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リヨンからバスで1時間程の場所にあるぺルージュ(Pérouges)は、「フランスで最も美しい村」のひとつ。リヨンから日帰りで行ける人気の観光スポットです。小高い丘を見上げると城壁に囲まれた村がある様子は、まるでラピュタの世界。中世の街並みが美しい村ぺルージュを紹介します。
フランスで最も美しい村のひとつ
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貴重な歴史を持つフランスの小さな村の保護と観光促進を目的として、1982年に設立された「フランスで最も美しい村」協会。2019年3月現在、14地方圏70県にある158か所の村がメンバーとなっています。
ぺルージュ下門(Porte d’en bas) (c)minacono
リヨンの北東36kmにあるぺルージュ(Pérouges)もメンバーのひとつで、15~16世紀の中世時代の街並みがそのまま残されたような場所です。小高い丘の上の周囲を壁に囲まれた鷹巣村で、一周するのに歩いて20分くらいの小さな村。石造りの建物、石畳、石壁・・・どこを切り取っても絵になるフォトジェニックな街並みが印象的な場所です。
レストランの入口でくつろぐ看板犬 (c)minacono
猫も道端でのんびり (c)minacono
城郭教会(L’église forteresse)
上門のすぐ側にある城郭教会の入口(左) (c)minacono
城壁に囲まれているぺルージュ村には2つの門があります。入口のひとつ、上門(Porte d’en haut)のすぐ横にあるのが城郭協会(L’église forteresse)で、15世紀に建てられた古い教会です。建築時の中世時代は大きなステンドグラスを作る技術がまだなかったため、この教会は小さなステンドグラスがいくつか壁に配置されています。小さなステンドグラスを通して、太陽光が室内を優しく色鮮やかに照らす教会内。石造りの閉め切った空間なので、中に入ると少しひんやり感じるような落ち着いた雰囲気が印象的です。
太陽光が優しくテラス教会内 (c)minacono
城郭教会の裏にある中庭 (c)minacono
名物スイーツ!ぺルージュのガレット
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ガレットというとブルターニュ地方発祥のそば粉のクレープを想像しがちですが、もう一つ「丸い形の料理や菓子」という意味もあります。ぺルージュのガレットは、パンケーキの薄いバージョンというか、ピザのデザートバージョンといったイメージ。バターと卵、砂糖、小麦粉を混ぜたシンプルな焼き菓子で、表面には砂糖がまぶしてあり、サクふわっとどこか懐かしい味わいがします。
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テイクアウトをして歩きながら外でのんびり食べたり、村の中にあるカフェでコーヒーと一緒にゆっくり楽しむ事もできます。
ぺルージュへのアクセス
公共交通機関を利用する場合、リヨンからぺルージュの村の近くまでバスか電車で行くことができます。ぺルージュの電車の駅からは徒歩約20分、バス停からは徒歩15分くらいかかります。バスは片道2€と金額がお得なので、人気の高い交通手段です。
方面: リヨンからブール・アン・ブレス(Bourg en Bresse)方面
区間: リヨン・ギロチエ橋(LYON Pt Guillotière (Hôtel Dieu))⇔ぺルージュ(Pérouges Bifurcation)
所要時間: 1時間15分
料金: 片道2€(乗車の際運転手に現金で支払いOK)
2018/19年バス時刻表(フランス語)
【電車】SNCF社
方面: リヨンからアンベリュー・アン・ビュゲイ(Ambérieu-en-Bugey)方面
区間: リヨン・パールデュー(Lyon-Part-Dieu)⇔メクシミュー・ぺルージュ(Meximieux-Pérouges)
所要時間: 約40分
料金: 片道8.10€~(駅でチケット購入可)
2019年7月13日までの時刻表(フランス語)
公式サイト(英語): ぺルージュ観光局(Office de tourisme Pérouges)
[photos by minacono and naococla]
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