【2019年版】大激戦、関空発着主要LCCまとめ

Posted by: 春奈

掲載日: Feb 18th, 2019

日本で最もLCC(格安航空会社)の路線が充実している空港といえば、関西国際空港。国内線はもちろんのこと、アジアやオセアニア、ハワイにいたるまで、近距離~中距離の海外へもLCCで気軽に行けるようになりました。激戦の関空発着の主要LCCをご紹介します。


(C)JHENG YAO / Shutterstock.com

日本で最もLCC(格安航空会社)の路線が充実している空港といえば、関西国際空港。国内線はもちろんのこと、アジアやオセアニア、ハワイにいたるまで、近距離~中距離の海外へもLCCで気軽に行けるようになりました。LCCだけで就航航空会社は15社を超える、激戦の関空発着の主要LCCをご紹介します。

ベトジェットエア

ベトジェットエア

ベトジェットエアは、ベトナムの首都ハノイに本拠を置くベトナム発のLCCで、関空には2018年11月に第一便が就航したばかりです。関空から利用できるのは、ホーチミン行きとハノイ行き。乗り継ぎ便を利用すれば、東南アジア各地に足を延ばすこともできます。
 

ピーチアビエーション

関空を拠点とするLCCの代表格が、ANAホールディングス傘下のピーチアビエーション。
関空と日本国内と東アジアの都市を結ぶ路線を多数運航しており、関空発着の路線数は15以上。

国内線の目的地は、札幌や釧路、仙台、新潟、東京(成田)、松山、福岡、長崎、宮崎、鹿児島、沖縄、石垣と、北から南まで国内の主要都市を網羅しており、国際線の目的地は、ソウル、釜山、香港、台北、高雄、上海など、近場の東アジアの主要都市に気軽に行ける体制が整っています。
 

ピーチアビエーション
https://www.flypeach.com/pc/jp

ジェットスター

国内線を運行するLCCで、ピーチアビエーションと並ぶ知名度を誇るのが、ジェットスター。

国内線の目的地は、札幌、東京(成田)、高知、福岡、宮崎、熊本、沖縄と、ピーチアビエーションに比べると数が少ないものの、国際線は、台北、香港、マニラ(フィリピン)、クラーク(フィリピン)、ハノイ(ベトナム)、ケアンズ(オーストラリア)など、ピーチアビエーションにはない地域への路線も充実しています。乗り継ぎ便を利用すれば、目的地は東南アジア各地やオーストラリア各地へと、さらに広がります。

※ジェットスター・ジャパン、ジェットスター・アジア航空、ジェットスター・パシフィック航空の運航便をまとめて記載しています。
 

バニラエア

2019年度末をめどに、ピーチアビエーションとの統合が予定されているバニラエア。関空から運航されているのは、奄美大島行きと台北行きの2路線。運航路線数は少ないですが、奄美大島に格安で行くには最適のLCCです。
 

エアアジア

アジアを代表する国際LCCが、マレーシア・クアラルンプールに本拠を置くエア・アジア。関空から運航しているエアアジア便は、クアラルンプール、バンコク(タイ)、ホノルル(ハワイ)行きなど中距離国際線の便が中心で、2019年1月末には、台北行きの便も就航しました。東南アジアを旅する際には、真っ先に利用を検討したいLCCのひとつです。

※エアアジアXと、タイ・エアアジアXの運航便をまとめて記載しています。
 

春秋航空

春秋航空は、もともと上海に本拠を置く中国のLCCで、2012年に日本法人が設立されました。目的地はやはり中国が中心で、関空から利用できるのは、上海、大連、西安、天津、武漢など中国9都市への便。中国本土に行くなら便利なLCCです。
 

春秋航空
https://jp.ch.com/

スクート

スクートはシンガポール発のLCC。関空からはシンガポールと台湾の高雄行き、ハワイ・ホノルル行きの直行便を運航しています。
 

セブパシフィック航空

セブパシフィック航空は、その名の通りフィリピンのセブとマニラに拠点を置くLCC。関空から直行便で行けるのは、フィリピンの首都マニラとセブ島。乗り継ぎ便を利用すれば、ボラカイ島など魅力あふれる離島も目指せます。
 

セブパシフィック航空
https://www.cebupacificair.com/ja-jp

タイガーエア台湾

タイガーエア台湾は、台湾を本拠とするチャイナエアライン傘下のLCC。関空に就航したのは2015年のことで、台北行きと高雄行きの直行便を運航しています。
 

タイガーエア台湾
https://www.tigerairtw.com/jp/

チェジュ航空

チェジュ航空は、2005年に設立された、韓国を代表するLCCのひとつ。関空からは、ソウル、釜山、清州 (チョンジュ)、務安(ムアン)へのフライトを運航しています。
 

ティーウェイ航空

ティーウェイ航空は韓国初のLCCで、2004年に「韓星航空」として創業し、2010年に「ティーウェイ航空」に社名変更しました。関空からは、ソウルや大邱(テグ)、チェジュ、釜山、グアムへの直行便があり、韓国旅行の際には有力な選択肢となりそうです。
 

ティーウェイ航空
https://www.twayair.com/main.do

香港エクスプレス

香港エクスプレスは香港で設立された航空会社で、2004年にフルサービスのエアラインとして誕生しましたが、2013年にLCCに転換されました。関空からは香港への直行便を運航しており、乗り継ぎ便で台湾やタイ、ベトナムへも行くことができます。
 

香港エクスプレス
https://www.hkexpress.com/ja/

関空発LCC利用時に注意したいこと

関空ターミナル

関西国際空港には第1ターミナルと第2ターミナルがあり、第2ターミナルはLCC専用です。しかし、現在ターミナル2を利用しているのは、ピーチアビエーションと春秋航空、チェジュ航空の3社のみ。その他のLCCは、第1ターミナルからの出発となりますので、間違えないよう注意しましょう。

また、機内持ち込み手荷物許容量は、利用する航空会社やチケットプランにもよりますが、7キロまたは10キロのところが多くなっています。空港で重量オーバーが判明し、受託手荷物を追加する場合、事前にオンラインで購入するよりも大幅に割高となるため、荷物の重量チェックは忘れずに。特に日系LCCは、最近チェックインカウンター周辺や搭乗ゲート付近での重量チェックが厳しくなっているので、要注意です。

LCCをより安く利用するには、セールの活用が効果的。気になるLCCのメールマガジンに登録するなどして、いち早くセール情報をゲットできるようにすれば、LCCは節約旅行の強い味方になってくれます。
 

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PROFILE

春奈

Haruna ライター

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・コラムニスト・広報として活動中。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。半年間のアジア横断旅行と2年半のドイツ在住経験あり。現在はドイツ人夫とともに瀬戸内の島在住。

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