南太平洋に浮かぶ常夏の島、フィジー。透明度の高い海や美しい星空が広がり、旅行先としてはもちろん、ハネムーンや新婚旅行でも根強い人気を誇っています。
そんなフィジーですが、南国らしいおおらかな一面や、日本にはないような不思議な文化もたくさん。今回は、筆者がフィジー滞在中に驚いた現地の習慣や文化をご紹介します。
「フィジータイム」と呼ばれる独特の時間感覚がある
まず日本と違う!と感じた点は、時間の流れの早さ。フィジーでは、南国らしいゆったりとした時間が流れていて、その時間は俗に「フィジータイム」と呼ばれています。
普段日本で暮らしていると、時間がない!と焦ってしまうこともありますが、フィジーでは、どんな時も急がず焦らずという考えが浸透しています。
フレンドリーな国民性
フィジーにはフレンドリーな人が多く、地域差こそありますが、街を歩いているだけで、「Bula!(こんにちは!)」と声を掛けられることもしばしば。また、バスで隣になった人や、バス停で一緒にバスを待っている人から世間話を持ち掛けられることも多く、そこから友達の輪が増えることも。
あたたかいフィジーの人たちの人柄で、慣れない旅先での緊張もふっとほぐれるかも知れません。
人と持ち物を共有する文化がある
日本にはないフィジー独特の文化の1つが「ケレケレ」と呼ばれるもの。見ず知らずの人と、自分の持ち物を共有する文化・・・と聞くとぎょっとしてしまいますが、実はフィジーに伝わる助け合いの文化なのです。
「ケレケレ」とは、日本語に直訳すると「お願い」という意味で、何か困っている人がいたら、見返りを求めずに相手を助けるという習慣を表しています。人と人との直接的な関わりが薄れつつある現代で、こうした助け合いの精神が受け継がれているのはなんだか素敵ですね。
路線バスに時刻表がない
フィジーのバス停で驚くのが、路線バスに時刻表がないこと(高速バスには時刻表があります)。そのため、バスに乗りたい時はまずバス停に行き、次に来るバスをひたすら待つというスタイルです。
いつ来るか分からないとなると、どのくらい待つのだろうか・・・と不安になってしまいますが、ナンディに滞在していた筆者の経験では、30分以上待つことはありませんでした。
フィジーへは、2018年7月より成田空港から直行便の運航が開始される予定です。これを機に、笑顔と優しさあふれるあたたかな南の国、フィジーを訪れてみませんか。
[History and Tradition in Melanesian Anthropology]
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