ベスト1 広島県の人気商品・お土産「うまいでがんす」
毎月、新商品が10品前後追加され、1カ月の売り上げ争奪戦を勝ち抜いた約30％が定番商品にランクアップする「ひろしまブランドショップTAU」。その商品数は約1,200種類！ その中で1番人気を誇るのが三宅水産の「うまいでがんす」270円（2枚入り・税込）。
“がんす”は広島県呉市のソウルフード！ 魚のすり身にタマネギなどを混ぜた練り物で、言ってみれば、かまぼこやさつま揚げのような風味。ひと味違うのは、見た目からもおわかりのとおり、パン粉の衣を身にまとい揚げられているところ。
三宅水産の“がんす”は、イトヨリダイやタラなどの魚を使用。その旨みを閉じ込めたパン粉とともにおいしさを最大限楽しみたいならトースターで3分ほど加熱を！
カリッとした衣とねっとりした魚の旨みが引き出されますよ。後追いでやってくるピリッと辛い唐辛子の風味も格別。地元では、ごはんのおかずやお酒のつまみに大活躍のド定番の一品です。
ベスト2 広島県の人気商品・お土産「花瑠＆花星」
第2位は、「花瑠＆花星（おいる＆おいすたー）」1,869円（税込）。客単価が1,000～1,500円という店の中ではそれなりのお値段ですが、売れているんです！ その秘密は、フォアグラを思わせるカキの濃厚で豊かな、舌の上でとろけるような風味。
カキは、丹精込めて養殖された自社養殖場でとれた新鮮なカキを使用。そのカキを香ばしく焼き上げ、コーン油に漬け込んだ一品。醬油ベースの味付けが、カキをマイルドに海の幸の豊かな風味を引き立てます。
お酒のお供になることはもちろん、パスタやごはんにかけてもおいしく、残ったオイルはドレッシングや炒め物などにも使えます。
ベスト3 広島県の人気商品・お土産「洋酒ケーキ」
銀ギラに輝くパッケージが印象的な、ちょっとレトロな雰囲気をもった「洋酒ケーキ」650円（5個入り・税込）。くにひろ屋の「洋酒ケーキ」は1961（昭和36）年に誕生した歴史ある一品。フランスの焼き菓子「サバラン」をヒントに、日本人の口にも合うように作られたのだとか。
「できるだけ横のままで持ち帰ってね」とは、店員さんからのアドバイス。なんと、生地にはひたひたに洋酒がしみ込んでいるのだとか。「またまた、大げさに～」になんて思っていたのですが、銀色の内装を開けるとラム酒とブランデーの豊かな香りがぱっと広がります。
どうですか、この色むら！ しっとりを超えたぷにょぷにょした生地には、たっぷりの洋酒がしみ込み、持ち上げたら滴るのではないかという豊潤さ。世羅産の高原たまごを使ったカステラに希少なラム酒と2種類のブランデーをブレンドした芳醇な味わい。その濃厚な風味は1度食べたら忘れられないほど。必ず紅茶や牛乳などと一緒に、口をリセットしながら楽しんでくださいね！ 夏は冷たくするとそのおいしさが一層引き立ちます。
スタッフがイチオシする広島県の商品・お土産「鳥皮レモン」
スタッフの松村さんが、悩みに悩んでおすすめしてくれたのは「鳥皮レモン」648円（税込）。なんだか、とぉ～っても玄人好みするような予感！
カリッカリッに揚げられた鳥皮は、まずはストロングな塩みが口いっぱいに広がり、3～4噛みほどで瀬戸内産レモンの爽やかなすっぱさが追い打ちをかけ、口の中は唾液の大洪水！ お酒のつまみには最高の一品。とてもインパクトある味付けで、鳥皮の軽やかさが口の中を大乱舞。次から次に口に運びたくなる、これはまさしく中毒性ありのお味です！
ライターが思わず買った広島県の商品・お土産「桐葉菓」
ここまでの人気商品・お土産ランキングで、広島が誇る一大名物“もみじ饅頭”がランクインしてないという非常事態が発生！ その理由は、店には30種類を超えるさまざまなもみじ饅頭が勢ぞろいしており、個々の売上個数では分散してしまうから。“もみじ饅頭”という大きなくくりでは堂々の第1位になること間違いなしとのこと。
その“もみじ饅頭”の中でも、別格との呼び声高いのが「桐葉菓（とうようか）」150円（税込）。子どものころからもみじ饅頭に慣れ親しんでいる広島県民でも、コレがお茶請けなどに出されたら迷わず食べるという品。
“もみじ饅頭”の概念を崩すような、みずみずしくしっとり、もちもちした生地にはもち粉を使用。その優しい口当たりに、自家製のこし餡と粒餡の“合せ餡”がゆっくりと広がります。
真っ黒ではない、紫色を帯びた“合せ餡”は甘さ控えめ目で、小豆本来の風味を感じることができる上品なお味。お土産ではない、ひとつのスイーツとして完成された満足感を得ることができる“もみじ饅頭”です。
※2022年7月現在、新型コロナウイルス感染症対策のため営業時間やサービス体制などが通常と異なることがあります
［Photos by (C)tawawa］
TAI WATANABE ライター・エディター・ディレクター
10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌の取材を通じて、中南米・カリブ海を中心に世界各国で豊富な取材を経験。海外を見てきたからこそ日本は大好き！ 紙とWEB、ふたつの媒体特性に精通した複眼的視点を持っている。
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