キャンピングヒルズ鴨川をマニアが徹底解説!棚田&海の絶景と5つの魅力とは?

Posted by: すぎさく。

掲載日: Mar 22nd, 2022

棚田の景観も人気の千葉県・鴨川の「キャンピングヒルズ鴨川」。今回も、50カ所以上のキャンプ場を巡った女性キャンパーの筆者が、そんな心揺さぶられた絶景キャンプ場の魅力を徹底的に紹介します。料金や予約方法、アクセス、サイトの種類などをチェックできますよ!

キャンピングヒルズ鴨川

キャンピングヒルズ鴨川のアクセス・住所・電話番号・料金

  • アクセス:アクアライン経由して館山自動車道「君津IC」を下りて、約40分
  • 住所:千葉県鴨川市宮2015-62
  • 電話番号:0470-92-9979
  • 料金:テントサイト1区画5,000円(税込)、ファミリーバンガロー1泊13,500円(税込)
  • チェックイン/チェックアウト:12:00/11:30〜17:00

「キャンピングヒルズ鴨川」ってどんなところ?

「キャンピングヒルズ鴨川」は、千葉県鴨川市の海沿いにあり、海と棚田を同時に見られるという珍しい絶景が特徴のキャンプ場です。


場内には、26の区画サイトとログハウスのバンガローがあります。それぞれ見える景色も異なり、それもまた魅力。

古き良き時代の原風景が広がるロケーションで、各サイトが段々畑のようになっているのも特徴の一つ。それだけに、プライベート感も確保でき快適に過ごせるというわけです。また、各サイトは広々していて、ゆったりした時間を過ごせるのもうれしいポイント。

土、日曜日は混雑しがちですが、平日は比較的空いているので狙い目。チェックインは12時、チェックアウトは11時30分〜17時ですが、空いている場合は、10時からチェックインが可能です。

予約は電話・メールで

キャンピングヒルズ鴨川のサイト予約は電話もしくはメールにて。メールの場合は、代表者名(漢字・フリガナ)、郵便番号、住所、携帯電話番号、メールアドレス、予約希望日、宿泊数、サイト数、人数(大人・子ども)、利用回数を明記のうえ、問い合わせを。

おすすめサイトは?

段々にレイアウトされたサイト構成が特徴で、それぞれ異なる景色が楽しめます。全23つある区画サイトと、全3棟のロッジの特徴や見どころを紹介します。

Eサイト(全4区画)


区画サイトの中で一番高い位置にあるのがEサイト。全4区画あり、それぞれ大型テントとタープがすっぽり入るほど広々としています。高台ゆえ、強風時は風の影響を一番受けやすいので、ペグはしっかり打ち込んでおくのが安心です。


遠くに棚田の一部も見えてより自然を感じられます。今回筆者はEサイトの中で一番棚田が見えるE3を利用しました。日を遮るものが一切ないので、タープを併用するのがおすすめです。


Eサイトの後方は木々に囲まれ自然が満載!

Lサイト(全2区画)


Eサイトの1段下にあるのが全2区画あるLサイト。こちらから棚田は見えづらいものの、他同様にサイトが大きいので、大型テントでも広く使えるメリットも。また、2区画のみなのでプライベート感も感じられます。

Aサイト(4区画)


受付から一番近いのが全4区画あるAサイト。Lサイトから通路を隔てた少し低い位置にあり、C3では木々の間から棚田の一部が見えておすすめです。

Bサイト(3区画)


Cサイトの1段下に位置し、全3区画あるのがBサイト。もちろん、ここからも棚田が見えます。


なかでもB2は、ちょうど木々の間が大きくあいた場所から棚田が見えます。高台のEサイトよりも棚田が近いこともあって、より鮮明に!


ちなみに、棚田の全景を見るには、距離が近いA、Bサイトからがおすすめ。Bサイトのすぐ脇にある小道を進むと棚田の全景が見られます!

C(全3区画)&D(全4区画)サイト


上段にCサイト、その下にDサイトと、こちらも段々にレイアウトされたサイトです。棚田は見えづらいものの、広々していてゆったり過ごせそう。トイレが近くて利便性もグッド!

Gサイト(予備サイト)


万が一のための予備サイトですが、ほかのサイトとは違ってワイルドな雰囲気。森の中のサイトという感じで、プライベート感を重視したいならここが1番。ただし、他のサイトに比べてコンパクトで、大型テントには不向き。ソロや少人数でゆったり使用するのがおすすめです。


すぐ目の前が斜面になっているので注意したいところ。クルマは階段を上った専用の駐車場に停められます。

ロッジ(全3棟)


木のぬくもりが感じられる可愛らしいデザインのロッジは、高台に位置し、眼下に棚田や場内を見下ろせます。


とくに中央のロッジからは、棚田も良く見えておすすめ!


ロッジは、キャンプ初心者やテント泊に不安がある人にもぴったりです。

地形を活かした段々になった各サイトは、どこも自然を感じられるのはもちろん、広々していて快適なキャンプを楽しめます。個人的には、区画サイトなら棚田が見えやすいE3かB2サイトがおすすめです!

ちなみに、各サイトの地面は基本的に芝ですが、土が見えている場所も多いので、頑丈な鉄製のペグを用意しとくと安心です。

また広々したサイトですが、ソロのグループなどは、2人まで、かつテント2張りまで可能。この場合でも、クルマの駐車は1台のみ。別途有料駐車場などもないのでご注意を。

「キャンピングヒルズ鴨川」の5つの魅力

棚田が見られる珍しい絶景のキャンプ場「キャンピングヒルズ鴨川」の5つの魅力を紹介します。

【魅力1】二子嶺岡棚田と太平洋を一望できる超絶景!


最大の魅力が、棚田と海を一望できる絶景。場内から続く小道を数分歩けば全景が見られます。2022年3月の取材時は早咲きの桜も咲いていて、春の訪れを感じさせてくれました。

棚田は、青々とした新緑や黄金色に輝く稲穂など、季節によってさまざまな絶景を見せてくれるだけに、訪れるたびに感動体験ができること間違いなしです。


また、ここから見られる日の出とのコラボは、見惚れるほどの超絶景! 棚田に加え、どこまでも続く太平洋の地平線とオレンジ色に染まる空と太陽……。こんなコラボが見られるキャンプ場はめったにありません。感動必至です。


日が沈み夜になると、無数の星が広がり、幻想的な景色を堪能できますよ!

【魅力2】各サイトが広々していて快適!


サイト数が24区画と、決して多くはありませんが、どこも広々していて快適です。大人数の利用に便利な2ルームなどの大型テントも余裕で入るほどの大きさになっています。

ですが、日中は一部を除きほとんど日陰がないので、タープも同時に設営するのがおすすめです。広々しているので、テント+タープを張っても余裕です。

【魅力3】場内でハーブの露天風呂が楽しめる!(2022年3月現在はシャワーのみ)


キャンプ場を運営するオーナーの本業は漢方薬の卸問屋・薬局。これらの知見を活かした漢方・ハーブなどを使用した露天風呂も魅力のひとつ。カモミールやラベンダー、ローズヒップなどのハーブを日替わりで楽しめます。心地よいハーブの匂いにリラックス効果も抜群です。

※2022年3月現在は、新型コロナ感染症対策のため、休止中。シャワーのみ使用可能です。

【魅力4】空いている時期はアーリーチェックインが無料


平日などの空いているときに限り、通常12時~のチェックインが、無料で10時~でも可能です。アーリーチェックインができるキャンプ場は比較的多いものの、こうした無料サービスを利用できるのはありがたいですよね。

10時にチェックインできれば、翌日11時30分のチェックアウトまで長時間の滞在が可能なので、ゆったりと過ごすことができます。

【魅力5】周辺に観光スポットが多数!


千葉県鴨川市は、海沿いに位置するエリアだけに、オーシャンビューが魅力のスポットがたくさんあります。

キャンプ場からすぐの場所には、海はもちろん周囲を眼下に望む展望台がある「一戦場スポーツ公園」(クルマで約3分)や、シャチのショーで有名な「鴨川シーワールド」(クルマで約10分)、景勝地「仁右衛門島」(クルマで約10分)などがあります。

また、夏は海水浴が楽しめる「前原海水浴場」(クルマで約8分)や、サーファーのメッカでもあり、磯遊びもできる「太海海岸」(クルマで約6分)なども。キャンプと合わせて観光スポット巡りをするのも思い出になりますよね。

「キャンピングヒルズ鴨川」の設備

キャンピングヒルズ鴨川のトイレや炊事場などを紹介します。売店などはありませんが、受付で薪や炭などを購入することは可能です。

受付


受付は、キャンプ場の入口入ってすぐ左手にあります。チェックイン時は、オーナーやスタッフがていねいにサイトの環境を教えてくれるので、初めてでも安心です。


受付の外で薪を購入することも可能です。テントやタープ、シュラフ、ランタン、テーブル、椅子、BBQセットなどのレンタルも用意されていますよ。

炊事場


炊事場は場内に2カ所あります。お湯が出るので、寒い冬でも快適に使用できます。灰を捨てることが可能なほか、生ゴミのみ捨てることができますます。それ以外のゴミは持ち帰りを。

トイレ


トレイも場内に2カ所あり、洋式と和式があります。


少々年期を感じるトイレですが、きれいに清掃されています。


キャンプ場直前の道路は、細い道や急勾配の道路もあるので、譲り合って安全な速度で運転を。


「キャンピングヒルズ鴨川」は、棚田と海の絶景が広がり、ノスタルジックな原風景も堪能できる絶景キャンプ場です。なんといっても、傾斜地に規則的に続く段々畑は、だれもが興奮必至の絶景です。ぜひ足を運んで感動体験をしてほしいです!

PROFILE

すぎさく。

sugisaku エディター/ライター

究極の自由人。走り屋系雑誌で編集のハウツーを学びつつ、コキタナイマイカーでサーキット走行に情熱を燃やした結果、壊したクルマは数知れず!? その後,ブランクを経てweb業界にジョイン。紙とwebで都合9年ほど編集に携わる。現在はキャンプ沼にどっぷり首まで浸かって溺れそうな焚き火バカ。

究極の自由人。走り屋系雑誌で編集のハウツーを学びつつ、コキタナイマイカーでサーキット走行に情熱を燃やした結果、壊したクルマは数知れず!? その後,ブランクを経てweb業界にジョイン。紙とwebで都合9年ほど編集に携わる。現在はキャンプ沼にどっぷり首まで浸かって溺れそうな焚き火バカ。

SHARE

  • Facebook