「台湾のウユニ塩湖」、高美湿地できれいな夕日を見るための3つの条件

Posted by: さわこ

掲載日: Sep 8th, 2017

「台湾のウユニ塩湖」、高美湿地できれいな夕日を見るための3つの条件
(c)Sawako Suganuma 

台中市の中心から約20km西にある高美湿地は、水鏡が空を写す絶景が見られることから、日本人の間で「台湾のウユニ塩湖」と呼ばれる場所。

夕日の名所ですが、この地で美しい夕日を見るにはいくつかの注意点があります。あらかじめ知っておき、すばらしい夕焼けに出会う確率をアップさせましょう。

台中から鉄道とバス利用で約1時間半

「台湾のウユニ塩湖」、高美湿地できれいな夕日を見るための3つの条件
(c)Sawako Suganuma 

高美湿地は、台中駅から鉄道で約45分の清水駅で、178番または179番のバスに乗って約30分。清水駅からはタクシーに乗ることも可能です。戻りの最終バスは21:00発。現地にもタクシーがいるので、それで清水駅や台中市中心部まで戻ることもできます。

屋台や飲食店が並ぶ高美湿地周辺

「台湾のウユニ塩湖」、高美湿地できれいな夕日を見るための3つの条件
(c)Sawako Suganuma 

バスを降りると、高美湿地はすぐそこです。湿地へと続く土手の向かいには、食べ物やビーチサンダルを売る屋台がずらりと並び、トイレもあります(有料)。できたての小吃を買って、土手の上から湿地を眺めつつ味わうのも楽しいです。

「台湾のウユニ塩湖」、高美湿地できれいな夕日を見るための3つの条件
(c)Sawako Suganuma 

建物の中で座ってゆっくり過ごしたければ、赤と白の灯台から北へ600mほどの所にあるカフェ「高美覓咖啡館」がおすすめです。2階または屋上席で湿地を眺めつつコーヒーや食事が楽しめ、Wi-Fiも利用可能。日没までまだ時間があるときに利用するといいでしょう。

[高美覓咖啡館]

干潮と日没の時間が同じぐらいの日を選ぶ

では、高美湿地できれいな夕日に出会うための条件をみていきましょう。

「台湾のウユニ塩湖」、高美湿地できれいな夕日を見るための3つの条件
(c)Sawako Suganuma 

高美湿地は、潮の満ち引きがある海の湿地帯。鏡張りの光景が見られるのは干潮の時間帯です。そこで、訪れるなら夕暮れ時に干潮になる日を選ぶようにしましょう。

干潮と満潮は通常1日に2回ずつあり、1日ごとに50分ずれていきます。訪れたい日の日没の時間を調べ、同じ日の干潮の時間が、日没の前後だいたい2時間以内にくるかをチェックしましょう。

日没の時間
http://www.cwb.gov.tw/V7/astronomy/sunrise.htm

30日先までの潮位予測
http://www.cwb.gov.tw/V7/forecast/fishery/tide_1.htm
左側の地図で「新竹鹿港沿海」を選び、さらに「臺中市 清水 未來30天」をクリックします。

条件2 晴れていること

「台湾のウユニ塩湖」、高美湿地できれいな夕日を見るための3つの条件
(c)Sawako Suganuma 

当然ですが、晴れていないときれいな夕日は見られません。ただし、多少雲があっても太陽の光があれば、水面に雲が写り込んでよりドラマチックに見える場合もあります。台中を出る前に、空の具合をチェックして見極めましょう。

条件3 風がないこと

「台湾のウユニ塩湖」、高美湿地できれいな夕日を見るための3つの条件
(c)Sawako Suganuma 

水が鏡のようになるには、波がないことが必須。風力発電用の風車があることからもわかるように、ここは強い風の吹く場所です。風の日が多いという11~2月は避けたほうがよさそうです。

すべての条件を満たした高美湿地は、天にも地にも夕焼けが広がり、まるで天国にいるかのような夢見心地の気分にさせてくれます。天気や風で断念しても、翌日もチャンスがもてるように、台中滞在を2泊以上にしてチャレンジしてみてください。

PROFILE

さわこ

sawako 編集・ライター

ガイドブックやウェブサイトなど、旅ものを中心に活動しているフリーランスのライター兼編集者。かつてバックパッカーとして、3年半かけて世界を一周。旅に関する情報を目にするたびに行きたくなってしまう、また、マニアックな場所ほど萌えてしまうという旅のビョーキもちです。

ガイドブックやウェブサイトなど、旅ものを中心に活動しているフリーランスのライター兼編集者。かつてバックパッカーとして、3年半かけて世界を一周。旅に関する情報を目にするたびに行きたくなってしまう、また、マニアックな場所ほど萌えてしまうという旅のビョーキもちです。

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