
社会や暮らしをデザインするソーシャルデザインパーク「OMOKEN PARK」

「OMOKEN PARK(オモケンパーク)」の前身は、オーナーの面木さんのお祖父様の代から続く「オモキビル」。2016年の熊本地震で倒壊してしまったビルを解体すると100年前の井戸が残っていて、40年ぶりに熊本の地下水が湧いたそうです。「地下水と木々のもとに公園のように集う場所に」「新しい出逢いと未来へつながる縁側のような場所に」との想いでカフェをオープンしました。

大きなガラス扉を開けると、右側ではドリンクや軽食を提供、左側は縁側のカフェになっています。コンクリートを極力控え、熊本県産小国杉を採用しているので、ぬくもりがあります。

中庭は自然素材のレンガやウッドチップが地面に敷かれ、足元は軽やか。

2階のウッドデッキのテラス席へも自由に行けて、寒かったら店内に自由に入れたりブランケットをお借りできたりと、子どもも大人も喜ぶ開放的な空間です。

こんなに空が見え、木々に囲まれる心地よい中でドリンクや軽食をいただけます。
シンプルで本格的なカフェメニュー

カフェではコーヒーや紅茶などオリジナルのドリンクメニューがそろっています。その時々に良いコーヒー豆を厳選しているそうです。伺ったこの日の豆は、エチオピアの豆2種類、ブラジル、エルサルバドルの計4種類。

ハンドドリップコーヒー、アメリカーノ、カフェラテ、カフェモカのコーヒー系に、アールグレイ、チャイティーラテ、抹茶ラテ、スムージー、季節のドリンクなど、メニューはシンプル(400円〜)。

「アメリカーノ」(460円・税込)はすっきりとした味わい。「抹茶ラテ」(450円・税込)にはラテアートが描かれていました。濃い緑がきれいな抹茶は、苦味と甘さをおさえて優しいミルク感に包まれます。
開店〜16時まで、トーストやスイーツをご一緒に
人気の軽食は、熊本県内にお店がある「rojipan(ろじパン)」の食パンを使ったトーストメニューです。

卵と玉ねぎの「エッグトースト」、バニラアイスとブルーベリージャムをのせブリュレ風にした「フレンチトースト」、トマトとチーズをのせた「バジルトースト」の3種類(単品550円〜/セット900円〜)。

また、スタッフさんの思いつきメニュー「季節のケーキ」(300円〜)もありました。訪れたときは、チョコレートブラウニーとバナナケーキが登場。

「チョコレートブラウニー」(350円・税込)は、ビターすぎない甘みでぎっしり濃厚。すでに最後の1個でしたが、帰るときはチーズケーキも追加されていて、一期一会感があります。
熊本の人と未来をつなぐ縁あるカフェ

今後はSDGsへの取り組みやSocial Goodな未来を考える場として、街のクリエイターやショップのオーナーさんたちによるイベントやプロジェクトなども開催予定とのこと。

デジタル化が加速し、新しい生活様式に移行しつつも、自然の中で安らいでアナログにも還りたくなるもの。熊本の街を訪れたら、縁側やテラスでちょっとしたグランピング気分を味わえる公園のようなカフェに寄ってはいかがでしょう。
OMOKEN PARK
住所:熊本県熊本市中央区上通町7-7-1
営業時間:11:00~19:00
定休日:火
交通:熊本駅からバス乗車「市役所前」下車徒歩約3分、熊本市電・健軍行き乗車「通町筋駅」下車徒歩約4分
HP:
https://omoken-park.jp/
[All photos by kurisencho]
kurisencho ライター
熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。
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