ランチタイムや打ち合わせなど、日常生活に欠かせないカフェ。日本にはコーヒーを売りにしたカフェが多く見られるのに対し、フランスには紅茶を始めとするドリンクとこだわりスイーツがメインのカフェ(サロン・ド・テ)、様々な種類のサンドイッチを取り揃えたサンドイッチの専門カフェ(サンドイッチェリー)など、カフェの形態もいろいろ。
ドトールやスターバックスのようなチェーン系のカフェも多数あります。代表的なものは、フランススタイルのパンやケーキに軽食が楽しめる「PAUL(ポール)」と、以前TABIZINEでご紹介した「Brioche Dorée(ブリオッシュ・ドーレ)」など。私たちがチェーン系カフェやファーストフード店を利用するような感覚で訪れる人が多いようです。
ブリオッシュ・ドーレが今年4月にオープンしたということで、関心のある人も多いことでしょう。現地の店舗とはどんな風にちがうの? フランスの店舗を訪れてみたので、その様子をお伝えします!
現地の店舗では、朝食セットや昼食セットといったセットメニューがあります。昼食セットはサンドイッチやサラダ、ケーキなどのデザート、ソフトドリンク、コーヒーまたは紅茶がセットで8〜9ユーロ程度(約1110〜1250円)。ランチタイムにはこのセットが人気! カフェタイムにはデザートセットとソフトドリンクまたはホットドリンクが3.5ユーロ(約480円)で楽しめます。
扱っているものは店名にもなっている卵たっぷりのしっとりした「ブリオッシュ」を始めとするヴィエノワズリー(イースト発酵させて作るパン)、キッシュやサンドイッチなどの惣菜パン、ボリュームたっぷりのサラダなど。デザートメニューも充実しています。
同店では訪れる時期によって期間限定のサンドイッチやデザートが楽しめるのも魅力のひとつ。夏の新作サンドはひき肉とお豆をサンドしたブラジル風サンドイッチやサーモンのラップサンドなど4種類。デザートは赤い実のムースや木苺のレアチーズケーキなど爽やか系から杏タルトなどの焼菓子など7種類から選べます。今の時期はカラフルなフローズンドリンクも!
訪れたのは昼時だったため、昼食セットを頼んでみました。山羊のチーズとモッツァレッラチーズにジューシーなトマトのマリネとプロバンス風スプレッドを塗ったチャバタサンド「Le Toast Provençal」、この夏限定の木苺のエクレア「Éclare Framboisier」、オレンジ風味のドリンクとアメリカンコーヒー。これで8.5ユーロ(約1180円)。
フランスではサンドイッチを頼むと、パニーニ風にトーストしてしてくれるお店も結構あります。ブリオッシュ・ドーレではいくつかのサンドイッチをパニーニ用に作っていて、今回頼んだチャバタサンドはトーストして供されました。チーズもパンも素材のよさを実感できる味。限定のエクレアは木苺尽くしで夏らしさ全開の味わいでした。
しっとりモッチリ、カリッ。食感のよいチャバタサンド。白ワインやロゼが欲しくなる味
ひとりでのんびりランチを楽しんでいる年配の女性に足早にサンドイッチをテイクアウトしていくカップル、お母さんと一緒にフローズンドリンクを楽しむ男の子・・・などなど、現地の生活に密着している様子が伺えるひとときでした。
[All photo by sweetsholic]