なぜ気になったのか・・・その理由とは
では、なぜ手が止まってしまったのかというと、この「クッキー同盟」という名前に始まり、とにかくその世界観が謎めいているんです。説明よりも、まずはお取り寄せした商品をご覧ください!
今までのクッキーのイメージを覆す、なんだかワクワクするようなパッケージ。謎のキャラクターが真ん中にいながらも、箱の側面はイギリスの国旗がはためいていたりと、おしゃれとユニークを行ったり来たり・・・。
イギリスの国旗がはためいているのは、“英国仕込みのクラフトクッキー”ということで、英国の各地方の伝わる伝統的なお菓子が、個性豊かなクッキーになっているのだそう。この箱のキャラクターも、妖精で有名なお国柄を反映したものなのだとか。
中身を開けてみると、個包装のパッケージにもイラストが入っており、芸が細かいのです・・・!
中に入っているパンフレットには「クッキー同盟憲章」なるものが・・・。ちょっと読んでみましょうか。
一、クッキーの前では、老若男女、人間・動物・妖精のたぐいを問わず、皆が平等に扱われるものとします
一、クッキーを食すときは温かい紅茶を用意し、(お望みであれば、コーヒーや日本茶でも構いません)姿勢を正して、クッキーと向き合います
一、クッキーは誰がどこから食しても構いません。なぜならその円形は、Equality(平等)を具体化したものであるからです
一、クッキーを食してるあいだは、嘆きや悲しみは忘れ、食を楽しむことに集中します。笑顔で言葉を交わし合い、ときに深くうなずくことも忘れずに
このクスッとくる「クッキー同盟憲章」やパッケージの楽しさがありながら、クッキーは、“ママが作るお家レシピのように、余計なものを入れずに、一つずつ、まじめに焼き上げています”という、クッキーへの熱い想いとの差に、心を掴まれてしまったというワケなのです。
それでは、待望の「クッキー同盟」を、実際にいただきたいと思います。クッキーの前では皆平等!はい、しっかり向き合いたいと思います!
さすが「クッキー同盟」のスペシャリテ!「ヴィクトリア・ラズベリー」
まずは、ラズベリージャムが目を引く「ヴィクトリア・ラズベリー」から。こちらは、ヴィクトリア女王が愛したラズベリージャム入りのスポンジケーキをもとにしたものだそう。
サクッとした食感のあとには、濃厚なバターの風味が一気に広がります。ねっとりとしたラズベリージャムは、口に入れた瞬間は甘くも、じんわりと酸っぱさが舌を伝わり、プチプチとした食感もアクセントに。素朴ながらも、かなり贅沢な味わいです。
メレンゲとクッキーの食感がたのしい「レモン・ド・レモン」
つづいては、見た目も気になる「レモン・ド・レモン」。こちらは、レモンメレンゲパイをもとにしたクッキーとのこと。
メレンゲを崩したくないような気持ちにもなりますが、思い切って大きくガブッと食べてみました。パキッと音をたてるメレンゲの食感と、クッキーのサクッと食感のあと、シュワシュワとメレンゲが溶けていき、一口目からにぎやかな味わいが広がります。
食べ進めると、さらにレモンパルプやレモンピールにあたり、爽やかさとほどよい苦味が楽しめます。メレンゲやバターに、爽やかなレモン・・・最後の一口までずっと楽しいクッキーです。
大人にオススメ!「オレンジ・チョコビター」
真ん中のチョコレートが気になる「オレンジ・チョコビター」は、ビスケットにマーマレードとチョコをトッピングした「ジャファケーキ」をもとに、苦味と甘みが交錯する大人味を目指したのだそう。
実際に食べてみると、その意味がよく理解できます。オレンジの風味が強すぎるわけでもなく、だからといって足りないわけでもなく、ほんのり感じる塩味も全てが絶妙に絡みあいます。そこにたっぷりとトッピングされたチョコレートが口の中で溶けだし、キュッと味を引き締めます。「チョコが味を引き締める?」と思うかもしれませんが、このチョコは、カカオ78%のビターチョコ。ワインを飲みたくなるような、そんな大人味です。
噛みしめるたびにおいしさ広がる「スパイシー・ジンジャーズ」
次も、大人の女性に支持を得そうな「スパイシー・ジンジャーズ」。“スパイシー”とついているあたり、「クッキー同盟」なら、自分の想像とは全く違うような味わいに仕上げているのでは・・・!?という期待感すら抱いてしまいます。
口元に運ぶ瞬間から、ジンジャーの強い香りが!しっとりとしたクッキー食感で、一口、二口・・・と、噛みしめるたびにスパイシー感が強まり、なんとも驚きの味わいが楽しめます。このおいしさのヒミツは、なんと5種類ものスパイスを配合しているのだとか。その奥に、ブラウンシュガーのコクも感じ、ずっと食べ続けたくなるおいしさです。
風味が一気に広がる「バナナ・キャラメリ」
最後は、トッピングがたっぷりの「バナナ・キャラメリ」を。食べた瞬間から一気にバナナの風味が広がり、なんとも華やかな味わい。
というのも、生地にバナナピューレを混ぜ込み、バナナチップをトッピングして、バナナ感がたっぷりなのです。さらにその甘さを引き立てるのは、天日塩というこだわり。しかしながら、トフィのほろ苦さも感じるため、口の中が甘いだけでは終わりません。少し厚みのあるクッキーはしっとりとしていて、まるでケーキを食べているような満足感も!
常設店舗がない・・・!
全種類どれも衝撃的においしく、「一つずつ、まじめに焼き上げています」という意味が食べるたびに伝わってきます。
実は、この「クッキー同盟」が気になっていた理由には、もうひとつあります。それは、「常設店舗」がないということ。期間限定で百貨店などに出店することもありますが、基本はオンラインショップで購入することになります。この「特別感」も、心をそそりませんか!?
しかし、1月13日(水)〜19日(火)まで「東京大丸店」に“最旬スイーツ”として登場し、1月19日(火)〜1月31日(日)には、「あべのハルカス近鉄本店」のバレンタインフェアに出店するそうです。どうやら、そこには新商品も登場する模様。これは気になります・・・!どちらも期間限定なので、どうぞお見逃しなく。
海外旅行もお預けの今、温かい紅茶を用意して、“英国仕込みのクラフトクッキー”をじっくり味わいながら、「クッキー同盟」の楽しすぎる世界を“旅行”してみてはいかがでしょうか?
クッキー同盟アソートBOX 10個入り(5種類×2枚入)
価格:1,900円(税込)
HP:https://cookieunion.jp/
※公式オンラインショップでは配送の関係上、商品ラインナップが一部異なる場合があります。予めご了承ください。
[All Photos by koume]