【食べて、飲んで、旅をして4】熱海の古民家ゲストハウスで、地元食材のバーベキューを堪能

Posted by: 大泉りか

掲載日: Dec 22nd, 2020

海外旅行と飲酒が趣味で、ナイトスポットから子連れ旅まで、さまざまな旅を経験してきた作家・大泉りかが、旅の思い出を気ままに綴ります。今回は、静岡県熱海への旅です。

食べて、飲んで、旅をして4熱海

駅前の商店街で干物を調達

東京から気軽に行ける観光地、熱海。都内から電車で1時間ほどの距離でありながら、海あり温泉あり相模湾のグルメありと、たっぷり旅の気分を味わうことができるのが魅力です。そこで今回は、熱海に1泊2日のプチ旅行へ行ってきました。目的はバーベキュー!「熱海でバーベキュー!?」と疑問に思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は庭でバーベキューができる古民家ゲストハウスがあると聞いたのです。旬の地元食材をバーベキューで堪能・・・胸が高鳴ります!

バーベキューで焼くお肉と野菜類は、現地で合流する友人が手配をしてくれるということで、わたしは熱海駅からすぐ近くの平和通り商店街にある干物専門店「魚とや」で、干物を買う役割を頂戴いたしました。

バーベキューで肉に飽きたらつまむ用の鯵の干物でも・・・と考えていたのですが、「魚とや」の店先に並んでいる、バラエティーに富んだ一夜干しに大興奮!海老!烏賊!?鮭!!!

食べて、飲んで、旅をして4熱海

左から時計周りにキンメダイ、マグロかま、小玉とんび、まぐろほほ肉、鮭ハラス、有頭えび。これ全部で3,000円程度。安い!

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「魚とや」の店頭にはイートインコーナーもあり、その場で作りたての干物を焼いて食べることもできます。せっかくだから、ちょっと食べていきたい気持ちもありましたが、バーベキューが控えているので、断腸の思いで断念。

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・・・のはずが、我慢しきれずに、数メートル先にあった「寺子屋本舗」で食べ歩き用におせんべいを1枚ゲット。シンプルな味付けの「昔しょうゆ味」をチョイスしましたが、サックサク、軽くておいしい!

静かな高台の旧別荘地にある日本家屋

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小腹を満たしたところで、宿へと向かいます。新鮮な干物を手に、今回の宿、今回は古民家ゲストハウスの「atami onsen guesthouse nagomi(和み)」に到着。熱海の静かな高台、旧別荘地にあるこのお宿は、JR伊東線の来宮駅から徒歩5分。熱海駅からタクシーでも10分程度の場所にありますが、周囲は熱海の街中や海沿いの喧騒とはうって変わって閑静な雰囲気です。

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1941年に建造された日本家屋はレトロ。大きな窓から陽射しがたっぷりと降り注いできて、気持ちいい!トイレやキッチンといった水回りはしっかりとリノベされているため、ストレスフリー。母屋の1階、6名まで泊まれる縁側付きの和室、2階の縁台付きの4名向け和室、海の見える洋室、そして一棟貸し切りできる2階建ての別館の全4室。今回我々が泊ったのは母屋1階の「輪(りん)」。1泊1名6,500円~(税・サービス料込)と、とってもリーズナブルです!

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バーベキュー機材レンタルは別途、8~9月は2,000円(税込)、それ以外の季節は1,500円(税込)と、これまたリーズナブル。ウッドデッキにはソファセットも用意してあって、ゆったりと飲み食いができます。

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「静岡麦酒」を飲みつつ、バーベキューの準備スタート。明るい時間から飲むお酒って最高ですよね!このお庭では、花火をすることができるそう。用意してくればよかった!

地元の精肉店と鮮魚店の贅沢な盛り合わせ

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お肉は熱海の「住吉精肉店」で、バーベキュー用にと5,000円分おまかせで盛り合わせていただきました!牛タン、ハラミ、そして、すき焼き肉のような薄切りの霜降り肉。赤と白のコントラストにめでたいムードが漂っています!

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お肉が焼ける前のおつまみに、これまた地元の鮮魚店「魚広」で4,000円分、これまたおまかせの刺し盛りを。左上から時計周りにマグロ、地アジ、アラ、イナダ、アカヤガラ、タイで、真ん中はキンメダイです。あまり馴染みのない魚もいますが、アラはハタの仲間の高級魚、アカヤガラは全長2m程ほどにもなる細長い魚で、上品な白身魚。捕獲量が少ないため、料亭などで消費され、ほぼスーパーなどには出回らない高級魚とされています。自分ではなかなかセレクトすることのない見知らぬ魚に出会えるのが、刺身盛り合わせの素晴らしさ。どの魚も新鮮ぴちぴちでおいしい~!

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この後は焼いて食べて焼いて食べての至福タイム。「小田原レモンクラフトチューハイ」がお肉とバッチリ合います。宿でのバーベキューの何がいいかというと、酔いつぶれるまで飲み食いできること。いざとなれば部屋に戻って寝ればいいなんて、最高すぎる!

宿内を探索していると・・・

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というわけで、エンドレスに飲み食いできる贅沢さを堪能しつつ、宿の2階に上がって少しチルアウト。貸し切りできる別館との間の渡り廊下からは、相模湾の絶景が一望できます。

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定期的に行われる熱海海上花火大会の花火も、ここからバッチリ観ることができるそうです。まさに特等席!

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宿のキッチン裏の喫煙スペースにはゆったりとしたソファが。喫煙者ではないのでさっさと立ち去ろうとしたところ・・・。

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にゃーんと猫ちゃん発見!こちらは看板猫の「水口ひろし」さん。この「atami onsen guesthouse nagomi」がある場所が水口町であり、猫ということで“ひろし”というファーストネームをつけられたものの、女の子だそうです。美猫ですね。

うまい酒と肉と魚と猫、そして天然温泉

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ひろしさんを十分に愛でた後、再び飲み食いスタート。「魚とや」で買ったとんびと有頭海老。干すことで凝縮された旨味が、じゅわっと口の中に広がります。

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その匂いに惹かれたのか、ひろしさん再登場。うまい酒と肉と魚と猫・・・完璧!これ以上なにが必要だというのでしょうか。

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しかし、最高の〆があるのです。ひとしきり飲み食いしたところで、庭にある天然の露天温泉にジャボーン!熱めのお湯が気持ちいい。ここは天国でしょうか。

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熱海にある最高なゲストハウス、「atami onsen guesthouse nagomi」。また、すぐに再訪しようと思っております。

atami onsen guesthouse nagomi
住所:静岡県熱海市水口町2-18-11
https://www.guesthouse-nagomi.net/

[All photos by Rika Oizumi]

PROFILE

大泉りか

rika_oizumi 官能小説家/ライター

官能小説家/ライター。1977年生まれ。ライトノベルや官能小説を執筆するほか、性愛や女性の生き方などをテーマにしたコラムを多く手掛ける。

官能小説家/ライター。1977年生まれ。ライトノベルや官能小説を執筆するほか、性愛や女性の生き方などをテーマにしたコラムを多く手掛ける。

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