気分はフィンランド!旅に行けない代わりにサーモンクリームスープを作ってみた

Posted by: Nao

掲載日: Sep 20th, 2020

依然として続くコロナ禍。安心して海外に行けるのは遠い先になりそうです。旅好きにとって、旅ができないストレスは相当なもの。こんなときは料理を作って、妄想旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。今回は、フィンランドを旅した気分になれること間違いなしのサーモンスープをご紹介!

心を浄化してくれる、フィンランドの湖水地方


海外旅行に行けないー。この悶々とした気持ちを晴らすべく、思い出の写真をふり返っていて目に留まったのがこちらの1枚。筆者がちょうど2年前に訪れたフィンランドの湖水地方です。

美しい白樺の森、青く澄んだ湖、透明感あふれる空気。心の奥まで浄化されそうな景色が広がって、それはそれは贅沢な美しさに満ちていました。


シナモンロールにブルーベリーパイ、ライ麦パン・・・。フィンランドではたくさんのおいしいものに出会えましたが、筆者の記憶と胃袋に深く印象に刻まれているのが、「ロヒケイット」というサーモンクリームスープ。フィンランドの“お袋の味”というくらい親しまれる家庭料理です。サーモンの旨味とクリームのコクが凝縮。心癒やされる、ほっこりした味わいでした。

今なお収束の兆しが見えない新型コロナウウイルス。フィンランドを訪れて、この思い出の味に舌鼓を打つのは、まだまだ遠い先になりそう。とはいえ、食したい気持ちは抑えきれない。もう仕方ないので自分で作って妄想旅に出ることに!

身近な材料で作れます!


「ロヒケイット」は家庭によって材料が異なりますが、サーモン、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、牛乳、生クリーム、ディルがあれば盤石。今回は風味づけにニンニクをプラス。ノルウェーサーモンがおすすめですが、脂が苦手な人は秋鮭でもいいでしょう。


今回は2人分の作り方をご紹介。まずはサーモン(2枚)、じゃがいも(2個)、玉ねぎ(1/2個)、にんじん(1本)を一口大に、ニンニクを半分にカット。鍋にバターを熱し、玉ねぎとニンニクをしんなりするまで炒めます。


続いてじゃがいもとにんじんを投入。


水(200ml)とコンソメを入れて、じゃがいもが柔らかくなるまで煮込みます。


サーモンと牛乳(200ml)、生クリーム(100ml)を加えて5分ほど加熱。塩こしょうで味を調え、刻んだディルをたっぷりふりかけたら、できあがり。

わずか20分で完成!フィンランドの食卓


わずか20分で仕上がった、ロヒケイット。ライ麦パンを添えたら、もう気分は完全フィンランド!


野菜の甘味やサーモンの旨味がしっかり馴染んだスープはまろやかな味わい。爽やかなディルの香りが絶妙なアクセントに。クリームのコクとじゃがいものほっくり感が心に染み渡ります。だんだん冷え込んでくるこれからの季節にもピッタリな一品です。

まだまだ海外へ旅するのは難しい今日この頃。こんな時は、思い出の料理を作って異国に想いを馳せてみてはいかがでしょうか?

[All photos by Nao]

PROFILE

Nao

Nao ライター

メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。


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