※掲載内容は2022年5月時点の情報です。社会情勢などにより営業時間などが変更になることもあります。事前に公式サイトや店舗にてご確認ください
ぜひ訪れたい! 函館の人気観光スポット
「函館山」独特な地形が織りなす大パノラマに心踊る!
ミシュランガイドブックで三つ星を獲得した「函館山」。函館の市街地を一望できる人気の観光スポットです。標高334mの山頂の展望台からは、独特な地形が織りなす大パノラマを眺めます。
豊かな自然に恵まれ、約600種類の植物と約150種の野鳥が生息する自然の宝庫でもあります。山麓には1時間程度のハイキングコースが整備されていて、四季折々の自然を満喫できるのも魅力。函館を訪れたら外せないスポットだといえます。
山頂2階にある「レストラン ジェノバ」では、夜景を眺めながらゆっくりと食事を味わえます。「道産牛のカットステーキ」(2,300円・税込)や「和食セット」(2,800円・税込)などの和洋中の料理がそろっているのもポイント。贅沢なひとときを過ごせそうですね。
住所:函館市函館山
電話番号:0138-27-3333(函館市元町観光案内所)
営業時間:【展望台】10:00~22:00、(10月16日~4月24日)10:00~21:00
【登山道】(4月下旬~9月下旬)17:00~22:00、(10月上旬~11月中旬)16:00~21:00 ※自家用車・レンタカー通行禁止(バス・タクシーは通行可能)
アクセス:JR「函館駅」から徒歩約15分
公式HP:https://www.hakobura.jp/db/db-view/2010/09/post-152.html
「五稜郭公園」美しい星形の広大な公園でリフレッシュを
最後の砦として旧幕府軍が明治新政府軍と激戦を繰り広げた歴史がある「五稜郭跡」は、張り出した5つの稜堡(りょうほ)の星形が美しい場所です。夏には約1,500本もの桜が咲き、北海道でも有数の桜の名所としても親しまれています。
公園中央には、江戸幕府の役所であった箱館奉行所を復元。当時の部屋が再現されていて、奉行所や五稜郭の歴史を資料・映像を通して学ぶこともできます。幕末の雰囲気が漂うスポットで、歴史好きも必見です。
公園に隣接して立つ五稜郭タワー。その展望台からは、五稜郭の星形の眺望はもちろん、函館市街や津軽海峡も一望できます。公園を訪れる前に、こちらを訪れ、公園の全体像を把握するのも良さそうですね。
住所:函館市五稜郭町44
電話番号:0138-31-5505(管理事務所)
営業時間:郭内(堀の内側)4月~10月 7:00~19:00、11月~3月 5:00~18:00
アクセス:市電「五稜郭公園前駅」から徒歩約15分
公式HP:https://www.hakodate-jts-kosya.jp/park/goryokaku/
「八幡坂」函館山と並ぶ函館のビュースポット
函館山と並ぶ函館のビュースポットです。「八幡坂」はかつて湾曲していたそうですが、現在は海に向かって真っすぐの美しい坂になっています。坂を登り切ってから振り返ると、そこには最高の景色が! これまで多くのCMや映画に起用された坂だけありますよ。
また、冬季は街路樹がイルミネーションで彩られ、幻想的な雰囲気に。訪れる季節によって、表情が変わる景色を堪能できるのも特徴です。散歩がてら訪れたいですね。
八幡坂は、かつて放映されていた、年配の夫婦が手をつなぎながらスキップするCMのロケ地です。そのため「チャーミーグリーンの坂」と呼ばれることもあるそう。ここで、友人や恋人、夫婦、家族と手をつないでスキップしている写真を撮影するのもおもしろいかもしれませんね。
「函館市電」1日乗車券でお得に函館観光を!
1913年に開通した「函館市電」は、100年以上にわたり市民の足として歩んできた歴史があります。レトロな佇まいの530号車や812号車のほか、ラッピングされた電車も多数。1日乗り放題の乗車券はお得で、大人600円、小児300円です。さまざまなデザインの電車に乗って、函館を満喫したいですね。
さらにスマホ版の市電1日乗車券も! Webアプリ「DohNa!!」にアクセスして、事前にクレジットカード決済するだけでオッケー。降りるときに乗務員にスマホ乗車券を見せるだけなので、簡単・便利です。
函館市企業局駒場乗車券販売所では、「函館市電」のオリジナルグッズを購入できます。市電のプラモデルや梱包テープ、箱館ハイカラ號サブレも! 電車好きはもちろん、函館旅行の思い出として購入するのも良さそうです。
電話番号:0138-21-3111(函館市役所)
公式HP:https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/bunya/hakodateshiden/
「金森赤レンガ倉庫」お土産探しや食事ならココ
明治期に建てられた異国情緒漂う「金森赤レンガ倉庫」。ショップやレストランなどが盛りだくさんで、海風を感じながら、買い物や食事を存分に楽しめます。
北海道の食材にこだわったコロッケやニョッキなどを販売している「絶品!!函館コロッケ」や、北海道の果物をふんだんに使用した濃厚なミルクジェラートがたまらない「レ・ディ・ローマ函館」などの魅力的なお店が目白押し。お土産探しにもぴったりなスポットです。
日が暮れると、レンガ倉庫はイルミネーションで彩られます。七財橋からの景色には圧巻! 右側には函館湾、左側には赤レンガの倉庫が並ぶ絶景を拝めますよ。季節や時間帯によっても雰囲気が変わるので、いつ訪れても感動的です。
住所:函館市末広町14-12
電話番号:0138-27-5530
営業時間:店舗により異なる
休業日:12月31日、1月1日
アクセス:JR「函館駅」から徒歩約15分
公式HP:https://hakodate-kanemori.com/
教会・外国人墓地
「函館ハリストス正教会」壁と屋根のコントラストに注目!
1916年に再建された「函館ハリストス正教会」は、初代ロシア領事ゴシケヴィッチが建てた領事館附属聖堂でした。外観は、レンガ壁に漆喰塗仕上げした白壁と緑色銅板屋根のコントラストが絶妙で、国の重要文化財に指定されています。
残念ながら、2020年12月末から2022年12月中旬までの期間、聖堂本体の耐震化と保存修理のために聖堂は工事シートで全体が覆われ、内部の拝観ができません。撞鐘も中止されていますが、綺麗に修復された姿を見るのを楽しみに待ちましょう!
函館ハリストス正教会には、メロディのある独特の音色から市民には「ガンガン寺」の愛称で親しまれている鐘があります。鐘の音は1996年、環境庁「日本の音風景100選」に認定されました。鐘は夜祷や聖体礼儀などのお祈りのときに1回3~5分間鳴らされ、美しい鐘の音色が市街に響き渡ります。
住所:函館市元町3-13
電話番号:0138-23-7387
受付時間 : 9:00~11:30、14:00~16:30
拝観献金:大人200円、中学生100円、小学生以下無料
アクセス:JR「函館駅」より徒歩約1分の函館駅前電停から市電函館どつく前、または谷地頭行きで約5分、十字街電停下車、徒歩約15分
公式HP:https://www.orthodox-hakodate.jp/
「トラピスチヌ修道院」前庭や売店・資料室は見学可能!
1898年に日本初の女子観想修道院として設立した「トラピスチヌ修道院」。現在の聖堂は1927年に再建されたものです。高台に佇む修道院で、レンガの外壁のほか、半円アーチの窓などゴシックとロマネスクが混ざり合ったデザインが印象的。
売店・資料室は見学可能です。院内での生活や修道院の歴史などを知ることができますよ。美しく整備された前庭を散策するのも楽しいはず。
フランス・ルルドにある「ルルドの泉」は、不治の病を治す泉として有名です。泉を発見した少女・ベルナデッタの遺体が30年間も腐敗しなかったとか。そんな洞窟が「トラピスチヌ修道院」の丸山にも! 修道院正面から徒歩約30分の場所に位置し、展望台もあります。
住所:函館市上湯川町346
電話番号:0138-57-2839
営業時間:4月21日~10月31日 8:00~17:00、11月1日~4月20日 8:00~16:30
休業日:12月30日~1月3日
アクセス:五稜郭タワー・トラピスチヌシャトルバス(5系統)で「トラピスチヌ前」下車
公式HP:http://www.ocso-tenshien.jp/
「カトリック元町教会」ローマ教皇からの祭壇も必見
元町の代表的風景でもある教会群の一角に位置する「カトリック元町教会」。12世紀のゴシック建築様式を用いた、高くそびえるとがった屋根の大鐘楼が特徴的です。
聖堂にあるのは、すべて約100年前のイタリア製のものです。木彫彩色の素晴らしいレリーフの数々もぜひ鑑賞してみてください。本場イタリアの教会の雰囲気が感じられますよ。火災の見舞にローマ教皇(ベネディクト15世)から贈られた祭壇一式も!
カトリック元町教会の教会堂は、1859年に創建されましたが、二度の大火にあい、現在の建物は1923年に再建されたものです。しかし、横浜と長崎に建立するカトリック教会に並び、国内でもっとも古い歴史を持ちます。
住所:函館市元町15-30
電話番号:0138-22-6877
開館時間:10:00~16:00(日曜日の午前中、礼拝時を除く)
休館日:年末年始12月30日~1月5日、聖堂使用時
料金:無料
アクセス:市電「十字街電停」から徒歩約10分
公式HP:http://motomachi.holy.jp/
「外国人墓地」異国情緒あふれる絶景スポット
函館港を見下ろすひっそりとした高台に位置する「外国人墓地」は、1854年のペリー来航時に亡くなった2人の水兵を葬ったことにはじまります。プロテスタント墓地、ロシア人墓地などがある、この地からの眺めは絶景! 船が航行する函館港を眺めることができます。
この墓地に眠るのは、函館や海上で亡くなったイギリス・中国・ロシア・フランスなど。それぞれの国の特色が表れたお墓からは異国の雰囲気が。海とのコラボレーションもなかなかのものです。
海の眺めの良いプロテスタント墓地や、半丸型の墓石が並ぶロシア人墓地など、ここにしかない景色が広がります。
住所:函館市船見町23(函館市観光案内所)
電話番号:0138-23-5440
アクセス:市電 「函館どつく前電停」から徒歩約15分
公式HP:https://www.hakobura.jp/db/db-view/2010/09/post-168.html
歴史的建造物・遺跡・船
「旧函館区公会堂」明治時代にタイムトラベル!?
1910年に竣工された「旧函館区公会堂」は、西洋スタイルを日本の技術で表現した明治洋風木造建築が特徴です。桟瓦葺木造りの2階建てで、優れた建築意匠や建築技術が用いられています。そのことから、1974年には国の重要文化財に指定されました。
館内に入ると、当時の調度品がそのまま展示されていて、明治時代にタイムトラベルしたような気分に。ヒストリーテーブルが設置された球戯室や、函館港・横津連山を一望できるバルコニーなど、時代の変遷を感じられる見どころが盛りだくさんです。
館内には「函館ハイカラ衣裳館」があり、明治時代の華やかな衣装を着て、館内を周遊・撮影することができます。洋装コースと和装コースの2つがあるので、好みに合わせて選べるのもポイントです。
住所:函館市元町11-13
電話番号:0138-22-1001
公開時間:4月1日~10月31日 9:00~18:00(火〜金)、9:00~19:00(土〜月)
11月1日~3月31日 9:00~17:00
休館日:12月31日~1月3日
入館料:一 般300円、学生・生徒・児童150円
アクセス:市電「末広町電停」から徒歩約7分
公式HP:https://hakodate-kokaido.jp/
「旧戸井線アーチ橋」古代ローマを思わせる幻の鉄道遺産
戸井線は1937年(昭和12)に軍事物資輸送のため着工された路線です。しかし、資材が不足していたため、残り数kmというところで建設中断。「幻の鉄道」といわれています。古代ローマの水道橋を彷彿させるこのアーチ橋は、北海道遺産になっています。
日が落ちると、『銀河鉄道の夜』のような光景に。汐首岬灯台の光により幻想的な景色を漫喫できるのです。汐首岬(しおくびみさき)から約500m、汐首岬灯台のすぐ下に位置します。
残念ながら旧戸井線アーチ橋は、将来的に解体される可能性があります。戦時中の粗悪なコンクリートを使用していて、資材節約のために鉄筋を使用していないそう。この橋の姿を眺めるなら、早めに訪れておきたいですね。
住所:函館市汐首町
電話番号:0138-23-5440(函館市観光案内所)
アクセス:「汐首灯台バス停」から徒歩約2分
公式HP:https://www.hakobura.jp/db/db-view/2012/07/post-214.html
「旧ロシア領事館」異国情緒を感じる佇まいを
幸坂の最高地点付近にある「旧ロシア領事館」は、レンガ造りの和洋折衷の外観が目印。日本で最初のロシア領事館として1906年に竣工し、現在の建物は大火後の1908年後に再建されたものです。
赤レンガの壁に淡いブルーの屋根、白い窓枠などから異国情緒を感じます。建物の中へは立ち入ることはできませんが、外観の見学は自由。ふらりと訪れ、見学したいですね。
この領事館はロシア帝国時代のもので、「函館市景観形成指定建造物」に指定されています。ロシア革命後もソビエト連邦の領事館として使われており、終戦後は函館市によって宿泊研修施設として運営されていました。
住所:函館市豊川町11-17
電話番号:0138-23-5440(函館市観光案内所)
アクセス:「幸坂バス停」から徒歩約8分
公式HP:https://www.hakobura.jp/db/db-view/2009/04/post-68.html
「函館博物館郷土資料館(旧金森洋物店)」明治時代のハイカラ文化がここに!
1880年に建てられた「金森洋物店」をリノベーションしたのが「函館博物館郷土資料館(旧金森洋物店)」です。明治時代の防火煉瓦造りが特徴で、北海道指定有形文化財に指定されています。
明治時代の函館のハイカラ文化を中心に展示。1892年に金森洋物店創業者の初代渡邉熊四郎が欧米旅行の際に購入した、大変貴重なスイス製のからくりオルゴールや、明治時代の店の繁盛をわかりやすく紹介したジオラマ、ロウ管式蓄音機、アイスクリーム製造機などがあり、見応えがあります。
函館博物館郷土資料館は、二度の大火を受けて造られた不燃質建築です。その後も、幾度もの大火を乗り越え残った貴重な存在。そのため、函館の大火の歴史を学ぶこともできますよ。
住所:函館市末広町19-15
電話番号:0138-23-3095
開館時間:4月~10月 9:00~16:30(16時30分までに入館した人は17時まで観覧できます)、11月~3月 9:00~16:00(16時までに入館した方は16時30分まで観覧できます)
休館日:月曜日・毎月最終金曜日、祝日(ゴールデンウィーク期間中、11月3日は除く)、年末年始(12月29日~1月3日)
休館日:一般100円、大学生・高校生・中学生・小学生50円
アクセス:市電「末広町電停」から徒歩約1分
公式HP:https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2015121000073/
「大船遺跡」いつでも自由見学できる縄文時代の集落跡
渡島半島東岸の函館市南茅部地区に位置する「大船遺跡」は、縄文時代中期の大規模な集落跡で、国の史跡に指定されています。住居跡が大きいことが特徴で、深さ2m、直径10mを超えるものも! 垣ノ島遺跡とこの大船遺跡が、ユネスコの世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」になっています。
4~10月は、毎日10時・13時に説明員による30分程度の定時解説を受けることができます。1年を通して見学は自由。ゆっくりと見学して、はるか昔の人たちの生活にも思いを馳せたいですね。
竪穴建物や盛土遺構を復元した「縄文のにわ」のほか、植樹活動により当時の環境の再現を目指した「縄文の森」などを展示した管理棟も。より大船遺跡について知ることができますよ。
住所:函館市大船町
電話番号:0138-24-0033(はこだてティーエムオー)
営業時間:4月~10月 9:00~17:00、11月~3月 9:00~16:00
定休日:12月29日~1月3日
料金:無料
アクセス:JR「函館駅」から函館バス「鹿部」「古部」「椴法華」行き「大船遺跡下」下車、徒歩約10分
公式HP:https://jomon-japan.jp/learn/jomon-sites/ofune
「函館市地域交流まちづくりセンター」東北以北最古のエレベーターも必見
南部坂のふもとに位置する「函館市地域交流まちづくりセンター」には、東北以北最古の手動制御のエレベーターがあり、1989年に函館市の「景観形成指定建造物」に指定されています。このエレベーターは現在も稼働中で、スタッフにお願いすると説明を受けながら乗ることができます。
建物は1923年に建築された旧丸井今井呉服店函館支店を再利用したもの。異国情緒漂う函館の街に馴染む佇まいも見逃せません。思わず写真を撮りたくなるはずですよ。
館内にはコーヒーや紅茶、軽食などを味わえる「cafe DripDrop」があります。また、函館道南の福祉施設・授産施設で作った布製品・布マスク・手作りせっけん・革製品などの雑貨が購入できる売店も。一部、試食できるお菓子も販売しています。
住所:函館市末広町4-19
電話番号:0138-22-9700
開館時間:9:00~21:00
休館日:12月31日~1月3日
料金:無料
アクセス:市電「十字街電停」から徒歩約1分
公式HP:https://hakomachi.com/
「青函連絡船記念館 摩周丸」青函連絡船の最後の航海を飾った一艘
1988年まで運航していた「摩周丸」は、青函連絡船の最後になる航海を飾った一艘です。その船体を実際の乗り場であった旧函館第二岸壁に係留・保存して公開しています。当時のままのブリッジ(操舵室)・無線通信室を見学できたり、展示室に改装した前部グリーン船室で実物部品や模型などを観察することも。パネル・映像で青函連絡船の長い歴史やしくみも解説されていますよ。
車両甲板、総括制御室、主機関室には入ることができませんが、展示室からモニターカメラを操作して見ることも可能です。
フロント横には売店があり、青函連絡船のおもちゃやTシャツ、絵はがき、ペーパークラフトなどを販売しています。青函連絡船の本もあるので、お土産選びが楽しくなりそうですよね。
住所:函館市若松町12番地先
電話番号:0138-27-2500
開館時間:4月~10月 8:30~18:00(入館は17時まで)、11月~3月 9:00~17:00(入館は16時まで)
休館日:12月31日と1月1日~3日、臨時休館あり
入館料:一般500円、小学生・中学生・高校生250円、幼児・未就学児無料
アクセス:JR「函館駅」から徒歩約4分
公式HP:http://mashumaru.com/
神社仏閣
「高龍寺」山門には細緻な207の彫刻も
函館山の麓に建つ、函館に現存する最古の寺院です。国登録有形文化財に指定されている、入り口の山門に施された細緻な207もの彫刻は見応え抜群!
お釈迦様を祀った本堂は、ケヤキ丸柱39本が使われた総ケヤキ造り。1899年建立の現在の伽藍最古の建物「臥龍廟」や、金毘羅尊天・廣富尊天・龍王尊天が祀られている「金毘羅堂・水盤舎」など見どころ満載です。
毎月第2・第4日曜日の午後3時から4時半頃まで、境内の梁川法務所にて「高龍寺坐禅に親しむ会(日曜参禅会)」を実施。曹洞宗の坐禅法式に沿って、時に厳しく、時に緩やかな座禅が体験できます。
住所:函館市船見町21-11
電話番号:0138-23-0631
営業時間:9:00〜16:00(境内は6:00〜21:00)
拝観料:無料
アクセス:市電「函館どっく前電停」から徒歩約10分
公式HP:https://www.kokkasan.org/
「函館八幡宮」津軽海峡を見おろす威厳ある佇まい
津軽海峡を望む景勝地にある1445年創建の「函館八幡宮」。室町時代に亀田郡の領主・河野政通が初めて函館に館を築いた際、館内に八幡神を祀ったのが起源とされています。1915年に建てられた社殿は、本殿、幣殿、拝殿が連続した「聖帝八棟造り」といわれる形式です。
函館八幡宮の裏参道を歩いていくと、案内標識があります。そこから階段をのぼっていくと、碧血碑(戊辰戦争による旧幕府軍の戦死者を記念する慰霊碑)へ到着します。
住所:函館市谷地頭町2-5
電話番号:0138-22-3636
御朱印受付時間:09:00~17:00
アクセス:市電「谷地頭電停」から徒歩約5分
公式HP:https://hokkaidojinjacho.jp/%E5%87%BD%E9%A4%A8%E5%85%AB%E5%B9%A1%E5%AE%AE/
「厳島神社」アクセスしやすいご利益スポット
江戸時代前期に創建されたといわれている「厳島神社」。境内には「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」のほか、函館山七福神の神社として「弁財天・恵比寿堂」が祀られています。芸能の才や福徳財産、航海安全などのご利益が期待できるので、ぜひ参拝に訪れたいですね。
また、年寄進の手水石鉢や、加賀の廻船主たちが寄進した鳥居、海上安全のため奉納された方位石など、見逃せないポイントも多数ありますよ。
「厳島神社」の魅力はアクセスの良さ。電停から徒歩1分と、立ち寄りやすいのがうれしいポイントです。ひとり旅でも気軽に訪れることができますよ。
住所:函館市弁天町9-9
電話番号:0138-23-0713
アクセス:市電 「函館どつく前電停」から徒歩約1分
公式HP:https://hokkaidojinjacho.jp/%E5%9A%B4%E5%B3%B6%E7%A5%9E%E7%A4%BE-4/
湯川エリアの温泉・熱帯植物園
「湯の川温泉」北海道三大温泉郷のひとつで特別な時間を
北海道の三大温泉郷のひとつに数えられている「湯の川温泉」は、古くから名湯として親しまれてきました。湯の川の語源は、アイヌ語の「ユ(湯)+ペツ(川)」からきているのが定説だそう。
日帰り温泉を楽しめる旅館やホテルも豊富で、癒しのひとときを過ごすことができますよ。「湯の川温泉足湯 湯巡り舞台」もあり、足元から温まることも可能です。函館空港から車で5分とアクセスが良いので、飛行機に乗る前や降りた後に立ち寄るのもいいかもしれません。
周辺には日本猿が温泉に浸かっている様子が見られる「函館市熱帯植物園」や、医薬と温泉についてのご神徳が授かれるとされる「湯倉神社」も! さらに20〜30分程度でJR函館駅にアクセスできるのもうれしいところですよね。
住所:函館市湯川町2-7-6
電話番号:0138-57-8988
アクセス:JR 「函館駅」から日吉営業所行き 路線バス6系統 日吉漁火線 ダイヤに乗り「湯の川温泉」で下車
公式HP:https://www.hakodate-yunokawa.jp/
「函館市熱帯植物園」温泉に浸かる日本猿が大人気!
バナナやレモン、ブーゲンビリア、ハイビスカスなど、約300種3,000本の南国の植物が展示されている「函館市熱帯植物園」。温室の中央には展望台があり、少し高い場所から南国の植物を見学できます。
外のサル山には温泉があり、冬の間、温泉に浸かる日本猿も大人気! さらに季節の花々が咲く花壇や子どもたちで賑わう水の広場も。寒さ厳しい函館で、常夏気分を味わえるスポットです。
同園には子どもが喜ぶアトラクションも。1回50円でバッテリーカーに乗ることができます。子ども連れでの旅行でも外せないスポットだというわけです。
住所:函館市湯川町3-1-15
電話番号:0138-57-7833
営業時間:4月~10月 9:30~18:00、11月~3月 9:30~16:30
休業日:12月29日~1月1日
入園料:大人300円、小中学生100円、小学校就学前は無料
アクセス:市電「湯の川電停」から徒歩約15分
公式HP:https://hako-eco.com/
自然
「立待岬」目の前に広がる壮大な景色を!
函館山の南側、津軽海峡に突き出ているのが「立待岬」です。海抜約30mの断崖からは大森浜の海岸線を一望し、天候が良ければ青森県の津軽半島や下北半島まで望めます。また、夏から秋にかけては、イカ釣り漁船の漁火が夜の海に浮かぶ幻想的な光景も!
周辺には、与謝野晶子夫妻の歌碑のほか、岬に向かう途中には石川啄木と家族が眠る「石川啄木一族の墓」もあるので、文学ファンならぜひ訪れたいスポットです。
広場の一角には整備された「はまなす公園」があり、夏には北海道のピンク花「ハマナス」が良い香りを放っています。夏期限定でつぶ貝が名物の「売店はまなす」も営業していますよ。
住所:函館市住吉町
電話番号:0138-27-3333(函館市元町観光案内所)
営業時間:冬期は終日通行止め
アクセス:JR「函館駅」から徒歩約1分の「函館駅前電停」から市電谷地頭行きで約12分、終点下車徒歩約20分
公式HP:https://www.hakobura.jp/db/db-view/2010/09/post-154.html
「恵山」複数の登山コースで楽しめるスポット
亀田半島の東端に位置する618mの活火山です。標高300mの場所には火口原駐車場もあり、いくつかの登山コースが整備されています。山頂からは北海道の山々や下北半島を360度見渡せて感動的! 山道には売店などはないので、万全の準備をしてから登山しましょう。
春にはつつじが花を咲かせ、恵山を鮮やかに彩ります。毎年5月下旬~6月上旬には山麓の恵山つつじ公園で「恵山つつじまつり」が開催され、多くの人で賑わっています。
なんと恵山では、2,000m級の山でしか見られないような高山植物を観察できるのです。60種以上の高山植物による四季折々の表情を楽しめるので、植物観察しながら登山するのもよさそうですね。
住所:函館市柏野町
電話番号:0138-85-2336(函館市恵山支所産業建設課)
営業時間:(夏期)6:00~18:00 ※冬期積雪時は閉山
アクセス:JR「函館駅」から91系統恵山・御崎行きバスで約1時間50分、「恵山登山口」下車、山頂まで徒歩約2時間10分
公式HP:https://www.city.hakodate.hokkaido.jp/docs/2014050800075/
「大森浜(啄木小公園)」石川啄木像がある絶好のフォトスポット
「大森浜」は住吉漁港から松倉川河口付近までの海岸のことを指します。かつてこの辺りは砂浜が広がっていました。その中ほどにあるのが、函館を愛した石川啄木を偲び、1958年に寄贈された石川啄木像がある「啄木小公園」です。
函館周辺の石材を使用した公園内はよく整備されていて、ハマナス、コマハギクなどの花々を眺めながら散策できます。郷土色あふれる砂浜の風情を味わえるスポットです。
函館山を背にして建つ啄木像はなんともフォトジェニック。カメラの設置台も設置されているので、啄木像と一緒に写真を撮ることも可能ですよ。
住所:函館市日乃出町25
電話番号:0138-27-3333(函館市元町観光案内所)
アクセス:JR「函館駅」から函館バス日吉営業所前行きで約10分、「啄木小公園前」下車徒歩すぐ
公式HP:https://www.hakobura.jp/db/db-view/2010/09/post-197.html
「大沼国定公園」四季折々の自然を満喫
活火山の駒ヶ岳と、その噴火によってできた大沼・小沼・じゅんさい沼などがある地域一帯は、「大沼国定公園」として国定公園に指定されています。約908haのエリアには126もの島があり、島々を結ぶ橋や散策路も整備されています。
春から秋にかけては、サイクリングや遊覧船、冬はスノーモービルや氷上ワカサギ釣りなどのアクティビティが人気。函館から少し足を延ばして、大自然を満喫するのもおすすめですよ。
大沼公園駅の近くにある「あうん堂」では、無添加で作った大沼産わかさぎの筏焼や川エビなどが購入できます。わかさぎ筏焼は薄味で食べやすく、お土産にぴったりな一品です。
住所:亀田郡七飯町
電話番号:0138-22-3636
営業時間:8:00~17:00(7、8月は〜18:00)
4月上旬~12月初旬(12月は天候状況により運休日あり)
アクセス:JR「大沼公園駅」より徒歩約5分
公式HP:http://onumakouen.com/
食事・ショッピング
「函館朝市」イカの釣り堀も大人気
函館の名物ともいえる「函館朝市」には、新鮮なカニやサケなどの海産物のほか、農園直売の野菜や果物などを販売する約250店舗が軒を連ねています。
なかでも、旬の魚介類などを販売する駅二市場の「活いか釣堀」が大人気! 自分で釣り上げたイカをその場で刺身として味わえる、市場ならではの体験ができます。フードコートを備えた「函館朝市ひろば」のほか、海鮮丼などが味わえる食堂が並ぶ「どんぶり横丁市場」もあるので、朝食やランチで訪れるのもおすすめです。
朝早くから多くの人で賑わうことも多いので、人気商品はお昼過ぎには売り切れになることも。函館朝市を満喫するなら、早起きするのがベターです。
住所:函館市若松町9-19
電話番号:0120-858-313
営業時間:1月〜4月 6:00〜14:00過ぎ、5月〜12月 5:00〜14:00過ぎ ※店舗によって異なります
休業日:なし
アクセス:JR「函館駅」から徒歩約1分
公式HP:http://www.hakodate-asaichi.com/
「はこだて明治館」北海道発の郵便局がショッピングスポットに
1911年に道内初の郵便局として建造された旧函館郵便局が、ショッピングモール「はこだて明治館」に。館内では、北海道の民芸品や硝子製品、オルゴールなどのショッピングが楽しめ、さらに硝子製品やオルゴールの体験ゾーンも。
1日2回、11時と14時前後には、100年前のオルゴールの音色を堪能できるオルゴールコンサートも。また、テディベアやぬいぐるみ、人形などあらゆるクマがお出迎えしてくれるクマの人形専門ショップもありますよ。
グラスや食器アクセサリー、花びん、オリジナルガラス、ヴェネチアンガラスの食器や雑貨などを購入できる「ガラス明治館」も。美しい商品にわくわくするはずです。
住所:函館市豊川町11-17
電話番号:0138-27-7070
営業時間:09:30~18:00(季節等により若干変更する場合もあります)
定休日:水曜日
アクセス:市電「十字街電停」から徒歩約2分
公式HP:https://www.hakodate-factory.com/meijikan/
「函館ひかりの屋台 大門横丁」26店舗の食事処と呑み処が集結
函館駅前・大門地区にある商店・飲食店街です。26店舗の個性あふれるお食事処と呑み処が集結! 函館塩ラーメン、ジンギスカン、おばんざい、イタリアン、タイ料理、新鮮な魚介類を使った料理を味わえる居酒屋など、その日の気分によってお店を選べるのがうれしいところですよね。
大門横丁と周辺の飲食店の50店舗余りが参加する、フードとドリンクのセットがワンコイン(500円)で楽しめるイベント「大門バル」が不定期で開催されています。スタンプラリーで豪華景品が当たる抽選会も。日程については公式HPでチェックしてみてくださいね!
住所:函館市松風町7-5
電話番号:0138-24-0033(はこだてティーエムオー)
営業時間:17:00~23:00(ただし、店舗毎に異なります)
定休日:店舗毎に異なる
アクセス:JR「函館駅」から徒歩約7分、市電「函館駅前電停」から徒歩約5分
公式HP:http://www.hakodate-yatai.com/
函館には、五稜郭公園や函館山といった人気観光スポットはもちろん、ややマニアックな観光スポットもあり、何度訪れても新しい発見がありそうですね。
※掲載内容は2022年5月時点の情報です。社会情勢などにより営業時間などが変更になることもあります。事前に公式サイトや店舗にてご確認ください