首都プラハをはじめ、中世そのままの美しい街並みで人気のチェコ。おとぎの世界さながらの国で買いたい、楽しいお土産7選をご紹介します。
ガラスアクセサリー
チェコといえば伝統工芸のボヘミアンガラスが有名。ところが、グラスなどの食器類は値段が張るうえに、デリケートなので持ち帰るのが大変です。
そこでおすすめなのが、美しいガラスでできたアクセサリー。プラハの旧市街には、チェコらしいガラスアクセサリーを売るショップが並んでいます。また、「世界一美しい街」と呼ばれるチェスキークルムロフでは、手作りアクセサリーの露店が出ることも。
手作りの温かみが感じられるチェコのガラスアクセサリーは、身に着ける人を笑顔にしてくれます。
ユニークな文房具
チェコには実用性とデザイン性を兼ね備えたユニークな文房具があります。なかでも有名なのが、1790年創業の老舗文房具メーカー「Koh-i-Noor(コヒノール)」の商品。
鉛筆立てと鉛筆でハリネズミを表現した色鉛筆など、センスが光るキュートなアイテムが見つかりますよ。
もぐらのクルテクグッズ
絵本から生まれたもぐらのクルテクは、チェコの国民的キャラクター。名前は知らなくても、「見たことがある」という人も多いかもしれません。このおっとりとした表情は見ているだけで心癒されますね。
木のおもちゃやマスコット、文房具、マグカップなどさまざまなグッズがあるので、お気に入りを探してみましょう。
ミュシャグッズ
日本でも人気のアール・ヌーヴォーを代表する芸術家、アルフォンス・ミュシャ(ムハ)は、オーストリア帝国領モラヴィア(現在のチェコ)に生まれました。
ミュシャ美術館をはじめ、ミュシャゆかりのスポットが充実しているプラハには、あちこちにポストカードやしおり、ノートなどのミュシャグッズを扱うお店があります。
ずっと色あせない、ファンタジックなミュシャの世界を日本でも楽しんで。
ジンジャーブレッド
14世紀ごろからチェコの各地に広がったジンジャーブレッドは、チェコの代表的な伝統菓子のひとつ。生姜と糖蜜が入った、甘くてほろ苦い焼き菓子で、見た目はクッキーに似ています。
とりわけ、さまざまなアイシングが施されたジンジャーブレッドは、見た目にも楽しめるキュートなお土産。プラハ城の城下町、マラー・ストラナ地区にある「Gingerbread Museum(ジンジャーブレッド ミュージアム)」では、一つひとつ手作りされた色とりどりのジンジャーブレッドが買えるほか、スタッフがアイシングする様子を見学することもできます。
可愛らしいデザインがたくさんありすぎて、選ぶのに困ってしまうかも。ばらまき土産にもおすすめです。
[Gingerbread Museum]
Nerudova 9,Prague 1 – Mala Strana
ビール
ビールといえばドイツのイメージが強いかもしれませんが、実は国民一人当たりのビール消費量が世界一の国はチェコ。「水よりビールが安い」といわれることもあるチェコは、ビール好きにとってはまさに天国なのです。
そんなチェコは、日本でも広く浸透している、淡い黄金色をしたすっきりとした飲み口のビール「ピルスナービール」の発祥の地でもあります。自分用に、あるいはお酒好きなあの人に、荷物に余裕があればぜひ本場のピルスナービールを持ち帰ってみては。
ビールコスメ
ビール大国チェコには、なんとビールを使ったコスメもあります。その筆頭が、自然派化粧品や伝統的なハンドクラフトなどを扱うショップ「MANUFAKTURA(マニュファクトゥラ)」。チェコ各地に39店舗を展開するチェーン店で、プラハの旧市街の路面店や、新市街のデパートなどで見つけることができます。
化粧品にビールとは驚きですが、ビタミンBやミネラルを含むビールには、肌の再生効果が期待できるのだとか。チェコ名物のビールを使ってウケを狙ったというだけでなく、ちゃんと美容効果もあるのですね。
気になる匂いですが、ビールの香りはせず、そうと知らなければビールが入っているなんて思いもしない、フルーティーな自然派コスメといった印象で、優しい使い心地です。
ラインナップはシャンプー、石鹸、ボディクリーム、リップバームなどさまざま。インパクトと実用性を兼ねた優秀なお土産です。
中世の面影を残すチェコでのショッピングは、なんともいえない情緒があります。街歩きを楽しみながら、チェコのお国柄が感じられる素敵なお土産を見つけてくださいね。
[MANUFAKTURA]
[All Photos by Haruna Akamatsu]