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絶景と秘湯に出会う山旅(22)比叡山から京都、そして嵐山温泉に癒やされて

Posted by: 阿部 真人
掲載日: May 14th, 2021.

関西で身近な山のひとつ、比叡山。マイカーやバス、ケーブルなどで登ることもできますが、前日は琵琶湖畔から比叡山山頂まで歩いて登り、延暦寺の宿坊に泊まりました。この日は西に下って京都の街へ降り、嵐山の温泉で癒やされました。コロナ禍のさなか、旅の気分を味わってください。

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渡月橋


比叡山の朝は僧侶のお勤めに参加

前日は琵琶湖畔の滋賀県大津市坂本地区から無動寺道を歩き標高848mの大比叡に登頂。そして比叡山延暦寺の宿坊、延暦寺会館に泊まりました。

>>>絶景と秘湯に出会う山旅(21)比叡山、琵琶湖畔から延暦寺そして宿坊へ

琵琶湖の朝日

早朝、客室の窓を開けると琵琶湖の向こうからまばゆい太陽が昇っていました。神々しい光に感じます。

根本中堂

朝6時30分から修復中の根本中堂でお勤め(読経)があり、宿泊客は自由に参加することができます。誰も見当たらない、ひっそりとした境内を歩いて修復中の根本中堂に向かいました。

1200年以上灯されてきたという「不滅の法灯」。ひと気は少なく、この貴重な灯りを独り占めした気分です。

朝日の苔

20分ほど読経を聞き、その後僧侶の講話を伺いました。心が洗われるようで気分が清々しいのです。みなさんも機会があれば、宿坊に泊まり参加してみてください。そして朝食をいただき、いよいよ京都に向けて下山です。

比叡山から京都までの道のり

下山道

写真の右下に見える道路は、奥比叡山ドライブウェイです。比叡山を南北に走る有料の自動車道で、京都や大津からマイカーで来るときに便利。ですが、歩きでは通れません。左側の砂利道を歩いて行くことになります。

弁慶水

まもなく木立のなかに「弁慶水」と書かれた祠がありました。弁慶が比叡山延暦寺の山王院堂にこもって修業をしているとき、仏に供えるための水「閼伽水」を1000日間汲みに通ったとの言い伝えがあるのだそうです。貴重な湧水らしく、いまでは延暦寺に水を供給しているようですね。

ロープウェー駅

少しずつ、下ってゆくと叡山ロープウェー駅、そして、その向かいにある比叡山ケーブル駅に到着しました。京都からは、このケーブルとロープウェーを乗り継いで延暦寺に向かうのがもっともポピュラー。

ケーブル山頂駅前

比叡山ケーブル山頂駅と麓の八瀬駅の標高差は561mで、日本一だそうです。そして比叡山の東側にある坂本ケーブルは営業キロの長さ日本一だそうで、山の両側で日本一を持っているんだとか。

京都御所遠望

比叡山ケーブル山頂駅舎の前から京都の街が一望できます。宝が池から京都御所までクッキリと見えますね。

結界碑

ケーブル駅を過ぎると、急坂を下ってゆくことになりますが、京都方面から登ってくるのはちょっと大変そうです。

ようやく一息ついたところに「浄刹結界趾碑」とありました。明治5年(1872年)まで、ここから上の比叡山に女性が入ることが禁じられていたのです。

修学院駅

そして、あっという間に街なかに出ました。出発してから休み休みでしたが、3時間ほどで叡山電鉄鞍馬線の修学院駅に到着です。

京都の街でランチとおやつをいただく

店内

時刻はちょうどお昼。山歩きをしたので修学院でランチのあるお店を探しました。「SPEAK EASY(スピークイージー)」というアメリカンスタイルのカフェが駅の西側に見つかりました。

玉子サンド

アメリカンダイナーのような雰囲気の、大きなハンバーガーが売りのお店。ですが、いただいたのは玉子サンドイッチにミニサラダ。ごちそうさまでした。

SPEAK EASY
住所:京都府京都市左京区山端川原町7-7
電話:075-781-2110
HP:http://www.speakeasy.gr.jp/

店頭

食事が済むと、叡山電鉄で出町柳に向かいました。目的があるのです。みなさん、出町柳といえば、もうおわかりでしょう。

豆餅と田舎大福

出町柳駅前の「出町ふたば」の豆餅。今回は豆餅(1個200円)と田舎大福(草大福1個220円)を買い、早々にいただきました。あっさりしたあんこと小豆がとてもおいしいですね。それと餅、この三位一体の絶妙のバランスが素晴らしいですね。ごちそうさまでした。

>>>一度食べたらもう虜に!京都手土産の代名詞「出町ふたば」の豆大福

出町ふたば
住所:京都府京都市上京区青龍町236
電話:075-231-1658
営業時間:月、水~日 8:30~17:30

京都・嵐山温泉 花伝抄で憩う

宿の玄関

京都嵐山は、京都のなかでも大人気の観光地。ここに温泉があるとは大変うれしいですね。しかも「嵐山温泉 花伝抄」の立地は申し分ありません。阪急嵐山駅の真ん前、改札を出ると目の前にいかにも京都らしい瀟洒な建物が見えます。

玄関ロビー

玄関に入ると、京都の和モダンといった雰囲気。若い女性はとくにお気に召すかも。畳敷きなのでスリッパは使いません。山歩きをした後だったので、足が疲れなくて済みました。

また男女ともに好みの浴衣と帯を選ぶことができます。京風の文様や柄もあり、カップルの方はおそろいの浴衣を楽しむことができますね。

コーヒーマシーン

ロビーには無料のコーヒーやコーラ、ジュース類のドリンクバーがあり、一日中いただくことができます。また大浴場前にもアイスやヤクルトが置いてあり、お風呂上りにいただくとおいしいこと。

ちなみに、夜になると夜鳴きそば(醤油ラーメン)も無料でいただけるとのことです。

京風和洋室

宿泊したのは京町家風の客室でした。そのほかにも「京和風」「京モダン」の部屋があり、いずれも京都をイメージしているそうです。

貸切風呂①

さてさて温泉なのですが、大浴場と貸切風呂があります。大浴場と露天風呂は広々として気持ちいいお湯。みなさん貸切風呂に入るせいでしょうか、いつも空いていました。大浴場はアルカリ性単純泉で、併設した露天風呂は薬湯となっています。

貸切風呂は、空いていれば自由に入ることができるシステム。5つありまして、ひとつは故障中でしたが、4つとも待つことなく入れました。上の写真は「竹庭の湯」と呼ばれる貸切の露天風呂。人工の炭酸泉なんです。

貸切風呂②

こちらは「絹の湯」と呼ばれる貸切の露天風呂。ナノバブルのきめ細かいお湯が気持ちいいのです。

貸切風呂③

こちらはレンガの壁に囲まれた「茜の湯」と呼ばれる貸切の露天風呂。ラジウム泉になっているそうです。ラジウム泉は毛細血管を刺激して新陳代謝を促進してくれますね。

渡月橋夕景

温泉でホッとした後、歩いてほんの5〜6分のところにある渡月橋を散策しました。夕日が美しく、川べりはのんびりして気持ちがいいですね。

先付

そして夕食。食事処の半個室でいただきます。食事係のスタッフの女性は明るく気が利いている方。テキパキと給仕していただきました。

焼物

前菜に椀物、お造りに焼き物。上の写真は鰆の味噌柚庵焼とサザエのつぼ焼きでした。オールインクルーシブで飲み物も無料、アルコールやソフトドリンクが飲み放題なのです。

鴨肉
鴨鍋

この日のメインは鴨鍋。そして天婦羅とおばんざいはオーダービュッフェで食べ放題なのだそうです。とはいえ桜海老と壬生菜の混ぜご飯がおいしくて、ご飯のおかわりまでして満腹。ごちそうさまでした。

嵐山の新緑に癒やされて

渡月橋

翌朝も快晴。渡月橋を渡って、竹林の小径を散策しました。宿のある阪急嵐山駅からは20分ほどですが、京福嵐山本線の嵐山駅やJR山陰本線の嵯峨嵐山駅からだと10分もかからないでしょう。

竹林のお地蔵さん

竹林のなかは気温も湿度もちょっと違うような気がします。爽やかなそよ風が抜けて清々しいですね。

ちなみに結婚式場のCMとコマーシャルフォトの撮影が行われていました。絵になる場所なんですねえ。

竹林の小径

新緑の季節、比叡山から京都まで身も心も清められたような旅となりました。比叡山の旅も嵐山の温泉も散策もコロナ禍を吹き飛ばすくらい、とても清々しいものでした。

嵐山温泉 家伝抄
住所:京都府京都市西京区嵐山西一川町5-4
電話:075-863-0489
HP:https://www.hotespa.net/resort/hotellist/kadensho/

[All Photos by Masato Abe]

阿部 真人

Masato Abe 還暦特派員
大学を卒業後、およそ30年間テレビ番組を作ってきました。57歳の時に、主夫となり、かつ自由人として旅に生きることを決意して早期定年退職。登山を始め、東京の街歩きガイドや温泉めぐり、豆大福探訪などなど60歳の還暦を迎えて好奇心が高まっています。


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