
スマホを触ると罰金$1,000

クイーンズランド州では、2月1日から施行された新たな交通ルールが現在話題となっています。運転中の携帯電話使用に関する罰則が、より厳しいものになったのです。これまで罰金$400(約30,000円)だったところ、$1,000(約74,000円)に引き上げ! 地元ドライバーたちも、さすがの高額罰金に悲鳴をあげています。また、違反点数も3点から4点に変更となりました。
信号待ちでも問答無用!とにかく触っちゃダメ、絶対!!

「運転中の携帯電話使用」には、具体的に下記の行為があげられます。
携帯を手に持ち、耳元に近づける
メッセージを読む、または入力・送信
電源を入れる・切る
アプリなど、その他スマホ機能の使用
スマートフォンをGPS代わりに使用している人も多いかと思います。こういった場合でも「車を発進する前に予めセットし、運転中は決して触らないようにする」ことが重要。信号待ちの際ちょっと触れただけでもアウト、どうしても操作が必要な場合は一旦どこかに駐車せねばなりません。
厳し過ぎる(涙)助手席の人がスマホ操作・・・で罰金!

ニューサウスウェルズ州では更に厳しい交通ルールが・・・なんと「助手席に座っている人が携帯電話を使用しても罰金」なのです。とあるシドニー在住の女性に、$337(約28,000円)の罰金が課せられました。その理由というのが「助手席の同乗者がFacetimeを使用していたから」なのだそう。この厳しい罰則を知らなかった人も多いようで、SNS上で大きな話題となりました。
祝日は要注意!ダブルデメリット点数制度

オーストラリアの多くの州で適用されている“Double demeri points”。年末年始などの長期連休や祝祭日は、違反点数が倍になるという嬉しくない制度です。通常ならウキウキ気分の祭日ですが、ドライバーたちには緊張感が走ります。それもそのはず、人によっては一発免停もありえるのですから・・・。
制限速度 1kmオーバーしても罰金

日本では制限速度10km位までならオーバーしている車はたくさんあり、検挙されることもあまりないかと思います。オーストラリアでも同様に考える人がおり、まことしやかにささやかれる“10% ルール”なるものがあります。例えば、制限速度80km/hの道なら88km/h、10%までならスピードを超えても見逃してもらえるだろうと信じる人々。
しかしこれは極めて危険な考え、1kmオーバーしたただけでも罰金を課せられた人も多いんです。俗に“Zero-Tolerance”(ゼロ容認)ポリシーと呼ばれ、わずかなスピード違反も容赦無く罰せられるので覚えておきましょう。
シートベルトは全員着用!しないと罰金

運転者だけでなく、助手席・後部座席共に全員のシートベルト着用が義務付けられています。同乗者のシートベルト不着用は、運転者の違反行為とされ罰則が課せられるので気をつけましょう。
さて今回は、オーストラリアの運転にまつわる罰則についてご紹介しました。日本とのルールの違いや、厳しすぎると思われるものなど・・・驚かれた方もいるかもしれません。旅行などで渡豪される際は、最新情報をよくチェックしてドライブを楽しんで下さいね。
参考:
Driving and mobile phones/Queensland Governement
Sydney Woman Slapped With $337 Fine Because Her Passenger Was Using A Mobile Phone/WSFM 101.7 Sydney
Truth behind speed limit myth/The Queensland Times
[All Photos by Shutterstock.com]
Ai Kaneko 暮らし旅ライター
【オーストラリア】役者として映画やミュージックPVなどに出演。現地撮影コーディネーターとしても様々な作品に携わる。【日本】TV番組制作や旅メディア運営を経験 【現在】「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”としてフリーで活動中。
【豪華客船クルーズ最前線】洋上最大級の図書館も!意外とお得なクイーン・エ
Mar 30th, 2023 | kelly
パンデミック後、筆者にとって初のクルーズ乗船は、キュナードのクイーン・エリザベスのショートクルーズでした。場所はオーストラリア。シドニーからメルボルンまでの2泊3日のクルーズです。前回は乗船するまでをご紹介しましたが、いよいよ乗船。世界でもっとも有名なクルーズ船のひとつ、クイーン・エリザベスの船内へとご案内しましょう。
【豪華客船クルーズ最前線】クイーン・エリザベスに乗ってみた!クルーズ新様
Feb 28th, 2023 | kelly
2022年12月、豪華客船の代名詞であるクイーン・エリザベスに初乗船する機会を得ました。パンデミック下で止まっていたクルーズ各船の運航再開以降、私にとっては初めてのクルーズです。今回は、シドニーからメルボルンまで、2泊3日のクルーズでした。3回のレポートになりますが、まずは乗船までのプロローグ編です。今ならではの、クルーズの新様式についてもご紹介します! どうぞ、お付き合いくださいませ。
【オーストラリア現地取材】世界遺産グレートバリアリーフの真ん中に浮かぶ楽
Aug 2nd, 2022 | 窪咲子
この夏、ケアンズやゴールドコーストへの直行便が再開し、オーストラリアがますます身近に! オーストラリア東海岸、世界遺産グレートバリアリーフの中央に浮かぶハミルトン島は、世界屈指のリゾートアイランド。「ハモ(Hamo)」の愛称で知られ、長期休暇で訪れるオーストラリア人も多いといいます。憧れの絶景としても人気のホワイトヘブン・ビーチ、ハート・リーフ、グレートバリアリーフを見るツアーの拠点にもなっています。今回、クイーンズランド州のプレスツアーに参加し、ハミルトン島を訪れたので、その魅力をご紹介します。新型コロナウイルス感染症に関連するオーストラリア出入国の状況も。
【旅するように暮らす】私のオーストラリア物語 〜 Vol.12 慣れとい
Jul 2nd, 2022 | 金子 愛
夢を抱いて日本を飛び出した24歳。泣きながらブリスベンを去った33歳。引き寄せられるように舞い戻った36歳。どうしてこの国は、こんなにも私の心を掴んで離さないのだろう……。暮らし旅ライター金子 愛がつづる、美しくも苦いオーストラリアでの日々。第12回は、「ときめきを維持するヒント」をお伝えします。
【旅するように暮らす】私のオーストラリア物語 〜Vol.11 理想のシェ
Jun 25th, 2022 | 金子 愛
夢を抱いて日本を飛び出した24歳。泣きながらブリスベンを去った33歳。引き寄せられるように舞い戻った36歳。どうしてこの国は、こんなにも私の心を掴んで離さないのだろう……。暮らし旅ライター金子 愛がつづる、美しくも苦いオーストラリアでの日々。第11回は、「極楽シェアハウス生活」の巻。
【旅するように暮らす】私のオーストラリア物語 〜Vol.10 シェアハウ
Jun 18th, 2022 | 金子 愛
夢を抱いて日本を飛び出した24歳。泣きながらブリスベンを去った33歳。引き寄せられるように舞い戻った36歳。どうしてこの国は、こんなにも私の心を掴んで離さないのだろう……。暮らし旅ライター金子 愛がつづる、美しくも苦いオーストラリアでの日々。第11回は、「シェアハウス探しでショックだった出来事」をご紹介します。
【旅するように暮らす】私のオーストラリア物語 〜Vol.9 所変われば人
May 14th, 2022 | 金子 愛
夢を抱いて日本を飛び出した24歳。泣きながらブリスベンを去った33歳。引き寄せられるように舞い戻った36歳。どうしてこの国は、こんなにも私の心を掴んで離さないのだろう……。暮らし旅ライター金子 愛がつづる、美しくも苦いオーストラリアでの日々。第9回は「環境が変わると、キャラも変わる」というお話。
【旅するように暮らす】私のオーストラリア物語 〜Vol.8 人生初のバッ
May 7th, 2022 | 金子 愛
夢を抱いて日本を飛び出した24歳。泣きながらブリスベンを去った33歳。引き寄せられるように舞い戻った36歳。どうしてこの国は、こんなにも私の心を掴んで離さないのだろう……。暮らし旅ライター金子 愛がつづる、美しくも苦いオーストラリアでの日々。第8話は「生まれて初めてバックパッカーズに泊まる」の巻。
【オーストラリアの不思議&驚き14選】UFO・オーロラ・ヌーディストビー
May 6th, 2022 | 金子 愛
「世界最古のアレ」や「世界一コレが多い国」などなど……、さまざまな ”世界一” を持つオーストラリア。今回は、在豪11年の暮らし旅ライター金子 愛が、そんな知られざるオージートリビアを大公開! 明日、友達にちょっと自慢したくなること請け合いです。
【旅するように暮らす】私のオーストラリア物語 〜Vol.7 迷いは突然に
Apr 30th, 2022 | 金子 愛
夢を抱いて日本を飛び出した24歳。泣きながらブリスベンを去った33歳。引き寄せられるように舞い戻った36歳。どうしてこの国は、こんなにも私の心を掴んで離さないのだろう……。暮らし旅ライター金子 愛がつづる、美しくも苦いオーストラリアでの日々。第7回は、「ブリスベンに暮らし始めたものの、突如迷いに襲われる」の巻。