北は亜熱帯、南は熱帯という気候も手伝って、冷たい飲み物をテイクアウトできるドリンクスタンドが発達している台湾。台湾に行ったら、タピオカドリンクを飲むことを楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
近年、インスタグラムなどのSNSの人気を受けて、台湾ドリンクの定番タピオカもフォトジェニックに進化しています。
なんと、幻想的な青いタピオカまで登場。
キャッチフレーズは「毎杯は芸術の如し」。健康素材と美味しさにこだわった「ボビーフルーティー」のドリンクは、見た目だけでない、本物のタピオカドリンクです。
カラフルなタピオカドリンクが揃う「ボビーフルーティ」
MRT東門駅から徒歩3分。台北のおしゃれタウン、永康街に登場した個性派ジュースショップが「ボビーフルーティ(Bobii Frutii)」。
台湾ドリンクの定番素材であるタピオカと、フルーツや抹茶、花といったさまざまな素材を組み合わせた唯一無二のオリジナルドリンクが売りのお店です。
商品のネーミングをとっても、「Mermaid’s Tears(人魚の涙)」、「Pandora Treasures(パンドラの宝)」、「Don’t Want to Work(働きたくない)」など、一つひとつにストーリー性をもたせるこだわりが感じられます。
台湾のジュースショップはテイクアウト専門のところも多いですが、ボビーフルーティにはカフェスペースがあり、店内で座って飲むことも可能。ショッピングの合間の休憩や、観光プランの作戦会議にもぴったりです。
シグネチャードリンク「人魚の涙」
楽しいドリンクのラインナップがそろうボビーフルーティの看板メニューとなっているのが、その名も「Mermaid’s Tears(人魚の涙)」。人魚が棲む海をイメージした色使いで、マンゴーとレモン、ハチミツ、牛乳を使ったスムージーです。
なかでも目を引くのが、ほかでは見かけないブルーのタピオカ。「カラフルなドリンクは見た目はいいけど、身体に悪そう」「おいしくなさそう」とお思いでしょうか。
実はこのタピオカ、東南アジアでは古くからハーブティーなどとして飲まれているマメ科の植物「バタフライピー」で色づけしたもの。
ボビーフルーティのタピオカは、人口着色料や人口香料を使用せず、丁寧に手作りした自然な風味と食感が自慢。ただ見た目が美しいだけでなく、素材や製法にもこだわっているのです。
見た目だけじゃなく味もおいしい
気になる「人魚の涙」のお味は・・・フルーティーでほのかにミルキー。そして、後味はさっぱりとしています。
マンゴーのフルーティーな風味とほどよい甘みは感じられるものの、全体としてはすっきりとした自然なおいしさ。なめらかなスムージーの層と、シャリシャリとした氷の層、タピオカの層と、3つの異なる食感が味わえ、最後まで飽きずに楽しめます。
「日本に上陸したら絶対流行るだろうな」と感心してしまいました。なにしろ、見た目がかわいなだけでなく、味も予想以上のおいしさ。さらに、健康にも配慮していると三拍子そろっているわけですから。
期間限定ドリンクも登場
ボビーフルーティでは、宇治抹茶や牛乳を使った「Uji Snow」、キウイや緑茶を使った「Green Romance」などの定番ドリンクのほかに、期間限定ドリンクも登場します。
写真右は、マンゴーとイチゴを使ったスムージーに抹茶タピオカをトッピングした「Evil Bitch」。
なんともインパクト大のネーミングですが、そのお味は実にさわやかでフルーティー。ほんわかした優しい甘さの「Mermaid’s Tears」と比べると、元気いっぱいのストレートなフルーツの甘みが楽しめます。
フルーツスムージーに抹茶タピオカという意外な組み合わせですが、これがなかなかよく合うんです。口に入れた瞬間は普通のタピオカと変わらないように感じられますが、しだいに抹茶の豊かな香りとほのかな苦みが口の中に広がり、フルーツの甘さとさわやかさを引き立ててくれます。
世の中にいわゆる「インスタ映えドリンク」は数あれど、ボビーフルーティーのドリンクは、見かけだおしではなく、健康に配慮した素材を使い、それぞれの素材の相性を追求して作られた、本物のタピオカドリンク。
一度飲んでみれば、ほかにも色々な種類を試してみたくなってしまうこと請け合いです。