ユニークな建築が話題のアモス・レックス(Amos Rex)って?
地下の空間は光をうまく取り入れた構造 (C)Amos Rex
フィンランド・ヘルシンキにあるアモス・アンデルソン美術館(Amos Anderson Art Museum)は、ラシパラッツィ広場(Lasipalatsi)の地下に新設され名称を「アモス・レックス(Amos Rex)」に改めて、2018年8月30日にオープンしました。
ドーム型天井の展示スペースは、柱のない構造になっており、常に変化する現代アートのニーズに柔軟に応えることができます。
ワークショップをメインに、現代アートから20世紀のモダニズム芸術、幅広いプログラムを展開しており、体験型のワークショップは子供から大人まで人気を集めています。様々な講演会やイベントも開催されます。平日は地元の学校の校外学習で訪れる学生で混雑します。
体験型アート、誰もが楽しめるプログラムが人気
例えば、この展示はアムステルダムをベースに活動するアーティスト、「Studio Drift」の展示。広いスペースの中心に、コンクリートの塊が空中に浮かんでいるというなんともミステリーなアート作品。吊るしているわけでもなく・・・スタッフに尋ねると、素材はコンクリートで中にロボットが埋め込まれ、テクノロジーを使いリモートで動くように操作されており、アーティストは、詳細を公開しておらず、秘密! とのことでした。
みなさん興味深そうに、真下を歩いたり離れて眺めたり、思い思いに楽しんでいました。
ミュージアムショップをチェックしよう!
1階入り口にあるミュージアムショップには、アート・デザイン本・雑貨など様々なアイテムが揃いお土産を買うにもオススメです。ミュージアムを堪能した後はゆっくり見てまわりましょう。
Amos Rexでは年に3回展示が更新されます。フィンランドもしくはヨーロッパを中心とする個性派のアートが展示されます。美術館自体はそれほど大きくなく、1時間ほどで周ることができます。入り口には、ロッカーもありますので、荷物を預けてゆっくりみて回るのがオススメです。トイレはジェンダーフリーで男女共有トイレになります。
ヘルシンキに来られたら、いま注目のアモス・レックスにて、光・音声・投影・動画など最先端の技術を駆使したアート作品を楽しんでみてはいかがでしょうか。
住所:Mannerheimintie 22–24, Helsinki, Finland
電話番号:+358 09 6844 4633(予約専用、月・水・金 13:00~16:00)
開館時間:【月・火・金】11:00~18:00、【水・木】11:00~20:00、【土・日】11:00~17:00 *最終入館は閉館30分前です。
定休日:火曜日 *ショップは無休です。
入館料金 大人15ユーロ、18歳以下 無料
HP:https://amosrex.fi/
[Photos(写真左下に名前が入っているもの)& Text: Yuko Räsänen]
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