
さっそくシンガポール風ラクサを実食!

「ラクサ」は、シンガポールを代表する麺料理。海鮮ベースでココナッツミルクの入ったスパイシーなスープが特徴です。
買ってきたら、すぐ食べられるのが惣菜のいいところ。500wで4分温めれば食べられるっていうのは、かなり便利です。果たして、おいしいのか気になります。価格は税込647円ですから、お弁当としては妥当なような、麺類としては高いような、でも特別感あって安いような。まぁ、ちょうどいいお値段ですね。

電子レンジでの加熱が終わったのが、この状態です。ほぼすべての具材がちゃんと並んで見えています。
まずはスープ!濃厚な旨さがとろける

ラクサはスープが命!濃厚な海鮮ベースの出汁に、ココナッツの甘い香りが異国感を盛り上げます。原材料には、魚醤、カレーペースト、砂糖、みりん、チキンエキス、鶏ガラスープの素、チリインオイル、しょうが、ごま油、にんにくなどの調味料が書かれています。海鮮系の出汁と、カレーやチリなどのインド系のスパイスが合わさっていい味になってます。爽やかな香りを感じるのはレモン果汁です。
では順番に具を楽しみます!

ゆで卵はしっかり固ゆで。ちょっとずつ崩しながら、スープに絡めると、優しいたまごの味とちょっとパンチのあるスープが混じりあったおいしさがたまりません。一方、トマトのほうは、その酸味と爽やかさでスープが少しすっきりと感じられます。

指定された電子レンジの加熱時間がちょうどいい!にんじんと緑豆もやしはシャキッとした食感が残っていて、フレッシュさが感じられます。パクチーは残念ながらくったりとしてしまいましたが、このくらいだとその香りがスープに溶け入るようで、またちょっとしたエスニック感がプラスされます。

具の中で一番大きなのがこの厚揚げ。シンガポールの料理は、中華系の移民が持ち込んだ食文化と現地のマレー民族の味が融合したものが多いのですが、この厚揚げは中華料理の流れですね。スープが浸みて、この部分はちょっとした鍋料理のような印象です。

鶏むね肉も入っています。脂身のない部分なのでかなりヘルシー。ぱさぱさしているかと思ったら、これまたスープの旨みと一緒になっておいしいんです。

麺は平たい米の麺、ビーフンです。ちょうどいい茹で具合になっていて、やっぱりスープに合います。麺の長さが短めなので、スープが飛ぶことも少ないと思います。

これもラクサ!?いろんなバリエーションがあるようです

シンガポールの住宅は高層ビルが多く、その1階には食堂街「ホーカーセンター」がおいしい食事を提供していることが多いんです。アラブ人街とインド人街の間にある「Sungei Road Laksa (スンゲイ ロード ラクサ)」では、独特なラクサを提供していて人気が絶えません。

それがこちら!あさりのラクサです。濃厚な海鮮出汁、ココナッツクリームのスープはまさにラクサですが、生に近いチュルっとしたあさりが、またいい旨味をプラスしてくれています。一緒に入っているのは魚のすり身のさつま揚げです。1杯3シンガポールドルでしたから250円ほど。小さなサイズなので、2つ食べている人もちらほらいました。
ラクサの具は自由な発想でいい!
ラクサの譲れない特徴は、海鮮出汁とココナツクリームのスープです。そこにインド系のスパイスが加わります。具はえび、魚のすり身の揚げ物、厚揚げ、好きな野菜などいろいろ。変わり種としてあさりもありました。
成城石井の「シンガポール風ラクサ」は、何と言ってもスープが本格的!そして、野菜などの具材がいろいろのっていてヘルシーだし飽きが来ません。短めの麺も、たとえばオフィスに持ち帰って食べるなら、スープのはねやとびが少なくて安心。長年定番となっているだけあるなぁと、感心させられました。
[All photos by Atsushi Ishiguro]
成城石井
http://www.seijoishii.co.jp/
※店舗により取扱商品は異なります。店頭でご確認ください。

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Atsushi Ishiguro ライター&フォトグラファー
旅するフードフォトグラファーです。そして、食生活について考えて、レシピを開発して料理もします。「おいしいものをおいしく伝えたい」をテーマに、世界のおいしいものを食べ歩き、写真におさめて、日本で再現し、みなさんと一緒に食べたいというのが、私のビジョンです。
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