途中で甘みを追加できるのもポイントですね。

くどくないさらりとした甘さ、食感の変化を楽しんで。どこか懐かしい優しさに、長く愛される理由がわかります。

新星・渋谷パルコ店限定「ぶぶソフト」

渋谷パルコ店限定の「ぶぶソフト 850円(税込)」も見逃せません!

甘味おかめ渋谷パルコ店限定ぶぶソフト
つぶ餡、こし餡、ソフトクリームに、京都のお茶漬けのあられ「ぶぶ」がトッピングされていました。ピンク、緑、黄色とカラフルで、渋谷の街ともマッチしたポップさ!もちろん、餡もソフトクリームもお上品なおいしさです。

甘味おかめ渋谷パルコ店 蔵王金時あんみつ・ぶぶソフトハーフサイズ
実は、「蔵王金時ソフト」と「ぶぶソフト」、どちらにしようか相当に迷いました。悩みに悩む筆者に、お店の方がハーフサイズ(450円)で出してくださいました。この懐の深い臨機応変なご対応、爽やかで暖かなお店の方、心から感激するしかありません!

写真はハーフサイズなので、通常サイズは倍の大きさで、きっと大満足間違いないですね!

看板メニューのおはぎやお食事も

甘味おかめ渋谷パルコ店メニュー
もち米からできた「おはぎ(つぶ餡・きなこ・ごま・玄米)」は、注文後ひとつずつ手作りで、普通のおはぎの約2倍という大きさ!渋谷パルコ店限定の「玄米」は要チェックです!お茶と一緒に店内でもいただいたり、手土産にも。


このほか、お食事、ドリンク、季節ものと、メニューも豊富にそろっています。

戦前から令和へつなぐ新しい道

甘味おかめ渋谷パルコ店 ショップカード
お店のカードに「抱き茗荷」の家紋が光る戦前から続く甘味処。お店のこだわりがありながらも固執せず、渋谷に登場するという姿勢にも胸打つものがありました。内装や食器からも日本の心を感じてほっとして、若者も大人も大きなテーブルを囲んで団欒。きっと若者にもこの暖かな感覚・文化は繋がれてゆくのでしょう。

大人にもぜひ立ち寄っていただきたい、古き良き新しき甘味処です。

甘味おかめ 渋谷パルコ店
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷PARCO B1F
電話番号:03-5422-3560
営業時間:11:00〜20:30
定休日:不定休
交通:「渋谷駅」から徒歩約5分
HP:http://www.kanmi-okame.jp/

[All photos by kurisencho]

PROFILE

kurisencho

kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

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