2017年はどこ行く?欧州の「節約できる都市Best3」と「お金がかかる都市Best3」

Posted by: 倉田直子

掲載日: Jan 12th, 2017

2017年はどこ行く?欧州の「節約できる都市Best3」と「お金がかかる都市Best3」

2017年はどこ行く?欧州の「節約できる都市Best3」と「お金がかかる都市Best3」

旅行先を決めるとき、「どれくらいお金がかかるか」は重要なポイントですよね。2017年の旅の目的地の参考になるかもしれない「欧州56の街の物価ランキング」が発表されたので、物価・滞在費の安い街と高い街をそれぞれ3か所ずつご紹介したいと思います。

節約派に嬉しい、安く滞在できる街Best3

まずは、少ない予算でじっくり滞在できる街を3位から順にお知らせします。書かれている1日の滞在費には、宿泊費・1日3度の控えめな食事・1日2回の公共交通機関利用料・1日1つの観光地訪問・1日3杯のビール(またはワイン)の価格が含まれています。

安く滞在できる街Best3:ブカレスト(ルーマニア)

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東欧ルーマニアの首都ブカレストが、節約派に嬉しい安く滞在できる街3位に輝きました。

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ルーマニアは、東欧唯一のラテン文化に基づく国。首都ブカレスト(Bucharest)は、かつて「小さなパリ」とも呼ばれていたそうです。この凱旋門の写真を見ると、確かにパリにいるのかと錯覚しそうですね。そんな美しいブカレストですが、ちょっとした観光をしたとしても宿泊込みで1日25,7USドル(2016年12月現在約2990円)で過ごせるのだとか。くわしくは過去記事【ルーマニア】美しい街?無機質な街?知られざる魅力あふれる「ブカレスト」もどうぞ。
※ルーマニアの実際の通貨は「レイ」。

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安く滞在できる街Best2:クラクフ(ポーランド)

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ドイツの東隣に位置するポーランドから、南部の街クラクフ(Krakow)が2位にランクイン。

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1日の滞在費の指標が24.82USドル(同約2890円)という安さもあり、世界中から観光客が訪れてくるクラクフ。特に美味しいお酒を手軽な価格で飲めるのが魅力のよう。ただし、ポーランドで一番ポピュラーなお酒ウォッカはアルコール度数が40%以上あるものも多いので、飲みすぎにご注意を。まるでディズニーランドの世界!ポーランド「クラクフ」を街歩きもぜひ参考にしてくださいね。
※実際のポーランドの通貨は「ズウォティ」

安く滞在できる街Best1:ソフィア(ブルガリア)

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そして栄えある第1位は、同じく東欧ブルガリアの首都ソフィア(Sofia)。先ほどご紹介した第3位のルーマニアの南に位置する国です。

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このランキングの元になるデータを調査した「Price of Travel」が「ショッキングなくらいすべてが安い」とコメントするほど、節約派には嬉しい街。1日の滞在費は、驚きの24.04USドル(同約2799円)。日本人にとってはヨーグルト以外のイメージがわきにくい国ですが、ロシア正教の影響を色濃く受け、さらにトルコが隣国であることからイスラムの面影もうかがわせる美しいブルガリア。そんなエキゾチックな国にお安い値段で滞在できるなんて、これは見逃せない情報です。
※実際のブルガリアの通貨は「レフ」

次は、打って変わって「滞在費が高い街Best3」をご紹介します。

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予算に余裕をもって訪れたい、滞在費が高い街Best3

先ほどは滞在費が安い街のご紹介でしたが、今度は物価や宿泊費が高くなる街をご紹介したいと思います。順位が高いほど、値段が高くなっていきます。そして先ほど同様、書かれている1日の滞在費には、宿泊費・1日3度の控えめな食事・1日2回の公共交通機関利用料・1日1つの観光地訪問・1日3杯のビール(またはワイン)の価格が含められています。

滞在費が高い街Best3:ヴェネチア(イタリア)

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欧州56か所の街の中で、滞在費が3番目に高いのはイタリアの北西部に位置する街ヴェネチア(Venice)でした。

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ヴェネチアは、「水の都」として知られる美しい街。ただし、周囲を水路に覆われていることと、古くからの道が細く狭いため、大型トラックなどでの物資の大量輸送ができません。そのため、輸送に手間がかかりあらゆるモノの物価が高くなってしまうのです。宿泊費も例外ではなく高額なので、1日の滞在費の目安は94.43USドル(同約1万1007円)。それでも、ゴンドラ観光など他の街では体験できないロマンチックなアクティビティがあるので、訪れる価値は十分にあります!「さぁ、心を解き放とう。ベネチアの世界三大カーニバルに参加する方法」も要チェックです。
※実際のイタリアの通貨は「ユーロ」

滞在費が高い街Best2:レイキャビク(アイスランド)

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アイスランドの首都レイキャビク(Reykjavik)が、56都市の中で2番目に滞在費が高い場所に選ばれました。1日の滞在費用は99.30USドル(同約1万1576円)。アイスランドは欧州の北端に位置する離れ小島なので、物資の輸送にお金がかかることが原因です。

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物価が高いのでラグジュアリーな国かと想像しがちですが、実際のアイスランドは自然豊かで素朴な国です。首都レイキャビクからほど近い場所に温泉施設「ブルーラグーン」などもあり、日本人にはたまらない温泉大国でもあります。運が良ければ、温泉につかりながらオーロラを見ることもできるのだとか。筆者も実際にレイキャビクを訪れたことがあり、ぜひまた行ってみたい街のひとつでもあります。まるで絵本の世界!カラフルで可愛い「レイキャビク」って知ってる?もあわせてどうぞ。
※実際のアイスランドの通貨は「クローネ」

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滞在費が高い街Best1:チューリッヒ(スイス)

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なんと、欧州56都市の中で一番滞在費が高いのは、スイスのチューリッヒ(Zurich)なのだとか。その1日の滞在費は、2位以下を大きく引き離し124.67USドル(同約1万4535円)!

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「永世中立国」として有名なスイスは、なるべく他国に頼らずに国の経済を回しています。エネルギーや食糧、国家の安全保障も自国内で解決しようと試みているため、必然的に様々なモノの価格が高くなるのだとか。そしてチューリッヒは、タクシー料金が世界一高い街としても知られています。中世の美しい街並みを残すチューリッヒですが、訪れるのはしっかり予算を確保してからのほうが良さそうですね。
※実際のスイスの通貨は「スイス・フラン」

2017年はどこ行く?欧州の「節約できる都市Best3」と「お金がかかる都市Best3」

「安く滞在できる街Best3」と「滞在費が高い街Best3」、いかがでしたでしょうか。ただし、ここで書いている数字はあくまでも目安。物価が安い街でもゴージャスな旅をすることができますし、工夫次第では物価の高い街でも出費を抑えることができるかもしれません。
物価に振り回されず、自分らしい旅を楽しめたらいいですね。

[All Photos by Shutterstock.com]
[56 European cities by price: Europe Backpacker Index for 2017]

PROFILE

倉田直子

Naoko Kurata ライター

オランダ在住ライター。元バックパッカーの旅行愛好家。2004年に映画ライターとしてデビュー。2008年、北アフリカのリビアへ移住後に海外在住ライターとして活動スタート。2011年から4年間のUKスコットランド生活を経て、2015年夏にオランダへ再移住。著書「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0758JCDTM/

オランダ在住ライター。元バックパッカーの旅行愛好家。2004年に映画ライターとしてデビュー。2008年、北アフリカのリビアへ移住後に海外在住ライターとして活動スタート。2011年から4年間のUKスコットランド生活を経て、2015年夏にオランダへ再移住。著書「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0758JCDTM/

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