皿鉢料理 写真提供:農林水産省Webサイト
高知県のおいしいものとは?
坂本龍馬や板垣退助など、時代を変えた偉人を輩出した高知県。年平均17.7℃と温暖な気候で、年間日照時間、年間降水量とも全国トップクラス。緑豊かな四国山地の山々、日本最後の清流と称される「四万十川」や驚くべき美しさの仁淀ブルーと呼ばれる「仁淀川」など、素晴らしい自然に恵まれています。客をもてなすハレの料理「皿鉢(さわち)料理」は、海の幸、山の幸が大皿にダイナミックに盛り付けられます。内容は、その土地の魚、カツオ、マグロ、鯛、サバ、アジなどの刺身などの旬の生ものの皿、姿寿司、煮物、焼き物、揚げ物、デザートのフルーツや羊羹等の盛り合わせの皿など。作るのに2日間かける場合もあり、その内容で社会的地位を示す象徴の料理でもあったそうです。
高知県グルメはたくさんありますが、あなたがおさえておくべき美味とは。
高知県内全域
高知県の県魚「かつお」のたたき
全国一の鰹(かつお)の消費量を誇る、高知県。漁師が船上で食べていたまかないだったものが発祥とされる「かつおのたたき」。特に脂がのっている秋の下りかつお(戻りかつお)、新緑の時期にとれる初夏の初かつおは、美味とされ人気。
写真提供:農林水産省Webサイト
3枚におろしたかつおを焼き網に乗せて豪快に炙ったものに、好みで小口切りのねぎやたまねぎ、にんにくの薄切りの薬味を添えていただきましょう。本場の高知県では、焼いたかつおに、塩をまぶして食べる「塩たたき」が人気。外はかりっと香ばしく、中はしっとり生の味わいで、新鮮なかつおの旨味が引き立ちます。
■参照
高知県 うちの郷土料理 農林水産省
新鮮、さっぱり、香ばしい 【カツオの塩タタキ】 よさこいネット
鰹のたたきの作り方 【高知まるごとネット】kochimarugoto
室戸市
日戻りの金目鯛を使った「室戸(むろと)キンメ丼」
写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
金目鯛(きんめだい)は深海に生息する魚で、高知県東部は切り立った海底地形で、沿岸近くの漁場でも水深が深く、鮮度の高い状態で水揚げが可能。室戸沖では1年を通して、日戻り漁で水揚げがあります。
金目鯛の甘辛い照り焼きと、地魚の刺身をのせた「室戸キンメ丼」。ふっくらとした金目鯛は、口の中でとろりと溶け、繊細な味わいが広がります。新鮮な金目鯛が味わえる「室戸キンメ丼」は、一度は食べてみたい憧れのご当地グルメ。金目鯛の赤い皮も、目に鮮やかで食欲をそそりますね。
■参照
室戸キンメ丼 一般社団法人 高知県東部観光協議会
金目鯛 一般社団法人 室戸市観光協会
行こうよ!室戸ユネスコ世界ジオパーク♪ Muroto Geopark 室戸ユネスコ世界ジオパーク / Muroto UNESCO Global Geopark
高知市、日高村、四万十町ほか
高知県人が愛するおやつ「芋けんぴ」
さつまいもを細長く切って油で揚げ、砂糖蜜を絡めた「芋けんぴ」は、素朴な懐かしい味で高知県では定番。サクサクとした食感が良く、つまみやすい形状で、ついつい後を引くお菓子です。
道の駅やスーパー、山の中の小さなお店でも必ず数種類は置いてあるほど、地元では愛されている芋けんぴ。砂糖をまぶした基本のものから、塩けんぴ、むらさき芋けんぴ、黒ごま、四万十川青のり、ゆず、生姜、チョコレート、キャラメルなど種類も色々。あれもこれもと欲しくなってしまうこと間違いなし。
忘れていた素朴な味に、きっとはまることでしょう。
S2#15 高知『芋けんぴに新名物』編 Go!Go! NINJAPON!Go! Go! ニンじゃぽん
今回は、高知県のご当地グルメの一部をご紹介しました。ご当地グルメには、各地の名産や文化が詰まっています。ぜひ、旅の思い出に味わってください。まだ出かけるのが不安というあなたは、通販で取り寄せできるお店もありますから、ご自宅で楽しむのも良いかもしれませんね。
注意:2021年5月現在の情報になりますので、店内での飲食ほか詳細につきましては、直接店舗へお問い合わせください。
sara-aoyama ライター
はじめて訪れた瞬間から、NYに一目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、ついには上陸。旅の重要ポイントは、その土地の安くて美味しいものを食すこと。特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、『やられたら、やり返せ』。プロ・フォトグラファーの夫とNY在住。
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