
「フリフル」が広める規格外品の嬉しいカタチ
大きさ、見た目の傷などにより「規格品・規格外品」に区別される野菜や果物。その中で出荷できない規格外品は、毎年生産量の40%を占めているとも言われているそうです。

「フリフル」は、規格外品の「もったいない」を「フードシェア」へ、をコンセプトとしたお店。常設店はなく、全国各地の地域や企業のイベントの出張マルシェで規格外品を販売したり、鮮度が落ちる前に、webサイト内で全国の登録サポーターさんに無料プレゼントしたり、規格外品をなくすための活動をしています。

今回、出店していたイベントは「クリスマスマーケット熊本2019」。熊本の冬が今後楽しみになる2018年から始まったイベントで、2019年のテーマは「SDGs(持続可能な開発目標)」でした。(参照:Wikipedia)
今年はイベントとのコラボ企画として、北海道富良野産幻の白とうもろこし「雪の妖精」のコーンスープを販売していました。夏の富良野の萩原農園に行って、直接、集荷買付を行ったそうです。
北海道富良野・萩原農園の幻の白とうもろこし「雪の妖精」

希少価値の高い白とうもろこしの中でも、実入りが良く、食味も増している品種・幻の白とうもろこし「雪の妖精」。テレビでも話題で、糖度はメロンと同じ16度とのこと! 大きな鍋に白とうもろこしをつぶして煮込んだ、ポカポカスープをふるまっていました。

「雪の妖精(1杯600円・税込)」は、驚くほど甘く、トロトロで濃厚。スプーン1杯からわかるほど、凝縮したうまみが押し寄せてきます。嬉しいことに、コーンの粒入りで、ダイレクトな素材の美味しさを感じ、栄養もまちがいなく満点!

12月の空の下、クリスマスカラーにに包まれ、温かいスープが体に染み渡ります。「雪の妖精」を育む萩原農園さんにも感謝です。
熊本市「N−orangette」のスティックパイ
もうひとつ、お店に並んでいた商品を紹介します。

熊本市萩原町の住宅街に佇むシフォンケーキとショコラ専門店「N−orangette(エヌ・オランジェット)」の「フレッシュバターのスティックパイ(2本入300円・税込)」です。

塩気のあるチーズとピンクペッパーの味がたまりません。軽いサクサク食感を楽しむのも良いのですが、スープに浸してみてもバッチリ美味しいです。スープでしなったスティックパイに入った、ピンクペッパーホールが口の中で弾けてピリッとします。
ちなみに萩原町のお店は、ケーキが豊富で、中でも米粉のロールケーキが人気なのだそう。
もったいない、その先に望むのは農家さんと消費者の笑顔の輪
「フリフル」の願いは、食品ロスの現状と、それを活用した商品があることを広め、ひとりでも多くの人に「もったいない」という意識を持ってもらうこと。

飽食の現代、世界中で問題になっている食品ロス。日本人の「もったいない精神」がインスタ映えの風潮に伴い薄れているように感じるこの頃ですが、食べ物にも成仏してもらえるように、自分にできることを少しずつ意識したいですね。小さな一歩として、「フルフル」のHPを覗き、マルシェに出向いてみてはいかがでしょうか。
[All photos by kurisencho]

kurisencho ライター
熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。
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