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COP26開催地・グラスゴー「イギリス第3位の人気観光地」の悲しい現実!

Posted by: フレッチャー愛
掲載日: Nov 4th, 2021.

2021年11月12日まで、COP26(国連気候変動枠組条約第26回締約国会議)が開催されているイギリスのグラスゴー。芸術と文化の都として知られ、イギリスでは観光客数第3位という人気観光地です。美術館などの見どころ、ウイスキーやハギスといった外せないグルメを紹介。その陰で、あまり知られていない悲しい事実もありました。

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英国スコットランド・グラスゴーの街
(C)Alexey Rezvykh/ Shutterstock.com


グラスゴーにてCOP26開催中!

イギリス・グラスゴー
(C)chrisdorney / Shutterstock.com

国連が世界一丸となって環境問題に取り組む国際会議COP26が2021年10月31日から11月12日まで、イギリス・グラスゴーにて開催中です。アメリカ、日本を含む世界の主要国のリーダーのみならず、ローマ法王、またレオナルド・ディカプリオといった著名人なども含めて、世界中から約2万人が集まっているといわれています。

あまり聞いたことのないグラスゴーについて、見どころや外せないグルメ、また意外な秘密にも触れていきます!

グラスゴーの基本情報

グラスゴーはスコットランドの南西部にある人口約65万人の都市で、ロンドンから電車で約5時間、飛行機では1時間半ほどのところにあります。

意外にも、リバプールやマンチェスターよりも人口は多く、イギリスでは第4位、スコットランドでは首都のエジンバラよりも人口の多い都市なんです!また、訪れる観光客の人数もロンドン、エジンバラに次いで、なんと3位となっています。

芸術と文化の発信地グラスゴーの定番スポット

英国スコットランド・グラスゴー大聖堂

グラスゴー大聖堂 (C)Natakorn Sapermsap/ Shutterstock.com

スコットランドというと、美しい旧市街地が世界遺産になっているエジンバラの影に隠れて、あまり存在感のないグラスゴーですが、実は歴史深く芸術と文化の発信地として多くの見どころがあります。

街歩きの拠点、ジョージスクエアとブキャナンストリート

英国スコットランド・グラスゴーのジョージスクエア
(C)Natalia Sidorova/ Shutterstock.com

グラスゴーの街の中心ジョージスクエアは、街歩きの拠点として何度も訪れることになるでしょう。豪華で厳かな建物が立ち並び圧巻の景色!またファッションショップが多いことで知られるグラスゴーで、ショッピングが楽しめるブキャナンストリートもすぐです。

ジョージスクエア
住所:Glasgow G2 1DH

 

ブキャナンストリート

ケルビングローブ美術館&博物館

英国スコットランド・グラスゴーのケルビングローブ美術館&博物館
(C)S-F / Shutterstock.com

グラスゴー大学のそばに位置するケルビングローブ美術館&博物館は、世界レベルとしても通用する見どころ満載の博物館&美術館です。グラスゴー出身の著名な建築家でデザイナー、チャールズ・レニー・マッキントッシュの家具なども展示されています。展示品はもちろんですが、美しい建物も一見の価値ありです!

ケルビングローブ美術館&博物館
住所:Argyle Street, Glasgow, G3 8AG
公式サイト

グラスゴーで楽しめるグルメ

本場で気軽にウイスキーを

スコットランドのウイスキー

(C)barmalini/ Shutterstock.com

スコットランドではウイスキーはリーズナブルで気軽に楽しめ、どんな庶民的パブにでもスコットランド産のシングルモルトウイスキーがあります。日ごろはウイスキーはあまり飲んだことがない、という人でもぜひ本場で味わってみたいものですよね!ちなみに、イギリスにはハイボールという飲み方がないので、どうしてもという場合は、ウイスキーと炭酸水を別に購入する必要があります。

スコットランドのソーセージ?「ハギス」

スコットランドのハギス
(C)stockcreations/ Shutterstock.com

羊の内臓をミンチ状にしたものにパン粉を混ぜて、羊の胃袋に詰めて蒸したハギスは、スコットランドならではの料理です。形状や色はかなりバラエティがありますが、癖の強いスコットランドのソーセージというイメージ。好き嫌いが分かれるとされますが、怖いもの見たさで一度は挑戦したいご当地グルメです。

平均寿命が短いことでも有名

寿命のイメージ

(C)Hyejin Kang/ Shutterstock.com

グラスゴーは産業革命の起きた18世紀以降、ヨーロッパの工業や貿易の中心地として繁栄し、当時は100万人を超えるなどヨーロッパ第4の大都市まで成長しました。ところが、第二次世界大戦以降、経済の衰退とともに街は荒れ、治安の悪化や人々の生活は貧しいものとなっていきました。

再建が進む現在、状況は改善しているものの、平均寿命が先進国の中では短いことで有名で、現在もグラスゴーに住む男性の平均寿命は72歳、女性は78歳と先進国西ヨーロッパ内では一番短い平均寿命となっています。現在も4分の1の男性が65歳を迎えることができないのが現状です。短い平均寿命の理由ははっきりとはしていませんが、劣悪な住宅事情や労働環境の末のライフスタイルや、現在も病院に行ったり健康に気を付けたりする習慣の欠如など、さまざまな原因が関係しているとされています。

[参照]
Mystery of Glasgow’s health problems – The Guardian

フレッチャー愛

Ai
20代のころからイギリス在住。科学者。フットボールに夢中な男の子の母親として奮闘中。ヨーロッパ各地のマーケット(蚤の市)散策、ワイン、見晴らしのよい絶景スポット、特に海が大好き。 世界のどこにいても、毎日を気楽に楽しめるヒントを共有していきたいです!


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