
心地良いローカル感に包まれる天ぷら店

「呉屋てんぷら屋」があるのは、牧志公設市場から続く商店街の一角。国際通りからは歩いて5分ほど。そこはかとなく漂うダンジョン感にワクワクしてしまうこと間違いなし!

路地を入ったすぐ右手に佇む、創業約40年の呉屋てんぷら屋。2009年にこの地に移転するまでは、さらに奥まった場所にあったのだとか。切り盛りするのは地元のお母さんたち。温かく、何気ない会話が楽しめるのも大いなる魅力です。

店先のショーケースには沖縄のソウルフード、天ぷらが並びます。もずくやイカ、野菜、さつまいもなど種類も多彩。カツオ出汁がきいた、フリットのようなふわふわの衣が特徴です。沖縄では食卓のおかずのみならず、おやつとしても親しまれているのだそう。
サーターアンダギーは1個60円!

天ぷらの横に並ぶのは、絶妙な色合いのサンターアンダギーたち。プレーン、黒糖、ごまの3種類を販売。1個60円という良心的なお値段も特筆すべきところ。

サーターアンダギーの基本となる小麦粉、砂糖、玉子などに加え、ピーナッツバターを使用するのが同店のこだわりのひとつ。片手でいとも簡単に生地を丸める手さばきは圧巻そのもの。

低温のなたね油で30〜40分じっくり揚げていきます。

美しく割れた揚げたてのサーターアンダギー。ザルの上でしばらく休ませて、油をしっかり切るのがおいしさの秘訣なのだとか。
いざ実食!

それでは実食していきましょう。まずはプレーンから。カラリと揚げられた生地の表面は驚くほどサックリ。市販のものは全体的にボソボソした印象があったのですが、こちらは極上なまでふんわりもっちり。外と中の食感のコントラスが格別で、今まで食べてきたサーターアンダギーの概念が覆されたほど!

続いて黒糖。プレーンよりも深みのある甘さが印象的。それでいて決して甘すぎず、黒糖ならではのコクがしっかり主張されています。

最後はごま。生地のやさしい甘みと黒ごまの風味が見事にマッチし、香ばしさが口いっぱいに広がります。食べれば食べるほど、もっと食べたくなるような、素朴な味わい。
サーターアンダギーは常温で1週間保存可能なのでお土産にも最適。トースターで軽く温めると、揚げたてのサクサク&もっちり食感がよみがりますよ。旅中はもちろん、旅の余韻も楽しく、おいしく彩ってくれる極上の沖縄スイーツに出合ってみてはいかがでしょうか。
呉屋てんぷら屋
住所:沖縄県那覇市松尾2-11-1
電話:098-868-8782
営業時間:8:00~18:00
定休日:不定休
[All photos by Nao]

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Nao ライター
メーカー、ITベンチャー勤務を経てフリーランスに。
学生時代から旅を続け、渡航国は現在50カ国。
特技は陸路国境越え。グルメレポート翌日に大学の最先端研究を取材したり、ロシア州知事にインタビューしたり。幅広い対応力とフットワークの軽さが自慢。日本ソムリエ協会認定資格ワインエキスパート保有。
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