おこもり旅にもおすすめ！非日常体験ができる「星野リゾート　界 アルプス」に泊まってみた

(C)Hoshino Resorts Inc.

星野リゾートと言えば日常を忘れて、特別な時間を過ごせるリゾート施設というイメージがあるのではないでしょうか。しかし、何となく格式が高いイメージがあり、行きたいけれど二の足を踏んでしまう、なんてことも。

今回、2017年12月21日にリニューアルしたばかりの「星野リゾート　界 アルプス」に宿泊したところ、これまでのイメージがよい意味で崩れることに！ ほっこり大満足だった旅をルポします。

長野駅から無料送迎バスに乗って到着

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長野駅に到着すると無料の送迎バスで「星野リゾート 界 アルプス」へと向かいました。このバスは JR信濃大町駅からも利用可能。チェックアウト、チェックインの時間に合わせての運行なので、滞在時間をフルで楽しむことができ、おこもり旅にもピッタリですね。

「星野リゾート 界 アルプス」は北アルプスの麓、大町温泉郷にある温泉宿です。入り口には、温かみのある松崎和紙の行灯があり、雪国のアーケード「雁木（がんぎ）」に沿って両側に客室や温泉棟が建ち並び、リゾート全体が信州の歴史を感じさせる佇まいで、この先、どんな体験が待っているのかワクワクしてきました。

アートが散りばめられた居心地の良い客室

信濃もてなしの間 離れ (C)Hoshino Resorts Inc.

全48室ある客室は、和室、ロフト付き和室、温泉内風呂付き和室、離れの全4種類あり、どのお部屋もプライベート感満載。各部屋には上田袖のベッドライナーがしつらえられ、信州のきりえ作家・柳沢京子氏の手がけた「アルプスの麓の詩情」をテーマにしたアートワークが飾られています。

こちらは中庭の奥に位置する離れ（定員:1〜４名）。室内には薪ストーブがあり、暖かくて快適です。薪のくべ方もスタッフに丁寧に教えてもらえるので安心。天井が高く開放的で、グループ旅行や家族旅行にもぴったりなお部屋です。

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こちらは温泉内風呂付き和室（定員:1〜3名）。どことなく懐かしさを感じるお部屋で、誰の目を気にすることなく、ゆっくりと「信州の田舎風呂」に浸って疲れを癒せそうです。

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ロフト付き和室も素敵。最大4名まで利用可能で、リビングの掘りごたつを囲みながら、家族や友人と心ゆくまで団らんを楽しめそうですね。

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最大3名まで利用可能なツインタイプの和室も十分な広さ。次回は、この部屋で女子会をしたくなりました。チェックアウトは12時までなので、安心して夜更かしできそうです。

各部屋には和漢生薬成分を使用したアメニティがそろっています。実際に使ってみると、どれも落ち着いたホッするよい香りで、癒されました。

また各部屋には亜麻100%の浴衣と作務衣が用意されていて、浴衣を着て夕食を食べたり、温泉に入ったりした後、作務衣に着替えて眠ることもできて便利。はんてんもおしゃれです。手さげ代わりにも使えるキュートな柄の風呂敷（持ち帰り自由）があるのも、うれしかったポイント。もちろんWi-Fiもサクサクでした。

笑顔があふれる、囲炉裏を囲んで信州の田舎を体験

「星野リゾート　界」は、それぞれの地域のスペシャルな「ご当地楽」を体験できるのも特徴のひとつ。「星野リゾート　界 アルプス」では囲炉裏を囲んで、信州のディープな田舎体験ができます（宿泊者無料）。

パチパチと薪が燃える音を聞きながら、焼きたてのおやきや焼きリンゴを食べたり、燗酒をいただいたり、贅沢な時間を過ごせます。囲炉裏を担当するのは「囲炉裏名人」と呼ばれるベテランスタッフさん。信州や人生についてのお話を聞きながら食べるおやきは、格別でしたよ。

名物「雪鍋」も登場！ お待ちかねの夕食はやさしいお味

温泉宿の大きな楽しみのひとつである夕食は、目で楽しめ、舌で美味しいを味わえる和会席。旬の食材をふんだんに使った豪華な料理の数々が登場します。

この日の先付け。自分でおろした新鮮なワサビをつけて食べる牛肉は絶妙な美味しさでした。

お椀は、蟹の身が添えられたひろうす。やさしい味で汁まで飲み干してしまいました。

八寸・お造り・酢の物は、どれから食べようか迷うほどの豪華な盛り付け。どの料理も素材の味がいかされていました。違う料理を少しずつ味わえるのって、満足度が高いですよね。

蓋物、焼き物も素晴らしいお味でした。特に焼き物はプリプリとした牡蠣とチーズのコラボがたまりません。

いよいよメインの「雪鍋」がテーブルに運ばれてきました。綿飴でこんもりしている部分に円を描くように割り下をかけていくと、鍋のスープがちょうどよいお味に調味され、アツアツのお鍋を味わうことができます。

この後、白米・止め椀・香のものが出てきますが、事前に白米の量をどのくらいにするのかスタッフが聞いてくれますので、お腹の空き具合に合わせて調整できますよ。

3種類から選択できるデザートは、ほうじ茶のクレームブリュレを選びました。ほのかにほうじ茶の香りがして、食べやすかったです。シャーベットや林檎のデザートもあったので、同行者と違うデザートを選んで、シェアするのもいいかもしれませんね。

ヒノキの香りが漂う内風呂と星が美しい御影石の露天風呂

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お腹がいっぱいになったところで、少し休んでからお風呂へ。内風呂はヒノキの香りが漂い、ちょうどよい温度で体がホカホカになりました。

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続いて、露天風呂に浸って、上を見上げると、そこには都会では見ることができない、たくさんの星が輝いていました。しばらく温泉に浸かっていると、体がだいぶ火照ってきましたが、外気が冷たいため、そのギャップがとても心地よかったです。

コットンや髪留め、綿棒などのアメニティも充実。中でもワッフル地の浴用タオルは使い心地がよくて印象的でした。

湯上りには、雁木の道に面した湯上がり処で休憩。こちらではアイスキャンディー、冷たいそば茶、しそりんご酢などを自由に楽しめます。

敷地内のライトアップされたかまくらやミニ雪だるまも可愛らしい。このかまくらの中で、こたつに入ってくつろぐこともできます。

ライブラリーやお土産コーナー、乾燥室も

ロビー横にあるライブラリーは、淹れたてのコーヒーや紅茶を飲みながら信州にまつわる本を読んだり、写真集を眺めたりできるようになっています。夕食後に一息つきたいとき、出発前のひとときなどに訪れたい場所ですね。

ロビーを挟んで反対側にはお土産コーナーが。ここではお部屋にサービスで置かれている「くるみゆべし」やお部屋の鍵についている長野県の県鳥「らいちょう」型のキーホルダーも購入できます。

また敷地内には乾燥室があり、スキーやスノーボードのブーツインナーを乾燥できるマシーンも設置されています。さらに宿泊者は長野駅から白馬五竜スキー場「エスカルプラザ」まで1日1便運行している直行バスを利用でき、エスカルプラザにあるラウンジも無料で使用できるのです。至れり尽くせりで、ウィンタースポーツを心置きなく楽しめそうですね。

朝食前にいただくおめざがゆが想像以上の美味しさ！

翌朝は、早起きして、囲炉裏の火で暖まりながら「おめざがゆ」を味わいました。このおかゆ、何が面白いかと言えば、きな粉と水飴をかけて食べるのです。どんな味なのか、おそるおそる口にしたところ、想像の上をいく美味しさ！ きな粉餅に近い味ですが、お菓子のような甘さはなく、思わずおかわりしたくなりました。

おめざがゆを味わい、お腹を温めてから、いただく朝食にも大満足。夕食よりも全体的に少し味付けが濃く、ご飯が進みます。鉄鍋仕立てのたっぷり楽しめるお味噌汁もうれしい。盛り付けも美しく、朝からテンションが高まりました。

一泊二日の滞在はあっという間で、長野駅へ向かう送迎バスに乗ると、ちょっぴり寂しい気持ちに・・・。今回の滞在で、星野リゾートならではの最高のホスピタリティを受けられて、疲れを癒せただけではなく、精神的にも満たされました。

気になる宿泊費は、これだけのサービスと特別な体験ができて、一泊二日でお一人様、2万円台からと、かなりお得な印象です。日頃、頑張っている自分へのご褒美や友人や家族と癒しの休日を過ごしに、また訪れてみたくなりました。

[All Photos by Hoshino Resorts Inc. ＆ Ayami]