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奇想天外!有名建築家がつくった諏訪に浮かぶ茶室「空飛ぶ泥船」

Posted by: わたなべ たい
掲載日: Apr 9th, 2020. 更新日: Jun 25th, 2020

長野県諏訪湖のほとり。諏訪大社に抱かれた丘陵地に、田畑や民家に混じって突如姿を現す「空飛ぶ泥船」。地上からの高さは3.5mほど。まるで宙に浮いているような異様なたたずまい。実はこれ、茶室なのですが、こんな奇想天外な茶室がこの辺りには点在しているのです!

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空飛ぶ泥船


宇宙船か!アニメの世界か!諏訪の宙に浮かぶ「空飛ぶ泥船」

空飛ぶ泥船2

諏訪大社の前宮と本宮の中ほどに、空に浮かぶようにある「空飛ぶ泥船」。4本のワイヤーで吊るされたその姿は、異空間からやってきた宇宙船やアニメの世界から飛び出してきたようなたたずまい。

空飛ぶ泥船3

実はこれ茶室なのですが、茅野市出身の建築家・藤森照信氏が個人的に茶室が欲しくなり設計・建築したもの。土壁を思わす黄土色の壁面と銅板葺きの屋根、丸みを帯びたフォルムがなんともユニーク。

空飛ぶ泥船4

“泥船”だけを見ると異様に見えるのですが、周囲の畑や緑、背景に広がる八ヶ岳の山々などに目が慣れてくれると、原始・自然の風景の中に溶け込んでくるようなぬくもりがあり、奇抜感が薄れていく不思議な魅力をもっています。

空飛ぶ泥船5

茶室ということは、もちろん内部に入ることができます。その方法は写真手前にあるはしごをかけて上るのです。内部は約5.5平方メートル、3畳ほどの広さでテーブルや椅子が設けられているのですが、バランスをとらないとゆらゆらと微妙に揺れちゃいます!

空飛ぶ泥船6

地上6mにある世界で最も危険な茶室「高過庵」

高過庵

この「空飛ぶ泥船」の少し山側にも、異彩を放っている建物が。地上6mのクリの木の上にちょこんと乗った「高過庵(たかすぎあん)」。

高過庵2

ツリーハウスのようでもあるのですが、今にも倒れてきそうな微妙なバランス。こちらも藤森氏が建てたもので、アメリカのTime誌に「世界でもっとも危険な建物トップ10」に選ばれたのだとか。

高過庵3

「高過庵」があれば地中に埋まるような「低過庵」もある!

低過庵

「高過庵」のすぐ脇には「低過庵(ひくすぎあん)」もあります!これらが“フジモリ茶室”の3部作。地上からは屋根しか見えず、地中に埋まるようにある「低過庵」が一番新しく2017年の建築。

低過庵2

竪穴式茶室とでもいうような姿をもっており、2段造りになった屋根の上部だけが横に水平スライドして、青空を見上げながらお茶を楽しむこともできるそうです。

低過庵3

「空飛ぶ泥船」「高過庵」「低過庵」いずれも通常は外観のみの見学が可能ですが、定期的に内部見学ができるガイドツアーが開催されています。かなりの競争率ですぐにいっぱいになってしまうので、興味のある方はお早めのご予約を。

神事「御頭祭」の展示も圧巻な藤森氏のデビュー作「神長官守矢史料館」

神長官守矢史料館(じんちょうかんもりやしりょうかん)

3つの茶室に加えて、藤森氏のデビュー作といえるのが1991年に建てられた「神長官守矢史料館(じんちょうかんもりやしりょうかん)」。諏訪大社の御柱をオマージュするような屋根を突き抜ける4本の柱・鉄平石の屋根・サワラの外壁など、自然素材を巧みに取り入れた建物は、存在感がありながらも、昔懐かしい温かみがあり自然に溶け込むような姿。

神長官守矢史料館(じんちょうかんもりやしりょうかん)2

土壁で仕上げられた内部も、広い空間を演出するため遠近法を用いて、奥に行くと狭くなる階段や、壁と天井の接点が丸みを帯びているなどの演出が。

神長官守矢史料館(じんちょうかんもりやしりょうかん)内観

館内には、明治の初めまで諏訪大社上社の神長官という役職を務めてきた守矢家に伝わる、さまざまな史料などが展示されていますが、近世にシカの首が75頭も備えられたという諏訪上社の神事である「御頭祭」に関する展示は圧巻。壁面は無数のシカやイノシシの頭で覆われています。

神長官守矢史料館(じんちょうかんもりやしりょうかん)内観2

空飛ぶ泥船・高過庵・低過庵
住所:長野県茅野市宮川
営業時間:見学自由
定休日:見学自由
アクセス:JR「茅野駅」よりタクシーで約10分
HP:https://navi.chinotabi.jp/spot/3143/
https://navi.chinotabi.jp/spot/3137/
https://navi.chinotabi.jp/spot/3140/

※2020年4月現在、新型コロナウイルス感染症対策のため営業時間やサービス体制などが通常と異なることがあります
[All Photos by (C)tawawa]

わたなべ たい

TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター
10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き! 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。

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