日本の都道府県にはさまざまな見どころがあります。全国各地、繰り返し行くチャンスは少ないと考えると、できれば必見のエリアを効率よく周りたいはず。
そこで今回はTABIZINE5周年を記念して、TABIZINEで執筆する旅慣れたライターたち22人に、各都道府県の主要観光地一覧を提示し、その中からTOP5を選んでもらいました。その結果を独自のシステムで採点し、集計して独自ランキングを作成してみましたので、ぜひともチェックしてみてください。今回は滋賀編です。
第5位・・・近江八幡の町歩き(6.4ポイント)
最初は風情のある水都、琵琶湖の東岸にある近江八幡の町歩きが選ばれました。近江商人の商業都市としても知られていますよね。特に八幡堀の景観は風情があって、とてもいいです。筆者も個人的にお気に入りのスポット。同じように、
など、近江八幡の町並みを推す声も目立ちました。
といったように、近江八幡日牟禮ヴィレッジを推す声もありました。同地は近江八幡の氏神様である日牟禮八幡宮と八幡堀に挟まれるような場所に位置します。地元では圧倒的な知名度を誇る和菓子のたねやの店舗、たねやの洋菓子部門であるクラブハリエの店舗、さらには茶屋やカフェが林立したゾーン。町歩きで疲れたら、ぜひとも立ち寄ってみてくださいね。
第4位・・・黒壁スクエア(8.5ポイント)
次は黒壁スクエアがランクインしました。黒壁スクエアは琵琶湖東岸でも北部にある長浜市、歴史的に言えば羽柴秀吉の城下町にある観光地。古い銀行をリノベーションした黒壁ガラス館を中心に、カフェなどの飲食店、ガラス工芸に関連した施設などが入る、リノベーション建築が林立するエリアになります。
といったコメント共に、同地を滋賀県でNo.1のスポットに推す声もありました。湖北エリアを旅する場合は、必ず立ち寄りたいスポットと言えそうですね。
第3位・・・彦根城(12.2ポイント)
近江八幡、長浜と同じく琵琶湖の東岸に位置し、両市の中間に位置する彦根市の彦根城が、第3位にランクインしました。歴史的に言えば、井伊家35万石の城下町ですね。彦根城は国宝のお城。他に国宝のお城と言えば姫路城、松本城などですから、その顔ぶれからして価値の高さが分かります。着工は関ケ原の直後の1604年で、現在もその天守閣が残っていますから、すでに400年以上の歴史があるのですね。
「国宝を鑑賞できるスポットです」(内野チエ)
といったコメントと共に、同地を高く評価する声も多かったです。併せて彦根城の目の前にある夢京橋キャッスルロードを推す声もありました。彦根城とセットで楽しみたいですね。
第2位・・・琵琶湖(15.3ポイント)
第2位には滋賀県の象徴、琵琶湖が選ばれました。
「周囲を散策するだけでどんどん気分が上がっていきます。明るいエネルギーが発せられているようです」(鳴海汐)
「日本最大の湖」(青山沙羅)
などと、絶賛の声も多く集まっています。コメントにもあるように、確かに海のような広さは圧巻。目測ですが、手元の地図で見ると琵琶湖と静岡の三河湾はほとんど同じような広さになっています。個人的にJR湖西線に乗る機会が多いのですが、車窓に広がる琵琶湖の風景には、筆者も思わず見とれてしまいます。湖畔に面して建てられた家屋などを見ると、静かで美しい家主の暮らしぶりが想像できて、うらやましくなってしまうほど・・・。
琵琶湖の湖岸に沿って針江 生水の郷のような水郷も数多く点在しています。それらの水郷地帯を評価する声もありました。琵琶湖の魅力は尽きそうにありませんね。
第1位・・・比叡山延暦寺(15.6ポイント)
歴史の教科書にも登場する比叡山延暦寺が第1位に選ばれました。比叡山自体は京都府との府県境に位置していますが、延暦寺は滋賀県内にあります。とはいえ世界文化遺産では古都京都の文化財として延暦寺も含まれていますから、京都旅行のついでに足を延ばしてみるといいかもしれませんね。
「1泊の修行体験をしました。音を立ててはいけないとか、早朝に起きるとか、つらかったのが良い思い出です」(鳴海汐)
などのコメントとともに、同地を推す声が目立ちました。教科書にも載るほどの有名な観光地を、その目で確かめてみてくださいね。
以上、プロの旅ライターが選ぶ滋賀県の観光地トップ5を紹介しましたが、いかがでしたか? 他には信楽焼や忍者で有名な甲賀、琵琶湖に浮かぶ竹生島と沖島などを推す声もありました。美しい風景が連続する見どころたっぷりの県ですから、京都や愛知と岐阜など各方面から入って、楽しみたいですね。
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●調査内容:47都道府県のおすすめ観光地
●調査実施期間: 2018年7月18日~2018年7月31日
●調査人数:22名(男性:4名 女性:18名)
●調査対象:TABIZINEにて記事を執筆するトラベルライター