【暮らしやすい都道府県ランキング】4700人が選んだ1位はどこ?

Posted by: 坂本正敬

掲載日: Mar 27th, 2017

地方から憧れを抱いて東京や大阪などの大都市に出たとしても、想像と違って夢が打ち砕かれる瞬間は少なくないと思います。

東京や大阪が地元の人であっても、「なんだか住みにくい感じがする」と疑問を抱く瞬間も多々あるはず。一体、本当はどの都道府県が最も住みやすいのでしょうか?

3位は静岡県!【暮らしやすい都道府県ランキング】4700人が選んだ1位は

そこで今回はソニー生命保険が行った「47都道府県別 生活意識調査2016」から、最も住みやすい都道府県ランキングを紹介したいと思います。

必ずしも客観性が高い調査結果とは言えないかもしれませんが、1つの参考にはなるはず。ぜひともチェックしてみてくださいね。

暮らしやすさ自慢ナンバーワンの都道府県は?

3位は静岡県!【暮らしやすい都道府県ランキング】4700人が選んだ1位は

上述の調査は各都道府県に暮らす100人ずつの回答者、合計4,700人に対して、各種のアンケート調査をインターネットで行っています。

その中には「暮らしやすさが自慢できますか?」との問いがあります。その土地に暮らす人がどの程度「はい」と答えるか、その割合の高さでランキングの順位を決めていますが、結果は以下の通りになりました。

第1位・・・福岡県(63.0%)
第2位・・・愛知県(48.0%)
第3位・・・静岡県(47.0%)
第4位・・・千葉県、香川県(各45.0%)

なんと福岡県に関しては、2年連続で1位を獲得したそう。

有名人で言えば、『ワイドナショー』(フジテレビ系)でお笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が「福岡なら移住してもいい」と発言していましたね。

福岡県は福岡市と北九州市という政令都市を持つ一方で、北九州国定公園や玄海国定公園など自然も豊かという、何でもそろったバランスの良さが魅力なのかもしれません。

ちなみに福岡県に関しては、上述のアンケート内の「老後に移住したいと思う都道府県は?」という別の質問でも4位に入っています。「おいしいグルメを味わいに行きたい都道府県は?」との質問では、3位にランクインしていました。

移住したい町、住みたい田舎ランキングは?

3位は静岡県!【暮らしやすい都道府県ランキング】4700人が選んだ1位は

とはいえ、上述の調査はあくまでも回答者による印象の話。もっと客観的なデータに基づいて、移住したい場所・住みたい田舎を順位付けすると、どこが上位に入ってくるのでしょうか?

ヒントとして、宝島社の「2017年版 住みたい田舎ベストランキング」が参考になるかもしれません。『田舎暮らしの本』(宝島社)に掲載されたランキングですね。

移住者の定住促進に積極的な市町村を対象に10ジャンル82項目のアンケート調査を行い、実際に移住した人の数も点数化して順位を付けています。

その総合部門でTOP5にランクインした自治体は、以下の通りになりました。

第1位・・・鳥取県鳥取市(78.12点)
第2位・・・大分県豊後高田市(77.12点)
第3位・・・富山県南砺市(76.28点)
第4位・・・静岡県静岡市(75.44点)
第5位・・・大分県宇佐市(75.16点)

鳥取市や静岡市はメジャーですが、豊後高田市や南砺市、宇佐市は知らないという人が多いのでは?

大分県の豊後高田市と宇佐市は大分県の北部、国東(くにさき)半島の根元にある自治体ですね。周防灘を望む美しい町。

南砺市は世界遺産の五箇山合掌造りや各種の伝統工芸が有名な場所で、自然も豊かなとても美しい場所になります。

南砺市などは筆者も興味があり過去に移住の仕組みを実際に調べた経験がありますが、市外からの移住者に対して、金銭的な援助も含めてかなりの受け入れ体制が整っています。

とはいえ、やはり注目は4位の静岡市。先に紹介したソニー生命保険のランキングと重ねて考えると、静岡県静岡市は住民も住みやすいと太鼓判を押す上に、自治体も受け入れ態勢を熱心に整えていると分かります。

身の回りの静岡県民に意見を聞くと、「常に天気も良くて温かくて、食べ物もおいしく、適度に発展している」と、その魅力を胸を張って教えてくれました。

地元民がそれほど自慢する場所なのですから、やはり移住先としては有力な選択肢になりそうですね。

 

以上、住みやすい町、移住したい田舎を紹介しましたが、いかがでしたか? 将来移住をしたい、田舎暮らしをしたいという人は、ぜひとも参考にしてみてくださいね。

3位は静岡県!【暮らしやすい都道府県ランキング】4700人が選んだ1位は

[47都道府県別 生活意識調査2016 – ソニー生命保険]
[2017年版 住みたい田舎ベストランキング – 宝島社]
[All Photos by shutterstock.com]

PROFILE

坂本正敬

Masayoshi Sakamoto 翻訳家/ライター

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

翻訳家・ライター・編集者。東京生まれ埼玉育ち。成城大学文芸学部芸術学科卒。現在は、家族と富山に在住。小学館〈HugKum〉など、在京の出版社および新聞社の媒体、ならびに〈PATEK PHILIPPE INTERNATIONAL MAGAZINE〉など海外の媒体に日本語と英語で寄稿する。 訳書に〈クールジャパン一般常識〉、著書(TABIZINEライターとの共著)に〈いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日〉など。北陸3県のWebマガジン〈HOKUROKU〉(https://hokuroku.media/)創刊編集長。その他、企業や教育機関の広報誌編集長も務める。文筆・編集に関する受賞歴も多数。

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