【日本の美味探訪】心に残る茨城県のご当地グルメ3選

Posted by: 青山 沙羅

掲載日: Oct 14th, 2020

北から南まで全国47都道府県、日本には各土地の気候や文化に根付いたおいしいものがたくさんあります。この土地では何がおいしいの?ご自慢の郷土食は?旅に出たら、あなたの住んでいるエリアでは味わうことができない未知の美味を味わいたいですよね。あなたの旅がより楽しいものになるように、全国47都道府県各々のご当地グルメを3つセレクトしてみました。今回は茨城県です。

干し芋(紅はるか)
干しいも 紅はるか(ひたちなか市)

茨城県のおいしいものとは?

青いネモフィラが大人気の国営ひたち海浜公園や、偕楽園、筑波山、袋田の滝など有名観光スポットがある茨城県。常陸牛や納豆、さつまいも、生産量が日本一のメロンが特産品。また、暖流と寒流が交わる茨城沖は一年中魚が豊富で、新鮮な魚介類がお手頃価格で手に入る魚市場があります。

茨城県グルメはたくさんありますが、あなたがおさえておくべき美味とは。

大洗町磯浜町

「生しらす丼」透き通った生しらすがたっぷり

生しらす丼

暖流と寒流がぶつかり合う鹿島灘に面した大洗の海は、豊富な海の幸に恵まれており、特に大洗が誇る特産品「しらす」は漁業の中心。大洗漁港隣に位置し、漁師が釣った獲れたて新鮮な魚を、漁協の奥さま達が料理する漁協直営店が「大洗町漁協かあちゃんの店」。

水揚げされて間もない生シラスの上に、地元の養鶏場から仕入れた、濃厚な味の卵をのせた「生しらす丼」は一番人気。鮮度抜群の生しらす丼を目当てに、多くの人が訪れます。しらす好きのあなたには、生シラスのプリプリ感と、釜揚げしらすのふんわりとした食感を一度に楽しめる「2色丼定食」がオススメですよ。

生しらす丼に行列 大洗・船引き網漁体験も/ibarakishimbun1

【食べられるところ】
大洗町漁協かあちゃんの店 https://www.jf-oarai.com/mother
など

龍ヶ崎市

「龍ヶ崎コロッケ」商工会女性部のお母さんたちが考案

龍ヶ崎コロッケ

コロッケクラブ龍ケ崎が中心となって、ご当地グルメによる町おこしから始まった「龍ケ崎コロッケ」。龍ヶ崎市商工会女性部のお母さんたちが、コロッケで龍ヶ崎市を元気にしたいと、昔懐かしいおふくろの味のコロッケ、創作コロッケ、シェフの本格派コロッケなど、たくさんの手作りコロッケが誕生しました。地味な印象があるコロッケですが、2014年「ご当地メシ決定戦」では日本一になったほどの実力。

コロッケは、一番人気のポークコロッケ、茨城県産ブランド豚肉「ローズポーク」を使用したローズポークメンチ、茨城産の野菜がたっぷり入った野菜コロッケ、茨城県産のかぼちゃ100%使用のかぼちゃコロッケ、茨城県産(主に紅あづま)のさつまいもコロッケ、アップルパイ風のりんごコロッケなど種類も豊富。アツアツをバクリと食べてみたいですね。

スクーピーレポート「コロッケで町を支える女性たち」〈龍ケ崎市〉IBS(2015.7.28)/ニュースチャンネル|いばキラTV

カミナリの「たくみにまなぶ」〜そういえば茨城ばっかだな〜『龍ケ崎市(龍ケ崎コロッケ)』(令和2年3月6日放送) 略して『カミいば』/いばキラTV – IBAKIRA TV –

【食べられるところ】
コロッケクラブ龍ケ崎加盟店紹介 https://www.ryugasaki-croquette.jp/加盟店紹介/
龍ケ崎コロッケ 観光いばらき
https://www.ibarakiguide.jp/seasons/gourmet2012/act2.html
など

水戸市、大洗市

「あんこう鍋」あん肝が味の決め手

あんこう鍋1

あんこうは骨以外捨てるところがないといわれ、味は淡白でコラーゲンたっぷり、身は脂肪が少なく低カロリーで、女性に大人気。

茨城県を代表する冬の味覚「あんこう鍋」は、あんこうの七つ道具(肉・肝・水袋(胃)・ぬの(卵巣)・えら・ひれ・皮)、野菜、スープ(割り下)で作ります。一般的に味付けは味噌か醤油仕立てで、「あん肝」をどのくらい使用しているかによって、コクや旨味、風味が大きく変わります。あんこうは11月~3月が旬ですが、肝が肥大する12月~2月は特においしい時期。あん肝が旨い真冬を狙って出かけたいですね。

あんこう鍋2

アンコウ鍋(どぶ汁)

あんきもを溶けるまで炒め、あんこうから出る水分だけで水を使わない、濃厚なみそ味の「どぶ汁」は地元で食べたい逸品。

【職人技】一流のあんこう鍋をつくる/いばキラTV – IBAKIRA TV –

【食べられるところ】
大洗町であんこうの食べられる店 観光いばらき
https://www.oarai-info.jp/page/page000036.html

写真提供:一般社団法人茨城県観光物産協会

今回は、茨城県のご当地グルメの一部をご紹介しました。ご当地グルメには、各地の名産や文化が詰まっています。ぜひ、旅の思い出に味わってください。まだ出かけるのが不安というあなたは、通販で取り寄せできるお店もありますから、ご自宅で楽しむのも良いかもしれませんね。

注意:2020年10月現在の情報になりますので、店内での飲食ほか詳細につきましては、直接店舗へお問い合わせください。

PROFILE

青山 沙羅

sara-aoyama ライター

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。

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