何種類知ってる?春バラが見ごろの「四季の香 ローズガーデン」で東京散歩

Posted by: kurisencho

掲載日: May 23rd, 2022

東京・新宿から約30分で到着する、光が丘のまちのお庭「四季の⾹(かおり) ローズガーデン」。前回秋バラを散歩しましたが、長い冬を越え、豊かな色彩と香りを放つ“春バラ”が見頃を迎えています。見頃は5月下旬〜6月上旬で、2022年5月29日(日)まで「スプリングフェスティバル」も開催中。今すぐおでかけしてほしい春のローズガーデンをレポートします!

香りのローズガーデン

5月29日まで開催「スプリングフェスティバル」

香りのローズガーデン前
2021年に約10倍の広さにリニューアルした「四季の香 ローズガーデン」。香りでバラを楽しむ「香りのローズガーデン」、色ごとに花が咲く「⾊彩のローズガーデン」、爽やかな「⾹りのハーブガーデン」という3つのエリアからなり、約320品種460株のバラと、さまざまな花や植物が季節ごとに楽しめる庭が広がっています。

例年は5月中旬〜下旬が見頃の“春バラ”。気候により前後する場合もありますが、筆者が訪問した5月中旬は咲き始めや蕾もまだあり、6月上旬頃まで楽しめそうです!

パンフレット
2022年4月29日(金)〜5月29日(日)には、リニューアルオープン後初の「スプリングフェスティバル」が開催されています。無料で参加できるイベントやマルシェ・カフェも登場して、お散歩とおやつタイムで癒しの時間を過ごせます。

香りでバラを楽しむ「香りのローズガーデン」

香りのローズガーデン園内マップ
春バラを楽しむメインの「香りのローズガーデン」は、中央の芝生広場を囲うように6種の香りごとの庭が造られています。顔を近づけて豊かな香りをお楽しみください。

香りのローズガーデン2
スパイスのクローブのような「スパイシー」、⽢く華やかな「ダマスク(クラシック・モダン)」、

香りのローズガーデン3
果実のように甘く爽やかな「フルーティー」、紅茶のように優雅な「ティー」、

香りのローズガーデン4
濃厚で芳醇な香りの「ブルー」、ハーブのアニスのような甘さを抑えた「ミルラ」。

香りのローズガーデン8
気温が高くなる春〜初夏は、秋バラと違い香りが飛びやすいそうですが、風にのって魅惑的な香りに包み込まれる、天国のようなお庭……。

いろんなバラを愛でよう

1年に1回咲く「一季咲き」、花を切った後からも咲く「四季咲き」と咲き方もそれぞれ。

つるバラ
芝生広場の奥のアーチを飾るのは、春に咲く「つるバラ」。バラが空に浮かんでいるように、トンネルのように来園者を夢心地に誘う空間に。

ベンチ
アーチの下にはベンチもあるので、ほっと一息……。

東京都練馬区・「練馬区立 四季の香ローズガーデン」香りのローズガーデン9
「西洋系の野生種やオールドローズ」のエリアにも、春に咲くピンクが可愛らしいバラが続いています。

ピエール・ド・ロンサール
育てている人も多く、お花屋さんでも人気の品種「ピエール・ド・ロンサール」。

ディスタント・ドラムス
「ディスタント・ドラムス」は、蕾の時はオレンジ、咲き始めるとアプリコット、花が開くとピンクと、経過とともに変化する色合いが魅力的。

パウル・クレー
ピンクとオレンジが混ざるような色合いの「パウル・クレー」。レースのような花びらが可愛らしくてエレガント。

ローズガーデン10
西洋バラにはなかった色や香りの特徴をもつ中国のバラと西洋のバラがかけあわさって、私たちのよく知る色や香りが生まれたそうで、バラの歴史は相当に奥深いのです。

東京都練馬区・「練馬区立 四季の香ローズガーデン」香りのローズガーデン11
海外の人やご年配には大輪のバラが人気ですが、近年は若い人を中心に中輪のバラが注目されているそう。一重咲きだったり、一輪に70枚も花びらをつけたりと、バラによっては花びらの数もさまざまで、どのバラも個性的で優雅な佇まい……!

ギガンジウム
ネギの花に似ていることから「ネギ坊主」と間違われるのは、繊細な形で紫が美しい「ギガンジウム」。バラ以外の他の花々も生命力にあふれています!

花グラデーションの「色彩のローズガーデン」

「色彩のローズガーデン」は、イングリッシュガーデンをモチーフに、「レッド」「ホワイト」「ピンク」「イエロー&アプリコット」「ブルー」と、成⻑サイクルの異なる花や植物を色ごとに配置しています。

シンボルローズ「四季の香」
木洩れ日の暖かい日差しと光が丘をイメージした、オリジナルのシンボルローズ「四季の香」がアーチのフォトスポットの周りを飾っています。ピンクと黄色の“絞り咲き”が来園者を魅了しています。

色彩のローズガーデン
庭に立体感がでるようにと、今年は新たに「オベリスク」を設置。シカさんの像など心ときめくフォトスポットがいっぱい!

5月下旬からどんどん花が咲きだして、これからはカラフルなグラデーションに囲まれる光景に出会えそう!

勉強にもなる「香りのハーブガーデン」

最後は「香りのハーブガーデン」へ。

香りのハーブガーデン
ワイルドストロベリー、ミント、ラベンダー、レモンバーム、ローズマリー、その他エディブルフラワーとして利用される花々など種類豊富。

香りのハーブガーデン2
そっと触れることもできて、楽しくハーブを学べます。爽快な香りと鮮やかな緑に包まれ、気分爽快!

カフェでおやつ休憩

講習棟
香りのローズガーデンの隣にある「講習棟」では休憩もできて、期間中は「四季の香マーケット&カフェ」も開催中です。

マルシェ&カフェ
練馬区の手づくり焼き菓子「かすたねっと」のクッキー類や、ハーブとアロマテラピー専門店「生活の木」のハーブの関連商品、

マルシェ&カフェ2
練馬区のご当地キャラクター「ねり丸」のサイダーやグッズなどバラエティ豊か!

マルシェ&カフェ3
しかも、今年はバラ香る「ローズソフトクリーム」(350円・税込)や「ガーデンパフェ」(500円・税込)も初登場し、ハーブティーなどドリンク(300円〜)もあって、バラ散歩の休憩にもぴったり。

「四季の香マーケット&カフェ」
イベント期間中の営業時間:10:00〜16:00
お休み:5月24日(火)

おすすめ時間は午前中

夜は気温が下がり、昼にかけて気温が上がる春の気候。気温が上がる前、朝から午前中は春バラの香りが強く感じられるそうなので、早めの時間帯がおすすめとのこと。もちろん、夕方近くのやわらかな日差しに包まれるバラにもうっとりします……。

アーチのつるバラ2
春バラの見頃を過ぎても他の花も日毎に咲くので、イベント後も楽しみは増えるばかり。背の高い木々に囲まれ、鳥もさえずる、都会と思えないのどかなローズガーデンをお散歩してみませんか?

練馬区立 四季の香ローズガーデン「スプリングフェスティバル」
●開催期間:2022年4月29日(金・祝)〜5月29日(日)
●開催時間:9:00〜18:00
●開催場所:練馬区立 四季の香ローズガーデン
●住所:東京都練馬区光が丘5-2-6
●通常開園時間:9:00〜17:00(フェスティバル期間中は18:00まで)
●通常休園日:火曜日(火曜日が祝休日の場合は直後の祝休日でない日)、12月29日~1月3日 ※フェスティバル期間中は火曜日も開園 ※新型コロナウイルス感染状況等により臨時休園になる場合あり
●交通:地下鉄大江戸線「光が丘駅」A4出口から徒歩約6分
●HP:https://www.shikinokaori-rose-garden.com/
●(参考)第一園芸
HP:https://www.hanagoto.daiichi-engei.jp/

[all photos by kurisencho]

PROFILE

kurisencho

kurisencho ライター

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

熊本県天草の凪いだ海と潮の香りの中で育ちました。東京に住むことで、新しいもの、昔からあるものの良さを再発見し、今まで見てきた世界が広がりました。デジタル化の中で生きるアナログの力を確信し、儚いけど美しい、人と風景の一瞬をとらえたいと思い写真を撮っています。

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