大洗サンビーチキャンプ場を徹底解説!感動絶景に会える8つの魅力とは【年30泊超の女性キャンパーが直伝】

Posted by: すぎさく。

掲載日: Feb 15th, 2022

年間30泊以上とキャンプをこよなく愛する筆者にとって、自然溢れる絶景は気分を盛り上げてくれる最高のスパイスです。そんな筆者が自信を持っておすすめしたいのが、海が一望できて地平線から上る日の出が見られる、茨城県東茨城郡大洗町の「大洗サンビーチキャンプ場」。ということで今回もさっそく、女性キャンパー目線でその魅力をたっぷりご紹介します!



大洗サンビーチキャンプ場のアクセス・住所・電話番号・料金

  • 住所:茨城県東茨城郡大洗町大貫町1212-57
  • 電話番号:029-267-2234
  • アクセス:クルマ/常磐自動車道「友部IC」経由、北関東自動車道「水戸大洗IC」から約10分
    電車/常磐水戸駅から大洗鹿島線「大洗駅」下車、さらに大洗周遊バス「海遊号」前原住宅前下車、タクシーで約5分。

  • 料金:宿泊/T1〜35、T51〜58は3,000円、A1〜A11(AC電源付)5,000円、はまかぜグランピング13,800円(現在休止中)、フリーエリア1張1,500円。
    チェックイン/チェックアウト:13:00〜16:00/翌朝10:00
    ※アーリーチェックインは11:00〜、レイトチェックアウトは12:00(各500円)
    ※価格はいずれも税込。
※2022年4月より運営体制変更に伴い、各種料金体系が変更される場合があります。

 

「大洗サンビーチキャンプ場」ってどんなところ?

「大洗サンビーチキャンプ場」は、茨城県東茨城郡大洗町に位置し、海が一望できる絶景ロケーションが魅力のキャンプ場です。加えて、地平線からオレンジ色に輝く日の出が見られる海沿いならではの絶景も自慢。また、海水浴や海のアクティビティや潮干狩りなどのプラスアルファの楽しみも。

キャンプサイトは、区画サイトを中心に約50あり、AC電源付エリアやコンパクトなスマートキャンプエリア、ハンモックもできる松林のエリア、海を一望できる高台エリア、ファミリーエリア、フリーサイト、グランピングサイトなど、多彩なサイトがあります。
※2022年2月現在、グランピングサイトは休止中。

クルマの乗り入れも一部可能なので、荷物が多いグループやファミリーキャンプでも不便なく楽しめます。近年人気のソロキャンプにぴったりのコンパクトな絶景エリアもありますよ!

また、場内には、売店を兼ねた管理棟や、洋式トイレ、ごみ処理場、コイン洗濯機、シャワーなど、女性や子ども、アウトドアに慣れていないような人も安心&快適に過ごせる設備が整っています。

さらに、手ぶらでキャンプができるレンタル類も充実。もちろんデイキャンプ(日帰り)も可能です。ちなみに、キャンプ場を運営する隣接の「NPO法人 大洗海の大学」では、サーフィンやヨット、カヌーに加え、磯遊び、川釣り、干物作りなどのさまざまな自然体験ができます。

予約はWebでOK

公式サイトで会員登録すれば、場所を指定しての予約が可能(フリーエリアのみ当日受付)です。デイキャンプも同様にWebで事前予約が必要です。とくに人気のエリアなどは、土、日、祝日は予約が取りにくいので、早めにチェックするのがおすすめですよ。

全7エリア紹介!海が一望できるおすすめサイトは?


場内には50以上のサイトがありますが、大きく7つのエリアに分けることができます。ここからは、ぞれぞれのエリアからの景色や状況、おすすめサイトを紹介します。

AC電源付エリア(全11区画)

クルマの乗り入れが可能で、夏は扇風機、冬は暖房器具などと家電製品を使用できる全11区画ある人気エリア。各サイトは10×10mの広さがあるので、2ルームなどの大型テント+タープを張ってもゆったり過ごすことができます。

このエリアでとくにおすすめなのが、海側に位置するA3、A4、A9、A10。遮るものがほとんどないので、海の景色をたっぷり満喫できます。それゆえ、土、日、祝日の予約がすぐに埋まってしまうことも……。平日なら比較的取りやすいのでチャンスですよ!

とはいえ、一区画が広いだけに、このエリアならどこからでも海が望めるのでご安心を。

また、程よく松があるので、場所によってはハンモックも楽しめます。海を一望しながらハンモックに揺られるリラックスタイムをぜひ。

松林エリア(全5区画)

松が広がっているので、夏場でもタープいらずで暑い日差しをシャットアウトでき、ハンモック泊も楽しめるるエリアです。クルマはサイト内に駐車可能です。

AC電源付きエリアに隣接していて、松越しに海が望めます。個人的には電源サイト同様にこちらのサイトもおすすめです! 各8×7mと、グループなどでも使用できる広さです。

スマートキャンプエリア(全8区画)

ソロや2人くらいまでに丁度いいコンパクトなサイト。クルマを横付けすることが可能ですが、各区画サイズは6×5m程なので大型テントには不向きです。海を一望できますが、海に向かって縦に並んでいるエリアなので、場所によっては少々見えづらくなる可能性も。

ですが、テントサイズを選ぶものの、海側のT55、54は、遮るものがほとんどないので、景色を楽しみたい人には超絶おすすめです! 今回筆者はT54を利用しましたが、視界良好で海沿いキャンプを存分に満喫してきました。

今回利用したのは平日でしたが、スマートキャンプエリアには、筆者一人だけで完ソロ状態でした。平日ソロキャンプ、狙い目ですよ!

ただし、このエリアは地面がかなり硬いので、鍛造品などの堅牢なペグを用意するのがおすすめです。

高台エリア(全8区画)+グランピングエリア(1区画)

電源エリアや松林エリア、スマートキャンプエリアから一段高い位置にあるのが「高台エリア」と「グランピングエリア」。眼下に海を見下ろすことができます。

エリア内は、さらに段々畑のようになっているのも特徴。一番低い位置にT28、29、一段上にT30〜32、そして最も高い位置にT33〜35とグランピングエリアがあります。よりプライベートが楽しみやすい空間になっていて、グループキャンプにもおすすめです。

クルマは、各サイトから階段で数段下りた場所に停められます。階段を使って荷物を運ぶ必要はありますが、さほど手間に感じることもないはず。

T30あたりが真正面に海が見下ろせておすすめです!

しずかであんしんエリア

松林エリアの一段下に位置するのが、「しずかであんしんエリア」。8×7mと比較的広く松に囲われていて日陰もあるので、落ち着いてキャンプができそうです。ただ一部のサイトは、フェンス越しに民家が目の前になってしまう場合も……。

サイト内にクルマの乗り入れはできませんが、階段を登ったところに駐車場があります。

おすすめのサイトは、フェンス越しにはなりますが、海が見えるT7。また、大きいサイトが好みなら、T18がぴったり。海はほぼ見えませんが、2ルームなどの大型テントが余裕で縦に2つ設営できるほどの広さに加え、隣接サイトとの間に松があり、プライベート感もたっぷり。

フリーエリア

予約不要でキャンプが楽しめる「フリーエリア」。30×10mの広さがあり、好きな場所にテントの設営が可能です。クルマの乗り入れはできませんが、自転車はOK。サーフィンなどの海のアクティビティなどを楽しみたい人などにもぴったりです。

ファミリーエリア【全9区画】

キャンプ場入口に一番近い位置にある「ファミリーエリア」。各サイトの広さは10×5m。クルマの乗り入れが可能で、T19〜23くらいまではフェンス越しに海が見えます。

さまざまなサイトがあるなかでも、個人的には、ソロキャンプなら迷わずスマートエリアのT54、ファミリーやグリープなら松林エリアもしくは電源サイトを選びます!

ですが、自分の好みや人数、テントサイズなどに見合ったお気に入りのサイトを探してくださいね。

「大洗サンビーチキャンプ場」の8つの魅力

大洗サンビーチキャンプ場の見どころをたっぷり紹介します!

海が目の前!地平線から日の出が望める絶景ビュー!

同キャンプ場は、海を一望できるロケーションが何よりの魅力。どこまでも続く海の上からオレンジ色の太陽がゆっくり上る様子をテントから眺められる最高のシチュエーションでキャンプが楽しめます。

潮風を感じながら、ちょっぴり早起きしてオレンジ色に染まる空からひょっこり顔を出す太陽を見れば、きっと誰もが感動するはず。

ムーンロードが見られることも

時期や天候にもよりますが、空に浮かぶ月の灯りが海を照らし、海上に浮かぶ月の道のようなムーンロードが見られることも!

取材時は見られませんでしたが、キャンプ場スタッフによると「初めて見たときは幻想的な光景に感動しました!」と、海が近いキャンプ場ならではの感動体験ができることもあります。

多彩なサイトから好きなロケーションを選べる

ロケーションが異なる多彩なサイトから、好みのサイトをピンポイントで予約できるので、満足度合が高いのも特徴です。

キャンプ場によっては、先着順で場所の争奪戦が繰り広げられることもありますが、ここなら心配無用。少々ゆっくり到着しても、安心して楽しめるのはうれしいですよね。

漁師町ならではの新鮮な海の幸も

大洗町といえば漁が盛んなところ。クルマで数分の場所には大洗海鮮市場があり、新鮮な魚介類が購入できます! キャンプ場に行く前に、寄り道をしてシーフードをゲットするのがおすすめです。その場でさばいてくれたり、焼いた魚介類を食べられたり、地元の魚を使った定食が楽しめる食事処も。

ちなみに筆者は、天然のハマグリやホタテ、あんこう鍋の食材セット、マグロの柵などを大洗海鮮市場でゲット。2日に渡り贅沢なキャンプ飯に舌鼓をうつ至福の時間を過ごしました!

そして帰りもまた市場に寄り道をして、海鮮丼をいただき、これでもか!と海の幸を満喫。たくさんの旬な魚が並ぶ光景や、それらを使った加工品などがあり、お土産にもぴったりです。

「海の大学」でさまざまなアクティビティが楽しめる

隣接の「NPO法人 大洗海の大学」では、海に関連したさまざまな自然体験が用意されています。初心者親子キャンプ、シニアキャンプ、ヨット、干物作り、サーフィン、ボディボード、シーカヤック、魚料理、漁業体験、磯遊び、海賊染めなど、地元の自然を活かしたプログラムが楽しめますよ。

※2022年2月現在は、コロナの影響もあり、参加の有無は要問合せ。
問い合わせ先:NPO法人 大洗海の大学/029-266-3322

渋滞が少なく都内からのアクセス抜群

都内からのアクセスは、クルマの場合は常磐道を経由して北関東自動車道の「水戸大洗IC」が最寄り。このエリアはあまり渋滞がないうえ、都内近郊から約1時間半とアクセス良好です。土、日、祝日でも渋滞に巻き込まれにくいのはうれしいですよね!

レンタル品が充実

キャンプ未経験でも楽しめる、テントや寝袋、ランタンなどの道具一式のレンタルがセットになった「手ぶらセットプラン」も用意されています。ほかにもタープやシェード、マット類、毛布、BBQグリル、焚き火台、テーブル、チェア、延長コード、ドライヤーなど、単品のレンタル品も豊富にそろえられています。

テント設営が不安な場合は、スタッフがレクチャーしてくれるので安心ですよ(繁忙期は待ち時間が発生する可能性があります)。

徒歩3分ほどのところに天然温泉あり!割引券も

キャンプ場から徒歩約3分のところに、日帰り天然温泉「潮騒の湯」があります。内湯と露天風呂があり海を一望でできるので、キャンプと合わせて行くのがおすすめです! キャンプ場で当日限定の割引チケットがもらえるのもうれしいポイントですよね。

管理が行き届いた充実設備

大洗キャンプ場には、売店が併設された管理棟や、清潔なトイレが2カ所、コインシャワー1カ所、コイン洗濯機などがあるので、女性やビギナーでも快適に過ごすことができます。

管理棟兼売店

管理棟内の売店には、炭や薪(針葉樹/広葉樹)はもちろん、ガス缶(CB/OD)やホワイトガソリンなどの消耗品、洗剤やラップ、アルミホイル、調味料、カップ麺などのキッチン周り品やインスタント麺なども販売されています。実は、この管理棟の目の前の景色も海が一望できて絶景なんですよ!

オリジナルTシャツもあるので、気になる人はぜひチェックしみてください。

シェルクラフトショップ

オリジナルのクラフト制作が可能です。サーフボード型のプレート(600円)やシェルマグネット作り(300円)、石鹸作り(300円)、フォトフレーム作り(600円)など、リーズナブルに楽しめます。サイトで作るもよし、持ち帰って自宅で作ってもOK! いずれも管理棟で受付です。

きれいなトイレが場内に2カ所

トイレは管理棟内と高台エリア付近と2カ所に設置されています。どちらも洋式のウォシュレット付きで、とてもきれいで清潔に保たれています。

便座が温かいので冬でも快適。手洗い場には鏡があるのも女性にはうれしいポイント。手洗い石鹸や消毒用のアルコールもきれいに置かれていて、しっかり管理されています。

バリアフリートイレ&シャワー1カ所

管理棟横のトイレはバリアフリーで、奥には24時間使用できるシャワー(2分100円)も併設。

日帰りBBQエリア(全11)

広いBBQエリアは、雨が降っても安心の屋根付き。遠くに海を見ながらグループやファミリーでおいしいBBQを楽しめます。最小人数は4人〜。

火起こしや片付けが面倒なら、すべておまかせ&必要な道具がそろった、らくらくプラン(1人税込2,000円〜/3時間)や、さらに材料付のまんぷくプラン(1人税込3,800円〜/3時間)もあります。もっと長い間楽しみたい人は、半日もしくは全日楽しめるプランも選択可能ですよ。

バーベキュー施設入場料 :大人(高校生以上)1人300円(税込)、子ども(5歳〜中学生)1人200円(税込)。
利用時間&料金:全日(10:00〜18:00)1区画6,000円(税込)、半日(10:00〜14:00/15:00〜19:00)1区画3,500円(税込)

炊事場は場内に5カ所!

窯場が併設された一番大きな炊事場は、高台エリアとBBQエリアの間にあり、冬にうれしいお湯も出ます。

ゴミ捨て場

専用の袋を100円で購入すると燃えるゴミを捨てて帰ることができます。ペットボトルやアルミ缶、ビンなども分別して捨てることができます。

ゴミ捨て場の横には、自然を保護するために焚き火台の下に置く焚き火ベースや、掃除用のほうきなど、サイトを守るためのアイテムも。また、子どもが遊べるおもちゃの無料レンタルも用意されていますよ。

コイン洗濯機

バリアフリートイレの前には、1回200円で利用できる洗濯機が設置されています。粉末石鹸は売店で購入可能です。

「大洗サンビーチキャンプ場」は、海が一望できることに加え、地平線から顔を出す日の出、リラックス効果抜群の松林、近隣で購入できる海の幸など、さまざまな魅力がつまったキャンプ場です。海とともに春夏秋冬それぞれの景色とその時期だけの大洗の旬な魚介類を思う存分堪能したいならぜひ足を運んでみてください。
 

PROFILE

すぎさく。

sugisaku エディター/ライター

究極の自由人。走り屋系雑誌で編集のハウツーを学びつつ、コキタナイマイカーでサーキット走行に情熱を燃やした結果、壊したクルマは数知れず!? その後,ブランクを経てweb業界にジョイン。紙とwebで都合9年ほど編集に携わる。現在はキャンプ沼にどっぷり首まで浸かって溺れそうな焚き火バカ。

究極の自由人。走り屋系雑誌で編集のハウツーを学びつつ、コキタナイマイカーでサーキット走行に情熱を燃やした結果、壊したクルマは数知れず!? その後,ブランクを経てweb業界にジョイン。紙とwebで都合9年ほど編集に携わる。現在はキャンプ沼にどっぷり首まで浸かって溺れそうな焚き火バカ。

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