こだわり食材を使って発明された高級食パン

「ゼロから始める個性派ベーカリー」「考えた人すごいわ」など、一度は聞いたことがある個性的なベーカリー店を全国にオープンしている岸本氏がプロデュース。空想上の「偉大な発明家が研究を重ね辿りついた究極の食パン」という物語のもと、鹿児島に高級食パン専門店「偉大なる発明」を出店。現在は、鹿児島、福岡、熊本に4店舗を構えています。

九州発の特殊な小麦粉を使用した添加物不使用の生クリーム、上品な香りの国産バター、奄美大島や種子島産のコクのある黒糖、ミネラル豊富なアンデス山脈の岩塩・ローズソルトを使用。さらにローズウォーターを加え、ほのかに華やかな香りも表現しているそうです。卵、マーガリンは不使用です。

こだわり食材から発明され、独自配合で焼き上げた高級食パンは、「新熟成」と「果樹園」の2種類（2斤サイズのみ）。

絹のように白くきめ細やかで、耳まで柔らかいプレーン味の「新熟成（800円・税別）」。ミルキーなもっちり食感で、サンマスカットレーズンがたっぷりと入った、酸味と瑞々しさが広がるデザートタイプの「果樹園（980円・税別）」。

安心予約で焼きたてゲット！

お店の黒板には焼き上がり時間（10:00～19:00）が表示され、希望時間の予約が可能。引き換え券をもらって、時間に合わせてお店へ行きましょう。

「果樹園」は12時と14時の2回のみの焼き上げということで、この日は残念ながら完売という人気ぶり！ 15時に「新熟成」を予約しました。

「粗熱がとれたら保存袋に入れてください」とのことで、パン袋が付いていました。できたてほやほやの「新熟成」は、紙袋にしばし顔をうずめたくなるほど幸せな香り・・・。

さっそく、おすすめの食べ方「焼きたてを手でちぎって」を実行しました！ 少し押しただけなのに、感動を呼ぶふんわり感。

迫力の2斤サイズは、まだ温かく、焼きたての香りがしました。

重力で形が変わってしまうほどのやわらかさです。

密度のある驚きべきずっしり感なのに、皮が薄く、ふっかふかで、簡単にちぎれます。プレーン味の「新熟成」は、食パンではなくケーキのような口溶けで、ずっと食べていられそうです。

「焼きたてを手でちぎる」は大正解の食べ方でした。

日常にささやかな幸せごほうびを

ちなみに、お店には高級食パンからできたラスク、京都の老舗蜂蜜専門店「金市商店」のはちみつ、静岡の「伊豆ホーリーズ」のジャムもありました。

グアテマラ産のコーヒーはちみつや、イタリア産レモンはちみつ、イチゴやリンゴの果実ジャムなど、素材にこだわった食パンのおともたちも。

偉大なる発明家がプリントされた保存袋に入れて、明日以降も楽しみは続きます。九州の素材を生かして誕生した高級食パンは、関東や関西発の高級食パンにも劣らない美味しさです。ぜひ焼きたてを味わってみてください。

※2019年12月の情報です。予めご了承ください。

［All photos by kurisencho］

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kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。