阿蘇あか牛丼
熊本県のおいしいものとは?
ご当地キャラくまモンが人気の熊本県。世界有数のカルデラを誇る阿蘇山の存在により「火の国」と呼ばれ、118カ所もの数の温泉が点在。一方で、「名水百選」に全国最多の8カ所が選ばれるなど、天然地下水に恵まれた「水の国」でもあります。
阿蘇の広大な草原で育った「阿蘇のあか牛」、ちゃんぽんの麺を春雨にした熊本県民のソウルフード「太平燕(タイピーエン)」、お酒のアテにぴったりの「辛子蓮根」、ポテトサラダをちくわの穴に詰めた天ぷら「ちくわサラダ」など、個性的なグルメがそろっています。
熊本県グルメはたくさんありますが、あなたがおさえておくべき美味とは。
天草市
有明海、八代海、東シナ海に囲まれた環境で新鮮「海鮮料理」
周囲を有明海、八代海、東シナ海に囲まれ、大小120の島々からなる天草は、水揚げされる魚介類が豊富で新鮮。熊本県を訪れたなら、ぜひ足を延ばしたいものです。
食通も通う「天草寿司」
3つの海に囲まれた天草は、車エビ、ウニ、甲イカ、鯛など新鮮な海鮮の宝箱。ミシュランに選ばれた寿司の名店もあり、極上のネタと技を求めて料理評論家や著名人も訪れます。
天草でしか味わえない絶品がある「生うに」
生うににぎり
栄養たっぷりの海藻がある天草近海では、おいしい「うに」が育ちます。天草外では味わえない絶品の「黒紫うに」は、粒が大きく味が濃厚。
シンプルだからおいしい「鯛茶漬け」
新鮮な鯛の刺身を醤油漬けにしたものに、だしをかけて。シンプルなだけに、素材の良さが際立ちます。
熊本市ほか
全国第1位の馬肉生産量「馬肉料理」
馬肉の生産量が、全国第1位の熊本県。熊本で「セイショコさん」と呼ばれて慕われている、肥後熊本初代藩主の加藤清正公が、朝鮮出兵にて食糧難に陥った際に馬肉を食したのが始まりといわれています。
別名「桜肉」とも呼ばれる馬肉は、ビタミン、ミネラルなどの栄養価が高く、低カロリー&低コレステロールでヘルシー。専門店だけでなく、居酒屋のメニューにもあるので、ぜひいただいてみたいですね。
とろける旨さ「馬にぎり」
馬肉はお寿司にもよく合います。熊本名物の霜降りの馬刺しがシャリと一体となり、とろける旨さ。
熊本では日常メニュー「馬刺し」
熊本名物馬刺し。熊本では、スーパーの精肉コーナーでも販売されているほど、日常的に食べられています。さっぱりとした赤身から、サシが入った霜降り、タテガミ、フタエゴなどの希少部位など種類はさまざま。
馬肉初心者でも食べやすい「馬肉のたたき」
馬刺しに抵抗があるあなたは、たたきなら食べやすいかもしれませんね。噛むほどに甘みと旨みが口中に広がります。
熊本県全域
熊本スイーツ
熊本県は甘いものも充実。食べ逃したくないスイーツとは。
素朴で飽きない味「いきなり団子」(熊本市など)
小麦粉を練って伸ばした生地で、厚さ1センチ位の輪切りにしたさつまいもと粒あんを包んだものを蒸した、素朴な熊本の郷土菓子。サツマイモの甘みとホクホク感、豆あんが絶妙にマッチ。熊本の方言で「いきなり」とは、「簡単、手軽」や「直接」を意味。来客が「いきなり」来てもすぐに作ってもてなせる、またいきなり団子生地で包んで蒸す「簡単に作れる団子」の意など名前の由来といわれています。
新食感が楽しい「冷やしいきなり団子」(熊本市など)
シャリシャリッとしたシャーベット状のお芋とあん、もちもちの生地が合わさった新食感。冷凍庫で凍らせたものを、半解凍にしていただきます。
日本屈指の栗の名産地「山江栗まんじゅう」(球磨郡山江村など)
九州熊本県南部に位置する山江村は、日本屈指の栗の名産地。年間約60万個を売り上げる「山江栗まんじゅう」は、山江村の大人気商品。外側はふんわり、中は山江村産の栗あんがたっぷり。山江サービスエリアでも購入可能。
復活した幻のようかん「杉ようかん」(天草市)
約220年前、琉球王の使節団が11代将軍・徳川家斉の祝賀のために薩摩を目指したが、嵐に巻き込まれ﨑津に漂着。住民らに救助されたお礼に、琉球王の使節団が伝授したのが「杉ようかん」の始まり。
控えめな甘さのあんを包む餅は、しっとりと軟らかな口当たり。表面には縁起のよいとされる紅色の線が鮮やか。杉の葉をのせるのは、保水性と殺菌力を備えているため。保存料を使わないため1日限定で、「﨑津を訪れないと食べられない」味です。
写真提供:熊本県
今回は、熊本県のご当地グルメの一部をご紹介しました。ご当地グルメには、各地の名産や文化が詰まっています。コロナ禍が落ち着きましたら、ぜひ旅の思い出に味わってください。通販で取り寄せできるお店もありますから、ご自宅で楽しむのも良いでしょう。
注意:2021年6月現在の情報になりますので、店内での飲食ほか詳細につきましては、直接店舗へお問い合わせください。