【話題】パリ観光は下を向いて歩こう?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー

Posted by: 倉田直子

掲載日: Mar 13th, 2018

パリ観光で見逃せない観光名所!?素敵なパリの床を、ご自身のおしゃれな足元と一緒に収める写真家の作品が話題です。インスタグラムのフォロワー数16万以上、思わず見惚れる「パリの床」とは?フォトジェニックな「パリの床」を撮影場所と共にご紹介。

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

ファッションの都であるフランスのパリでは、洋服だけでなく建物も優雅で見ごたえがあります。「おしゃれは足元から」という言葉があるように、美しいパリの街は、床もそれぞれ個性的。そんな素敵なパリの床を、ご自身のおしゃれな足元と一緒に画像に収めるカメラマンの作品が話題を呼んでいます。普段なかなか見ることができないパリの床を、散歩気分で見てみましょう。

パリの個性的なモザイク&タイルとスタイリッシュな靴たち

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

これは、パリ有数のラグジュアリーホテルである「ペニンシュラホテル」(Peninsula Hotel Paris)の素晴らしいモザイクタイルの床。そしてフレームインしているシックな革靴は、ドイツ出身フォトグラファーのSebastian Erras氏の足元。学生時代はビジネスを専攻されていたそうですが、写真への情熱に目覚めたことでプロのフォトグラファーとして身を立てるようになったのだとか。現在は、インテリアや建築に関するプロジェクトのためにヨーロッパ各地を飛び回られています。

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

彼がとらえるパリの床の画像は「Parisian floors」(パリの床)と呼ばれ、SNSで話題を呼んでいます。インスタグラムのフォロワーは、2018年3月現在で、なんと約16万4千人!

先ほどのペニンシュラホテルの床と同様に、花びらのようなモザイクが美しいこの床は、なんとディズニーランド・パリから。Erras氏によると「ディズニーランド・パリには美しいタイルやモザイクの床がたくさんある」のだそう。筆者も行ったことがあるのですが、全く気が付きませんでした。やはり目の付け所が違うのでしょうね。

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

こちらは、パリの道「Cours de Vincennes」からの一枚。なんだか白梅のような可憐な花ですね。

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

植物つながりで、ヌイイ・シュル・セーヌ (Neuilly-sur-Seine)からは小さな花のタイルを。ジャスミンでしょうか?茶色い革靴とも上手く調和しています。

扇形のパターンのモザイク&タイル

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

そしてErras氏の画像を見て気が付くのは、パリの床に意外と多いのがこの扇形のパターン。日本の「青海波」(せいがいは)という、波を意匠化した模様に似ていますね。上の画像は、レピュブリック広場(Place de la République)付近での一枚。

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

こちらは、Boulevard Saint-Germainという通りにあるカフェ「Café de Flore」のモザイクの床。

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

Rue de Rivoliという通りにあるカフェ「Café Benjamin」の床は、大ぶりな扇形。Erras氏の靴もかっこいいです!

お次は、直線的なモザイクを見てみましょう。

直線的なモザイク&タイル

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

これは、ナシオン広場にある「Le Dalou」というレストランの繊細なラインのモザイク。

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

「LeParisiencafé」というカフェからは、こっくりとした太いラインを描くモザイクをとらえています。

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

「Mon Paris」というブラッセリ―の床は、まるで青と白で編まれた網の上を歩いているような気分になりそうです。

センス抜群!不規則なパターンのモザイク&タイル

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

お次は、不規則なパターンの床を見てみましょう。パリ中心部の「Boulevard Raspail」という大通りからは、まるで春の色合いを床に閉じ込めたようなパステルカラーの床が。Erras氏の靴もカジュアルな軽やかさがありますね。

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

こちらは、サン・トゥアンというエリアのフランス料理店「Ma cocotte」の床。赤と黒をベースにしたパターンですが、全く異なる数種類の模様のタイルを組み合わせているのは流石のセンスですね。

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー
(c) Sebastian Erras

モンパルナスのブラッスリ―「La Coupole」は、レトロな模様のモザイクで。店名が「丸天井」という意味なので、半円が効果的に取り入れられています。

ガールフレンドと共演も

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー

(c) Instagram/Sebastian Erras

実はこの「Parisian floors」シリーズには、ゲストとして時々Erras氏のガールフレンドも参加されています。お二人とも足元がおしゃれですね!

パリ観光は下向きに?素敵な床を撮り続けるフォトグラファー

(c) Instagram/Sebastian Erras

見ているだけでパリのお洒落な街並みを想像できる「Parisian floors」シリーズ。床と靴だけでこれほどの世界観を造り上げられるのは素晴らしいですね。

Erras氏のインスタグラムには新作が定期的にポストされているので、ご興味あればぜひのぞいてみてください。
そしてパリ旅行の際には、ぜひ足元にもご注目を!

[Sebastian Erras Photography]
[Instagram/ Parisian floors]

PROFILE

倉田直子

Naoko Kurata ライター

オランダ在住ライター。元バックパッカーの旅行愛好家。2004年に映画ライターとしてデビュー。2008年、北アフリカのリビアへ移住後に海外在住ライターとして活動スタート。2011年から4年間のUKスコットランド生活を経て、2015年夏にオランダへ再移住。著書「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
https://www.amazon.co.jp/dp/B0758JCDTM/

オランダ在住ライター。元バックパッカーの旅行愛好家。2004年に映画ライターとしてデビュー。2008年、北アフリカのリビアへ移住後に海外在住ライターとして活動スタート。2011年から4年間のUKスコットランド生活を経て、2015年夏にオランダへ再移住。著書「日本人家族が体験した、オランダの小学校での2年間」
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