ダイソー「ポケットストーブ(330円)」をキャンプでレビュー【エスビットとの違いも検証】

Posted by: TABIZINE編集部

掲載日: May 22nd, 2022

100円均一ショップとして大人気の「ダイソー」は、キャンプ用品が充実していることでも注目されていますよね! 今回は、ダイソーで購入したポケットストーブ(ミニストーブ)をキャンプで実際に試してみることに。同タイプの大定番「エスビット」との違いも徹底比較! というか、これ300円(税別)だけど、本当にこんなリーズナブルな価格で販売しちゃっても大丈夫なの?

 

キャンプや登山の大定番「ポケットストーブ」とは?


ダイソー(手前)と、エスビット(奥)

コンパクト&軽量で携行しやすいことも手伝って、キャンプや登山などのアウトドアシーンで愛用者が多いのが「コンパクトストーブ」です。固形燃料を使って五徳替わりにできるので、筆者もメスティンやシェラカップでの調理に大活躍!

ドイツの「エスビット社」の物が定番品として普及していますが、ほかのさまざまなアウトドアメーカーはもちろん、最近では雑貨メーカーやワークマンなどの他業種や、ダイソーなどの100円均一ショップなどでも販売されるようになってきましたよね。

ダイソーとエスビットの違いを検証


上:エスビット(スタンダード) 下:ダイソー

それでは、さっそく「ダイソー」と「エスビット」のストーブを比べてみます。ダイソーのアウトドア用品は、リーズナブルな価格も手伝ってとにかく大人気。特にポケットストーブ(ミニストーブ)は筆者のなかでは幻のアイテムです。休日の開店と同時にお店に駆け込んでようやくゲットできたシロモノだったりもするのです。

ということで、それぞれをパッケージから出してみましょう。パッケージサイズはどちらもほとんど同じですね!


パッケージの右上には「300円」(税別)と、誇らしげにリーズナブルであることをアピール。エスビット(スタンダード)が2,000円前後で販売されていることを鑑みても、激安すぎと感じるのは筆者だけではないはずです。あぁ、本当にお財布に優しいんだから!


側面にはこんな風に使い方もわかりやすく記されていますね~。エスビットのパッケージの同じ部分には、ドイツ語、フランス語、英語などの6カ国語で簡単な説明文が書かれているだけ。親切さは圧倒的にダイソーに軍配が上がります。


上:エスビット(スタンダード) 下:ダイソー

ということで、ようやくパッケージから出した状態がこちら。

上面に配された使用時がイメージできるイラストを含め、形状&サイズ&デザインはほぼ同じですね。蓋を起して内部に固形燃料を置く使用方法にくわえ、乗せる調理器具のサイズに合わせて蓋の開度を90°と45°の2パターンの角度で固定できるのも同一です。

どちらもスチール素材に亜鉛めっきが施されていますが、微妙に色合いが異なっているのが大きな違いと言えるかもしれませんね。


上:エスビット(スタンダード) 下:ダイソー

底面はこんな感じ。どちらもほぼ同じデザインで6個の通気口が設けられていますね。これは空気の流れをよくして、燃焼効率を促進させるためのもの。これまで使用してきたエスビットも文句なしの火力を実現してくれていたので、ダイソーにも期待が高まります。


上:エスビット(スタンダード) 下:ダイソー

こちらは側面。ここもデザインはほぼ同じですね。ヒンジ部分のリベットに形状&色の違いが見受けられますが、蓋の開け閉めの手ごたえはほぼ同じ。ダイソーもスムーズに開けられて90°・45°のどちらの開度もカチッと気持ちよく固定できる好感触な使用感です。

サイズや重さを詳しく比較してみましょう


左:ダイソー 右:エスビット(スタンダード)

しばしデザインや仕様の違いを眺めたところで、次はキャンパーやハイカーにとって重要なサイズ&重量を詳しく検証してみることにします。それぞれのパッケージに記載されている各部のサイズは下の通り。

【ダイソー(収納時)】

  • 100mm幅
  • 20mm厚み
  • 77mm奥行
  • 【エスビット(収納時)】

  • 98mm幅
  • 23mm厚み
  • 77mm奥行
  • 数値を見てもサイズもほぼ同じですが、厚みが3mmともっとも差がある部分です。それぞれを手に取ってみると気が付きますが、単体での使用時にはその差に気が付かないレベルですね。


    毎度おなじみですが、やはり今回もスケールをキッチンから拝借してきました。重量の違いはあるのでしょうか?

    【ダイソー(写真)】

  • 103g
  • 【エスビット】

  • 89g
  • おっと! ダイソーは偶然にも、ワークマンのコンパクトストーブとほとんど同じ。エスビットより14gほど重いので、もしかしたらウルトラライトな装備を目指す人には気になるところかもしれませんね。ただ、筆者はこのコストパフォーマンスの良さは捨てがたい!


    手前:ダイソー 奥:エスビット(スタンダード)

    大きな違いと言えばこちらもそう。エスビットは専用の固形燃料が標準付属していますが、ダイソーの方にはそれはついてきていません。ということで、旅館などで親しみのある汎用タイプの固形燃料を用意しましたよ!

    炎の立ち方は異なる?

    それでは、フィールドで実際に使ってみることにしましょう。どちらも別売りの丸形固形燃料に火をつけてみると……?


    おぉ~。当たり前ではありますが、エスビットと同じようにちゃんと炎が立ちましたよ! エスビットも同時にお湯を沸かしてみましたが、沸騰までかかった時間もほぼ同じ。300円(税別)でこの実力なら文句のつけようがありませんね~。

    見つけたら即買いすべき逸品!


    今回は、ダイソーのポケットストーブ(ミニストーブ)の実力を詳しく検証してみました。

    300円(税別)と驚きのロープライスながらも、定番のエスビットと遜色のない働きぶり! 写真のダイソーのメスティン(1合用 500円 税別)と合わせてそろえても1,000円以下と、ひと昔前では考えられないお手軽さにも驚きですよね。入門用のお試しとして手に入れるのもおすすめの逸品です。
     

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    TABIZINEスタッフ一同

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