【魅力のイタリアン】宿泊出来る田園レストラン|たったひとつを叶える旅<97>

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Mar 25th, 2020

今回のたったひとつは、北海道の三笠市の田園地帯にある「EKARA(エカラ)」。四季折々の田園風景が広がるレストランは、美味しいものを食べさせてくれることに留まらず、コテージに宿泊することもできます。心身のデトックスに、出かけてみませんか?

ランチの「畑」はピザと農園プレートのセット

旅の目的は「たったひとつ」で良い

旅の目的は「たったひとつ」が潔いと思いませんか。
あれもこれもと盛りだくさんは、大人には野暮というもの。情報が氾濫している現代だからこそ、余計なものは削ぎ落として、自分の「たったひとつ」を選び取るのが粋。旅の荷物はシンプルに、期待だけを詰めて。

私たちがまだ訪れたことのない、未知の場所や絶景。
笑顔で迎えてくれる、あたたかい地元のひと。
生産地ならではの、新鮮で美味しいもの。

珠玉のように散らばる日本各地の魅力を発信する「ONESTORY(ワンストーリー)」。「ONE=1ヵ所」を求めて日本を旅するメディアから、私たちの「たったひとつ」が見つかりそうです。

魅力のイタリアン

ランチの「畑」はピザと農園プレートのセット

上写真:ランチの「畑」。ピザと農園プレートのセット。

イタリアンが食べたいな。
明るくて
親しみやすくて
分かりやすくて
美味しいから。

ピッツアも、パスタも、リゾットも大好き。
肉だけでなく、魚介類のメニューが豊富なのも、日本人には嬉しいもの。

ブルスケッタやカプレーゼなどアンティパストは好きなものばかりで迷うし、
ティラミスやパンナコッタのドルチェは別腹。

イタリアンって、どうしてこんなに魅力的なのかしら。

宿泊できる田園レストラン

EKARAのアプローチ

畑と田んぼが広がる、北海道の三笠市の田園地帯にある「EKARA(エカラ)」。2019年4月にオープンした、まだ開店1年ほどのお店。四季折々の田園風景が広がるレストランは、美味しいものを食べさせてくれることに留まらず、コテージに宿泊することもできます。「帰りの運転が。」と心配することなく、食事とお酒を楽しめますね。

どの席からも炎が見える

ピッツア窯

店のドアを開けると、ピザ窯の炎が目にはいります。

「昔から田舎の暮らしに火は欠かせず、火のある所に人は集まってきます。店に入ったら最初に火が見えるように、真正面にピザ窯を設置しました」というオーナー鈴木氏の思いが込められています。寒い土地北海道の人にとって、特に「火」は大切。どの席からも炎が眺められるというのは、おもてなしのひとつですね。

農園で採れた旬をのせたピッツア

春菊のピッツア

料理は、オーナーが運営する鈴木農園で採れた野菜を中心に使い、3種のランチと完全予約制のディナー。メインをピッツアか肉料理から選ぶことができ、ピッツアも常時6種ほど用意。

地元の薪を使った窯で、ふっくら焼き上げるピッツアは絶品。農園で採れた野菜のピッツアは季節替わりで、この日は春菊。苦みやえぐみがなく、ルッコラのペーストとよく合います。ピッツア生地は、十勝産の小麦に鈴木農園で採れた米の米粉を混ぜ込むことで、もっちりした食感。具やソースも、近くで作られるチーズや自家栽培のトマトで作るソース、ジェノベーゼソースなど土地の味を提供。

季節によって内容が変わる農園プレート

農園プレート ビーツのドレッシング、エゾ鹿肉のコロッケ

ランチの「畑」はピザと農園プレートのセット。ビーツのドレッシング、エゾ鹿肉のコロッケなど、プレートの内容は季節の旬が盛り合わされます。何が頂けるかは、訪れた時のお楽しみ。

ランチ
【畑】農園のプレート、ピッツァ …………………………………………………………… 1800 yen
【森】農園のプレート、薪で焼いた6種の野菜とお肉のプレート ……………………… 2300 yen
【空】農園のプレート、ラザニアまたはピッツァ、肉料理、デザート、ドリンク …… 3800 yen

ディナー
【Kayano 萱野】農園のプレート、パスタ、ピッツァ、肉料理、デザート …………… 4500 yen
【Degustation シェフおまかせ】
おまかせ 全 7 品 コース……………………………………………………………………… 8500 yen
おまかせ 全10品 コース…………………………………………………………………… 12500 yen

※10歳以下のお子さま向けに、農園のお子さまプレート 1000yenをご用意。
※価格は消費税別。

EKARA(エカラ) http://ekara.jp

EKARAの店内

窓からはリンゴ畑が眺められ、居心地が良く、ランチスタートからラストまでのんびりする人が多いそう。育ったリンゴで自家製シードルを作りたいという計画もあります。畑を感じながら食を楽しむ、田園レストラン。「食」と「農業」を身近に感じ、触れる良い機会になりそうです。

今回のたったひとつは、宿泊できる田園レストラン「EKARA(エカラ)」。私たちが旅へ向かわずにいられないのは、日常で求められない「たったひとつ」に出逢うためなのです。

注意:詳細につきましては、直接施設へお問い合わせください。

■もっと知りたくなったら
ONESTORY(ワンストーリー)
畑を味わい、畑の中で眠る。農村を体感する田園レストラン。[EKARA/北海道三笠市]

EKARA(エカラ)
住所:北海道三笠市萱野158-1 
電話:01267-2-5530
営業時間:
<夏季>  
ランチ 11:00~15:30(L.O.14:30)  
ディナー 18:00~20:30(L.O.19:30)
定休日:火曜
<冬季>
ランチ 11:30~15:00(L.O.14:00)  
ディナー 17:00~20:00(L.O.19:00)
定休日:月・火曜 
http://ekara.jp/

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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