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商品は全て「ゴミ」!サステナブル大国スウェーデンで見つけたリサイクルモール「ReTuna(リトゥーナ)」を徹底調査【スウェーデン】

Posted by: 石原あや乃
掲載日: Feb 6th, 2020.

できるだけゴミを出さない、サステナブルへの意識が飛び抜けて高いスウェーデンは、日本人の常識では考えられないほど、アプローチが大胆でした! 今回は、捨てられてしまう“ゴミ”を集めてリサイクルショップを運営している世界随一のリサイクルモール「ReTuna(リトゥーナ)」に直撃。ゴミ集めて売るって・・・一体どういうビジネスモデルなのでしょうか。

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「ReTuna(リトゥーナ)内観


ゴミを商品として売る、究極のリサイクルモール「ReTuna(リトゥーナ)」って?

ReTuna(リトゥーナ)」の外観
ストックホルム市街地から約2時間車を走らせたところに位置する世界随一のリサイクルモール「ReTuna(リトゥーナ)」では、捨てられてしまう“ゴミ”を集めてリサイクルショップを運営しているとか。

ReTuna(リトゥーナ)」の敷地内
実際に訪れてみると、とにかく広大な土地に驚きます! ここでは、いらなくなって捨ててしまう個人のゴミを、それぞれが持ち寄るところからリサイクルが始まります。

モール内に入ってみると・・・

ReTuna(リトゥーナ)」ショップ

ReTuna(リトゥーナ)」ショップ内
服のリサイクルショップやスポーツ用品など、幅広いジャンルのお店がお出迎え。

さらに2階を探索してみると・・・

ReTuna(リトゥーナ)」内ショップ花屋

ReTuna(リトゥーナ)」ナイフヴィンテージショップ

ReTuna(リトゥーナ)」内インテリアショップ

ReTuna(リトゥーナ)」内
花屋やヴィンテージショップ、インテリアショップや本屋など、ありとあらゆるショップが並んでいます。

こちらで売られているものは、全て誰かのゴミ。では、どうやって運営しているのでしょうか? 早速バックヤードをのぞかせていただきました。

ゴミを集めて商品として再利用するって、実際どんな仕組みなの?

日本ではなかなかないシステムなので、ゴミから商品として店頭に並べられる、その一連を追ってみました。

【1】個人がそれぞれのゴミを持ち込む

ReTuna(リトゥーナ)」仕組み
まず、いらなくなったものを、個人がエスキルストゥーナまで届けに出向きます。ゴミを捨てるために、はるばる出掛けてくるなんて・・・その流れを聞いただけでも頭が下がります。

【2】個人でゴミを分類分けして捨てる

ReTuna(リトゥーナ)」仕組み
回収所では、「テキスタイル」「電化製品」「子供用品」などカテゴリーごとにセクション分けされているため、該当箇所に個人が分類して捨てていきます。

ReTuna(リトゥーナ)」仕組み
こちらの男性は、ちょうど電化製品を捨てに来ていました。

【3】売れるもの、売れないものに種分けする

ReTuna(リトゥーナ)」仕組み
各カテゴリーごとに、商品として売れるもの、売れないものにさらに種分けします。2度ほど選別が行われるといいます。

【4】売れるものは、各ショップ店員が無料で引き取る

ReTuna(リトゥーナ)」仕組み

ReTuna(リトゥーナ)」仕組み
敷地内にショップを持つテナントは、このなかから自由に持っていくことができます。売れると思ったものをピックアップし、それぞれのショップでメンテナンスや清掃を行った上で、店頭に商品として並べられます。

ReTuna(リトゥーナ)」仕組み
花屋「Ecoflor(エコフロー)」では、オーナーさんのセンスで全く新しい商品へとリメイクし、販売している商品も多数あるとか。

【5】売れないものは寄付へ

ReTuna(リトゥーナ)」仕組み
商品として売るのは難しいと判断されたアイテムは、例えば子供用品なら学校へ寄付されるとか。ゴミを最大限に減らす知恵や工夫は、素晴らしですね。

【6】それでも残ったゴミはリサイクルゴミへ

ReTuna(リトゥーナ)」仕組み
最終的に行き場のないアイテムは、形を変えて使えるよう、リサイクルゴミへと回されます。

ReTuna(リトゥーナ)」仕組み
リサイクルゴミは、建物横に隣接したリサイクル場へ持っていくだけ。ここまで徹底した仕組みが組まれていると、気持ちがいいですね。

最先端なサステナブルモールが世界へ

ReTuna(リトゥーナ)」内
2015年に誕生したこの100%リサイクルスタイルのモールは、自治体によって運営されていた時期もありましたが、今では補助金なしで運営できるまでに成長したといいます。

最近では世界中から視察に訪れる団体も増えているとか。このアイディアを世界各地で実現できると、より良い未来へと繋がりそうですね。

日本では簡単ではないのかな・・・とも思いますが、この素晴らしいヒントを頭に置きつつ、できることから社会参加できるよう、意識を変えていけるといいですね。

ReTuna(リトゥーナ)
住所:Folkestaleden 7, 635 10 Eskilstuna, Sweden
電話番号:+46 16 10 60 60
営業時間:【月〜金】10:00〜19:00、【土・日】10:00〜15:00
HP:https://www.retuna.se/english/

[All photos by Ayano Ishihara]

石原あや乃

ayano ishihara 編集・ライター
ファッション雑誌のスタイリスト・編集者を経て、フリーランスに転身。2019年7月〜2020年3月までTABIZINE編集長を務める。座右の銘は一期一会。「自分の目で見て自分の肌で感じる」ことをモットーに、日々、新しいことを探求。 “人生”という旅を、自分の心が感じるまま突き進む変わり者。


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