「ビジネスクラスなんてもったいない。狭くてもエコノミーを使って、現地で贅沢したい。」でも、思ったほど高くないとしたら。長距離路線に中国系航空会社という選択を考えてみませんか。
中国系航空会社 ビジネスクラスの価格
2017年10月トロント往復に中国東方航空を、2018年11月フランクフルトinパリoutで中国国際航空を、それぞれビジネスクラスで利用しました。チケットは各社のホームページから予約しました。行き、帰りとも、乗り換えは中国の空港で一度だけです。
日本からの往復料金は返金不可のチケットでどちらもおよそ21万円でした(燃油不課税や税金が別途4万円くらいでした)。エコノミーの場合は同じ会社でおよそ往復9万円でした(燃油不課税や税金は同じ金額です)。
差額は往復で12万円、片道では6万円となります。片道のみビジネスでも予約できます。日系、欧米系航空会社の直行便ビジネスクラスは往復総額で35万円くらいでした。こちらは片道10万円以上のアップです。
ビジネスの快適度
座席はフルフラットになります。横幅も十分。新しい機材ほど広くなっているようです。掛け布団も配布され、ペアシートを選ばなければ、出入り口が独立しており、他の人に起こされる心配もありません。
食事は前菜、メイン、デザートの3コース。欧米系、中東系航空会社のビジネスクラスよりかなり美味しいと言えます。
特筆すべきは乗り継ぎ時間が合えば地方空港からでも上海、北京経由でほぼ同じ料金だということです。地方空港からは成田を経由するより早いかもしれません。
空港ではもちろんラウンジが使えます。中国の空港ではフラッグキャリアですからラウンジも充実しています。シャワーを浴びて、美味しい中華を食べましょう。麺や点心がおすすめです。
中継地での途中降機について
途中降機は無料です。中国国際航空のビジネスに至っては、市内から空港に戻ってくる送迎車も無料でした。しかし、1泊だけの途中降機はおすすめできません。
中国の空港はいつも大混雑です。セキュリティチェックにはビジネス・ファーストレーンがある場合がありますが、入国審査にはありません。上海空港ではビジネスでも搭乗まで2時間かかりました。
中国系航空ビジネスクラスは得か?
東京発の場合、直行便と比べると短くても片道4時間ほどのロスになりますが、長時間のフライト後、万全の態勢で旅程をこなせることを考えれば時間のロスは気になりません。また、体力に自信がある方はフルフラットで最新の映画を見ながら飲み放題、ほぼ食べ放題が延長されると考えてみることもできます。
マイルも貯まります。中国国際航空のヨーロッパ往復ではANAのマイルがおよそ15,000マイル貯まりました。これで国内線往復でがきます。
片道6万円、往復12万円のプラス出費。悩ましいですが、手に届きそうな金額です。
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