みなさん、ボンジュール! 最近、フランス人の新しい彼ができたイヴォンヌ麗です。「イヴォンヌはバレンタインに、何が欲しい?」って、聞かれたわ。フランスのバレンタインは日本と違うこと、すっかり忘れてました。というわけで、今回はフランスのバレンタイン事情について、です。
女性がラクできる日
男性が女性をエスコートして、カップルで過ごすのがフランス流。レストランで素敵なディナータイムを楽しみ(支払いは男性)、プレゼントをもらい(交換する場合もあり)、ロマンチックな時間を過ごす・・・という、女性にはとてもうれしい1日です。子どもがいて外出するのが難しいカップルは、男性が手料理を振る舞うことも。
お返しは“誘惑”!?
それでは、女性は何をしなくてもいいの? と言えば、そういうわけでもありません。女性はバレンタイン仕様のセクシーな服やランジェリーに身をまとい、いつも以上に美しい自分を演出!
バレンタインの時期に、ブティックやランジェリーショップから届くメルマガには、「séduction(誘惑)」という文言が目立ちます。そしてもちろん、そのメルマガに掲載されている服やランジェリーはセクシーかつ、イメージ写真のようにエロティックです。大和撫子にとっては、身につけている自分を想像するだけで恥ずかしくなるレベル!
赤いランジェリーが店頭に並ぶ
「赤い下着=バレンタイン」を希望するフランス人男性は多いとみえて、バレンタイン期間のランジェリーショップには赤い下着のディスプレイが目立つように。情熱的な赤いランジェリーと同じぐらい、シックな黒の下着も人気があります。ちなみにイヴォンヌの彼も、バレンタインには赤いランジェリーがいいそうです。
プレゼントの定番は?
フランス人男性から女性への、バレンタインの定番ギフトは花束です。中でもバラのブーケは定番中の定番。アクセサリーやチョコレートも人気。女性にまとって欲しい、セクシーなランジェリーを贈ることもあります。
まるで日本のクリスマス・イブ!
愛する人とふたりで、甘いひと時を過ごすフランスのバレンタイン。それはまさにかつての日本のクリスマス・イブとほぼ変わらない1日と言えるでしょう。バレンタインはどこのレストランもカップルだらけになるので、シングルには辛い1日です。
女性はセクシーな自分を演出することも、バレンタインを盛り上げるスパイスのひとつ・・・というのが、愛の国フランスらしいですよね。
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