(c)Atsushi Ishiguro
実は日本と比べると犯罪が多い!
「ニュージーランドは安全な国」と思われがちですが、犯罪の発生率は日本の8.6倍と高いので十分な注意が必要です。外務省の情報によれば特に以下の犯罪が多発しているそうです。
• 置き引きや車上狙い
• 空き巣等の窃盗事件
性犯罪についても日本と比べて発生率が断然高いそうです。安全だというイメージに惑わされずにきちんと備えておきましょう。
それでは、ニュージーランド観光局が運営するウェブサイト「100% Pure New Zealand」での注意事項を見てみましょう。
まずは自分の身の安全について
① 携帯電話を持ち歩いて、何かあればすぐに警察111(無料)に電話。
② 信頼できる人と一緒に旅すること。
③ 知らない人の車には乗せてもらわない。ヒッチハイクをしない。
④ 夜は、他に人がいるところには行ってもよいが、公園の暗がりなどを通って近道などしない。
⑤ 知らない人からの飲み物は飲まない。自分の飲み物からは目を離さない。
⑥ 非常時に使える、簡易な治療キットをもっておく。
①から④は日本にいても気を付けていることだと思います。⑤がびっくりですよね。これは、何かを入れられてしまうということだと思いますが、ちょっと日本では考えられません。⑥は絆創膏程度ならバッグに入れている人もいると思いますから、その程度でいいんだと思います。
持ち物の安全について
① 宿泊先の部屋、車ではカギをかけておくこと。
② 貴重品は金庫に預けること。また車に置いたまま駐車しておかないこと。
③ 荷物、財布、カメラなどは、公共の場では身に着けておくこと。
④ 多額の現金や宝石を持ち歩かない。
⑤ ATMを使うときにはなるべく少額を、昼間のうちにおろすこと。
⑥ 車の中に、地図や荷物、旅行ガイドなどを置いておかないこと。
⑦ キャンピングカーを使う場合には所定の場所に停めること。
④と⑤、どうしたらいいでしょうか。その日のお小遣い以外の現金や宝石はホテルの金庫に入れておいたほうがよさそうです。ATMも、その日のお小遣い程度の金額にしておいたほうが安心ですね。
②と⑥は、海外ではごく当たり前の注意事項。駐車場での車上荒らしはどこの国でも発生しています。キャンピングカーを所定の場所に停めるというのは、日本人にとってはいつものマナーですよね。
現地で見かけた危険・注意の表示板など!
ニュージーランドを旅していて見つけた、危険や注意を喚起するための表示板なども、日本では見かけないものがあります。
【ペンギン横断注意!】
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ニュージーランドでは野生のペンギンが陸に住んでいることもあるので注意です。
【サメ注意のベル!】
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このポールに鐘がついていて、サメが来たら鳴らします。オーストラリアだけじゃないんですね。
【もしかしたら膀胱がんかも】
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空港のトイレにありました。色合いで注意すべきことが書いてありましたよ。それにしても、ティーカップってちょっとどうかなと。
【横断歩道はボタン式】
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日本では、歩行者用に信号を変えるボタンを使った交差点は、交通量の少ない場所などにたまにありますが、NZでは都会でもほぼこれがついてます。押しましょう。
【指名手配か!?】
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指名手配書が張り出されているかと思ったら、地元のバンドのライブ告知でした。
備えあれば憂いなし。安全なイメージに惑わされずに、いつでも注意しましょうね。
[外務省|安全対策基礎データ]
[100%Pure New Zealand|HEALTH AND SAFETY]
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