日本の都道府県にはさまざまな見どころがあります。全国各地、繰り返し行くチャンスは少ないと考えると、できれば必見のエリアを効率よく周りたいはず。
そこで今回はTABIZINE5周年を記念して、TABIZINEで執筆する旅慣れたライターたち22人に、各都道府県の主要観光地一覧を提示し、その中からTOP5を選んでもらいました。その結果を独自のシステムで採点し、集計して独自ランキングを作成してみましたので、ぜひともチェックしてみてください。今回は岐阜編です。
第5位・・・奥飛騨温泉郷(7.5ポイント)
最初は奥飛騨温泉郷がランクインしました。奥飛騨温泉郷とは平湯や新穂高、福地、新平湯、栃尾といった5つの温泉地の総称ですね。中部山岳国立公園内、飛騨山脈の山奥にある温泉地で、東京の方から見れば飛騨山脈の裏側にある温泉です。
岐阜県には幾度となく足を運んでいる筆者としても、奥飛騨温泉郷を岐阜県No.1の観光地として推させてもらいました。TABIZINEでも過去に取り上げましたが、この辺りは寸志を払えば入れる荒神の湯など魅力的な野天風呂があって、雰囲気たっぷりです。近隣の観光地として新穂高ロープウェイを推す声もありましたよ。
第4位・・・郡上八幡と郡上おどり(10.5ポイント)
第4位は外国人観光客にも人気の郡上八幡と郡上おどりがランクインしました。郡上八幡は町中に清流が流れる美しい城下町。江戸時代に起源を持つと言われる日本三大民謡踊りの郡上おどりは、盂蘭(うら)盆会に夜を徹して踊り明かすユニークな催しになっています。観光客の誰もがその場で飛び入り参加して踊れる点もいいですよね。輪に入れば地元の人が声をかけてくれて、熱心に踊りを教えてくれます。そのウェルカムな雰囲気に、感動すら覚えるはず。
といったコメントと共に、郡上おどりを岐阜県No.1と評価する声もありました。ぜひとも8月13~16日に行われる徹夜踊りに、飛び入りで参加してみてくださいね。
第3位・・・下呂温泉(12ポイント)
日本三名泉の1つとも言われる下呂温泉が第3位に入りました。下呂温泉は温泉の泉質ももちろんですが、町並みも風情があっていいですよね。
「古い温泉地には、それぞれ独特の魅力があります。奥座敷といった風情がいいです」(石黒アツシ)
などと、やはり泉質だけではなく、町並みの風情を評価する声も多くありました。無料の足湯もたくさんありますから、美濃加茂方面から飛騨木曽川国定公園を日帰りドライブする際の目的地として、下呂を目指してもいいかもしれませんね。
第2位・・・白川郷(21.6ポイント)
世界遺産にしてミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで3つ星を獲得している白川郷が第2位にランクインしました。富山県の五箇山と併せて、合掌造りの家屋が今もなお残る集落になります。五箇山に比べて白川郷の方が規模も大きく観光地化が進んでいるため、分かりやすく雰囲気を楽しめるかもしれませんね。
「新緑の季節に訪れました。美しかったです。合掌造り集落はやっぱり冬にも見てみたいです」(青山沙羅)
などと、同地を高く評価する声がたくさんありました。コメントにもあるように、冬は雪に埋もれた集落のライトアップを楽しめます。春夏秋冬、楽しめる観光地ですよ。
第1位に行く前に・・・番外編
岐阜県でも番外編を紹介します。番外編とは、他に投票するライターが居ない中で、誰か1人だけが最高評価を与えていた観光地があれば、紹介するコーナーになります。
岐阜編では、飛騨古川の白壁土蔵街が挙げられていました。飛騨古川とは飛騨高山に隣接した歴史ある町で、規模こそ飛騨高山ほどではありませんが、風情ある町並みの散策を楽しめます。
といったコメントと共に、同地に最高評価を与える声もありました。飛騨古川は民泊、サイクリングなどでも人気です。飛騨高山の旅行がてら、立ち寄ってみてくださいね。
第1位・・・さんまち通り(22.4ポイント)
第1位は飛騨高山の中心地区、さんまち通りが選ばれました。さんまち通りとは、上一之町、上二之町、上三之町、あるいは下一之町、下二之町、下三之町周辺の町の中心部を貫く通りで、古い町並みが軒を連ねる重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)になります。世界中から集まる観光客が、人力車や徒歩で散策を楽しんでいますよね。
「見どころが多いですし、楽しい散策ができます」(米田ロコ)
などと、同地を高く評価する声はとても多かったです。飛騨高山旅行では必ず立ち寄りたいスポット。未体験の人は機会を見つけて訪れたいですね。
以上、プロの旅ライターが選ぶ岐阜県の観光地TOP5でしたが、いかがでしたか? 他には長良川のリバーサイドにある川原町散策などを推す声も目立ちましたました。岐阜タウンには岐阜城もありますし、長良川の鵜飼いもあります。見どころの尽きない岐阜県。何度も機会を見つけては訪れたいですね。
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●調査内容:47都道府県のおすすめ観光地
●調査実施期間: 2018年7月18日~2018年7月31日
●調査人数:22名(男性:4名 女性:18名)
●調査対象:TABIZINEにて記事を執筆するトラベルライター