【TABIZINE 現地特派員による寄稿】
東京からおよそ3時間(航空会社によっては約4時間)で行ける旅先としても、便利な上海エリア。
グルメにプチプラショッピング、郊外リゾートなどいろいろな楽しみ方ができる渡航先です。けれど、都会的なイメージが強すぎるせいもあってなのか、なかなか積極的に旅先として選んでいる日本人は少なく、街中にいる日本人は駐在している人が多いのでは? といった印象もありますよね。
そこでこの記事では、旅行者目線で見た上海の意外な魅力を3つご紹介していきます。
1:英語はあまり通じないけどみんな親切
「中国人って日本人に親切なの?」と、密かに疑問を抱いている日本人もいるかもしれません。
実際、筆者と現地に同行した日本人女性は、到着までは「中国人って怖そう・・・」などと幾度となく呟いていましたので、どことなくネガティブなイメージを思い込んでいる人も!?
けれど実際に渡航してみると、観光業に従事している人をはじめとして、街中のレストランや小売店の店員さんまで、みんな親切にしてくれました。ただし、英語はホテル以外ではあまり通じませんから、レストランや買い物で使う簡単な中国語は覚えていくor翻訳アプリを準備してから渡航したほうが安心と言えます。
ちなみに、日本人ツーリストが動きにくい場所は市場や観光地以外の街中という印象。タクシーを止めようとしても乗車を拒否されたり、日本人というだけでプイッと横を向いてしまったりといった人も少なからずはいました・・・。
2:野菜が驚くほど美味しい
上海で食事をしていて最も驚いたのは、とにかく野菜が美味しいこと!
街中のローカル食堂からホテルのサラダバーに至るまで、どこで食べても野菜が抜群に美味しいのです。素材の味が強く、どの野菜も野菜本来の旨みや風味が驚くほどしっかりしているのです。
「中国は水事情があまり良くない」「農薬がたっぷり使われている」とは散々聞いていたので、実際に食事をするまではドキドキしていたのですが・・・。上海で口にする野菜は、本当においしかったです。
「せっかくの旅先でグルメを楽しめないのはもったいないかな」という性分の筆者は、「郷に入っては郷に従う」の精神で、生野菜を食べまくりました。けれど、5日間生野菜を食べまくっても、ありがたいことにお腹は壊しませんでした!
「お腹の調子を壊したらどうしよう?」と思うかたは、残留農薬を軽減するグッズなどを持ち込むと、安心感が増すかもしれません。
3:実は上海って小籠包発祥の地!?
日本で小籠包と言うと、台湾名物の小籠包を頭に思い浮かべる読者も少なくないのでは?
しかし、小籠包発祥の地は、なんと上海なんですって! 本家本元の小籠包を食すなら、上海でトライするしかない! そして、上海で「小籠包」と言えば、1800年代後半からの歴史がある「南翔饅頭店」が有名店で、ツーリストも一度は訪れたい名店とは上海ローカルの弁です。
コシがあるのに柔らかい独特の食感の皮に、肉汁たっぷりのあんが入った小籠包は、上海に訪れたら絶対に口にすべきグルメのひとつ。日本でおなじみの台湾小籠包「鼎泰豐(ディンタイフォン)」よりも、全般的に皮がモチモチっとしているのが特徴です。
筆者は、ショッピングモールのフードコートにあるこちらのお店で小籠包を食しましたが、「モールでこんなに本格的な味が!?」と本気でびっくりするほど美味でした。
蟹エキスが入った小籠包や野菜が豊富な小籠包など、上海では色々と味のバリエーションも豊富だそう。お気に入りの味を探すお楽しみもありますね。
この記事では、ツーリスト目線で見た上海の意外な魅力を3点お届けしましたが、いかがでしょうか。
上海に駐在している日本人も多くいらっしゃいますが、ツーリストとして旅で訪れると、ローカルや駐在日本人から聞いた話とはまた違う新たな発見が生まれる旅を楽しめるかも。
気になった方は、新しい発見を求めて上海への旅を楽しんでみては?
[All Photos by Nami Tokita]