20年の歳月をかけて誕生した「レッドキウイ」
キウイフル−ツといえば、日本では緑色の果肉のグリーンキウイ、黄色い果肉のサンゴールド・キウイをイメージする人も多いのではないでしょうか。しかし、知る人ぞ知るキウイの女王「レッドキウイ」なるものが存在することをご存じですか?
その名の通り、レッドキウイは赤い果肉のキウイフルーツ。キウイフルーツの名を世界中に広めたゼスプリ社が、20年の歳月をかけて生み出した新品種です。
実は以前、TABIZINEはキウイフルーツの秘密を巡る旅にニュージーランドへ。その際に、このレッドキウイの存在を初めて知りました。
ゼスプリ社のキウイフルーツが育てられているニュージーランドのキウイ農園 写真提供/ゼスプリ社
しかし、当時のレッドキウイはまだ開発段階にあり、ニュージーランド国内でテスト的に販売されていただけでした。そう、レッドキウイは“幻のキウイフルーツ”だったのです。それが満を持して日本に上陸!さっそく、販売中のレッドキウイをいただいてみましたよ。
日本上陸のレッドキウイはどんな味?
期待に胸を膨らませつつ、果実にナイフを入れると・・・赤い果肉が顔を出し、甘い香りが漂います。
この赤い果肉には、抗酸化成分である「アントシアニン」や「ビタミンC」が含まれているのだとか。また、アントシアニンは、気分の改善を促す栄養成分でもあるのだそう。
まずは、カットしたものをそのまま、シンプルに食べてみます。
う〜ん、キウイフルーツとは思えない感動的な甘さっ!
さくらんぼのような、木いちごのような、なんとも言いあらわし難いのですが、熟したベリー類を彷彿とさせる甘美な味わいです。それでいて、ほのかな酸味も感じられるので、まったり甘すぎることはありません。
キウイフルーツの本場・ニュージーランドでは、キウイフルーツをそのまま食べるだけでなく、ヨーグルトボウルやサラダに添えて食べるのが一般的。ということで、筆者もレッドキウイとグラノーラでヨーグルトボウルにトライ!
甘みが強いレッドキウイは、無糖のヨーグルトに見事にマッチ。蜂蜜をかけても良いと思いますが、レッドキウイがあれば、蜂蜜なしでもヨーグルトボウルに十分な甘さがプラスされます。
食べやすいようにキウイを小さくカットするのもオススメです。小さくカットしたキウイは、より一層ヨーグルトとなじむように感じます。
赤い果肉が彩りを与えてくれるので、見た目も華やか。レッドキウイを使って、いろいろなヨーグルトボウルを考えてみるのも楽しいかも!
発見!熟する段階によって違う味が楽しめる
今回は、このほかにもうれしい発見がありました。なんと、レッドキウイは熟する段階によって、違った味わいが楽しめるのです!
例えば、完熟させたレッドキウイは甘美そのもの。とても甘い。一方、完熟の一歩手前で食べたレッドキウイには、甘さだけでなくほどよい酸味も残っていました。
どちらにも良さがあり、こうした味の変化もレッドキウイを食べる楽しさではないでしょうか。
レッドキウイの販売期間は約1カ月。東京の新宿高野本店や本州・四国のイオン・イオンスタイルの直営店で取り扱っています。2021年5月下旬までの販売予定ですが、なくなり次第販売終了とのこと。この機会に、希少なレッドキウイをぜひお試しあれ!
※詳しい販売店情報は、以下のゼスプリ インターナショナル ジャパン株式会社のWEBサイトにてご確認ください。
https://www.zespri.com/ja-JP/blogdetail/red
[Photos by LocoYoneda]