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【まるで美術館のようなお寺】京都最古の禅寺「建仁寺」で“影の涼”を体験

Posted by: 西門香央里
掲載日: Aug 10th, 2022.

約3年ぶりに本格的な旅行ができるようになった今年。みなさんはどんな場所へ旅行に行きますか? この記事ではJR東海が打ち出している「そうだ 京都、行こう」キャンペーンから、おすすめの京都の夏の「涼」を感じる過ごし方を紹介。今回は、京都最古の禅寺で、CMの舞台にもなった名庭を持つ「建仁寺」を紹介します。有名な天井図「双龍図」や国宝「風神雷神図屏風」の高精細複製作品ともご対面!

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【そうだ 京都、行こう】京都最古の禅寺「建仁寺」で影で涼を感じる夏の過ごし方を体験してきた!
 

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CMの舞台となった「建仁寺」

CMの舞台となった「建仁寺」

「そうだ 京都、行こう。」は、JR東海が1993年から展開しているキャンペーン。今年で29年目となる2022年夏のキャンペーンのCMでは、建仁寺を舞台に「夏の京都」の魅力を伝えています。

今回のキャンペーンでは、「京の涼さがし」をテーマに、京都ならではの涼を楽しめるスポットなどを紹介。「影の涼」「風の涼」「水の涼」「怪の涼」と異なる4つの「涼」を体感できる観光コンテンツが用意されています。

この記事で紹介する建仁寺は「影の涼」。「『建仁寺』拝観と選べる京の名庭、ひんやりスイーツ」プランは、建仁寺の他に、天龍寺、常寂光寺、圓光寺といった名庭を有し、影が印象的な寺院の拝観を楽しめるプランとなっています。

影越しに名庭を眺める「潮音庭」

影越しに名庭を眺める「潮音庭」

「建仁寺」は建仁2年(1202年)に、源頼家が寺域を寄進し栄西禅師を開山として宋国百丈山を模して建立された、京都最古の禅寺です。

建仁寺には、俵屋宗達が描いた国宝「風神雷神図屏風」の高精細複製作品や、小泉淳作が創建800年を記念して描いた天井図「双龍図」など、多くの文化財が展示されています。

そんな建仁寺に来たらまず最初に見たいのが、CMの舞台となった本坊中庭である「潮音庭」でしょう。広い畳の部屋からは、緑が生い茂る中庭を見ることができます。

「潮音庭」は、中央に三尊石 、東には坐禅石、廻りに紅葉を配した、枯淡な四方正面の禅庭

「潮音庭」は、中央に三尊石 、東には坐禅石、廻りに紅葉を配した、枯淡な四方正面の禅庭になっています。CMにあるように小書院の部屋の影から庭を眺めるという、「京都ならではの涼」を楽しむことができるのです。

どの方向から眺めても美しい庭

四角い庭をぐるっと眺めながら回って、自分の一番お気に入りの場所を見つけるのが醍醐味

ゆっくりと影から見える庭を堪能

涼しさと自分のお気に入りの場所を見つけて

どの方向から眺めても美しいこの庭は、四角い庭をぐるっと眺めながら回って、自分の一番お気に入りの場所を見つけるのが醍醐味なのだとか。ゆっくりと影から見える庭を堪能して、涼しさと自分のお気に入りの場所を見つけて、心も癒されました。

天井に描かれた龍を見上げる「双龍図」

建仁寺には、法堂の天井いっぱいに描かれた壮大な「双龍図」があります。「双龍図」は小泉淳作が創建800年を記念して描かれたもの。「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンでは、迫力の「双龍図」を寝転んで楽しめる「寝転んで天井の龍を見上げる貸切特別体験」プランも用意しています。

早速、法堂に入るとモノトーンの「双龍図」が暗闇に白く浮かび上がって出迎えてくれました。その大きさはスマホのカメラの標準ズームでは入り切らないほど。

法堂の天井いっぱいに描かれた壮大な「双龍図」

この「双龍図」を堪能するために、法堂の内陣には、寝転べるようにリクライニングチェアと畳が用意されています。内陣は一般拝観では立ち入りできないというのですから、特別感満載です。

実際に寝転んで「双龍図」を見上げてみましたが、大きな2体の龍がこちらに迫ってくるような迫力

実際に寝転んで「双龍図」を見上げてみましたが、大きな2体の龍がこちらに迫ってくるような迫力がありました。建仁寺に来たら、ぜひ寝転んで「双龍図」の圧倒的な迫力を感じてみてください。

自分で作ってみる?「風神雷神図屏風」

通常非公開の、織物で作られた「風神雷神図屏風」を特別室に展示しているのも、ポイント

建仁寺は、“まるで美術館のようなお寺”といわれており、数々の文化財を有しています。そんな数々の襖絵や屏風を和尚が案内してくれる「風神雷神図ミニ屏風づくりと文化財解説」プランも。

今回は通常では非公開になっている、織物で作られた「風神雷神図屏風」を特別室に展示しているのもポイントです。通常は見ることができないキラキラの屏風を間近で見ることができました。

目の前で見た「風神雷神図屏風」を自分で作る「風神雷神図ミニ屏風づくり体験」

このプランでは、目の前で見た「風神雷神図屏風」を自分で作る「風神雷神図ミニ屏風づくり体験」がついています。

実際の屏風造りと全く同じ手順で作っていくというミニ屏風は、意外と細かくて難しいのですが……、思った以上に楽しい体験になりました。できあがった屏風は、持ち帰れるので、家の玄関に飾ったらよさそう。

京都のひんやりスイーツや抹茶を味わえる!

禅宗の四大思想を象徴したと言われる「〇△□乃庭」

白砂に緑苔と巨石を配置した枯山水「大雄苑」

「潮音庭」の他にも、禅宗の四大思想を象徴したと言われる「〇△□乃庭」、白砂に緑苔と巨石を配置した枯山水「大雄苑」など、見どころがたくさん。

開山の栄西禅師が中国から持ち帰ったとされるお茶を源流とする建仁寺産のお茶を飲める

そんな建仁寺のことをもっと知りたかったら、専門家の解説を聞けて、お茶もいただける「潮音庭の見方がわかる!建仁寺産の呈茶つき解説」プランがおすすめ。開山の栄西禅師が中国から持ち帰ったとされるお茶を源流とする建仁寺産のお茶を飲めるのは、贅沢な時間になるはず。

京都の冷たいスイーツも楽しめるプランも
※取材のために特別に建仁寺で提供された物です。実際はプラン提携の店舗で食べることができます。

最初に紹介した「『建仁寺』拝観と選べる京の名庭、ひんやりスイーツ」プランでは、伊藤久右衛門(祇園四条店・京都駅前店)、前田珈琲室町本店、祇園下河原page oneなどの、京都の冷たいスイーツも楽しめますよ。

建仁寺の影で京都の“涼”を楽しもう!

建仁寺の影で京都の“涼”を楽しもう!

美しい「潮音庭」を堪能したり、迫力の「双龍図」を寝転んで見上げたり、「風神雷神図屏風」のミニ屏風を作ってみたりと、京都最古の禅寺「建仁寺」を楽しむプランがたくさん用意されている、今年の夏の「そうだ 京都、行こう」キャンペーン。今年の夏は、京都最古の禅寺、建仁寺の「涼」をじっくり堪能してみてはいかがでしょうか?

建仁寺
京都市東山区大和大路通四条下る小松町
拝観時間:10:00~17:00(受付終了16:30)
拝観料金:境内無料、方丈・法堂600円
公式HP:https://www.kenninji.jp/

 

>>そうだ 京都、行こう。「京の涼さがし」はこちら

[All Photos By Kaori Simon]
 

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西門香央里

Kaori Simon ライター&フォトグラファー
東京在住のフォトライター。K-POP、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心に撮って書いて活動中。好きなことには猪突猛進。小学生の頃からずっと何かの「オタク」。座右の銘は「努力は裏切らない」。


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